クラミジアによる不妊症 「僕が初めての男性だと言っていた妻だったのに」

以前
　少子化の原因の一つに、20代女性のクラミジアによる不妊があるのではないか
と書いたことがある。
2004-06-14 少子化のもう一つの原因
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20040614/p4

で、奥さんが20代かどうかわからないが
　結婚一年半で子どもを授からないので、検査したら、妻がクラミジア感染が原因で両側の卵管がほぼ閉塞していることが分かった夫
が、相談をしている。相談スレッドだし、内容が内容なので、ネタではないと思う。産婦人科領域への質問スレ パート23週スレッドより。

646 ：卵の名無しさん ：2006/07/31(月) 14:05:41 ID:JhXW9Vjm0
結婚して１年半の男です。

妻に妊娠の気配が無いので、不妊かどうかを妻が産婦人科で検査しました。
そうしましたら、妻がクラミジアに感染しており、それも長期に渡って感染していた可能性があり、
両側共に卵管閉塞になっているとの結果でした。
（自然な形の妊娠は、殆ど不可能に近いと言われました）

「ご主人様も検査して下さい」との事でしたので、私は泌尿器科へ行き上記の妻の結果を伝えた上で、
クラミジアの検査を受けました。検査は尿検査と血液検査です。
私の検査結果は、両検査共に陰性でした。

結婚後は一度もゴムを着けたことが無く、ナマでしていましたし、妻の話を聞いた後にネットで色々調べた結果、
100％私も感染していると思っていましたので、この私の検査結果に驚いています。

ちなみに妻について書きますと、
５年以上前（私と出会う前）から、生理の時の量が極端に少なくなっていた。さらにそれを医師に伝えたら、
おそらくその時には既に感染していた可能性があるとのこと。
卵巣には卵管閉塞のために、排卵しない（できない）卵子が多数確認でき（写真で私も確認済み）、感染が
つい最近ではないことは間違いないと思われます。

このように、クラミジアに感染している相手と何の予防も無く長期に渡り性行為をしているにも関わらず、
私のように感染しないという事は、ありえるのでしょうか？
それとも、私か妻のどちらかの病院に検査結果に誤りが考えられるのでしょうか？
もう一度、私が他の病院で検査した方がいいのかと悩んでいます。

詳しい方がいましたら、レスよろしくお願いします。

647 ：卵の名無しさん ：2006/07/31(月) 14:10:37 ID:zQR+RykF0
>>646
そんな夫婦仲に関係することは、いちいち掘り下げなくてよろしい。
目的は子供を得ることだろ？
さっさと夫婦で抗生剤飲んで、それから体外受精しなさい。

卵管閉塞のために排卵できなかった卵胞がエコーで卵巣に見える、ってところは間違っているぞ。

648 ：卵の名無しさん ：2006/07/31(月) 14:47:48 ID:Ual8vsgd0
>>647
禿同
詮索して、良い結果が得られたためしが無いよ
これから先のことを考えよう

一応、アドバイスすると、結婚後の妻にクラミジアが居なければ
貴方にもうつらない。

649 ：卵の名無しさん ：2006/07/31(月) 17:15:43 ID:JhXW9Vjm0
>>647>>648
ありがとうございます
最初の目的はそうでしたが今は・・・・
正直言って嫉妬とどす黒い感情が渦巻いていて目的が変わってしまっている気がします

自分が器の小さい男だというのは分かっていますがそれでもはっきりさせたいのです
妻は私が初めてだと嘘をついていた訳で不妊の上に不貞ともなるとこのまま結婚生活を続ける訳にはいかないかもしれません

＞結婚後の妻にクラミジアが居なければ貴方にもうつらない。
そうですか、ということは結婚前にクラミジアは居なくなっていたということですか
ありがとうございました

う〜ん、この646=649さんは
　自分が初めての男性だという妻を信じ、早く子どもが欲しかった
わけか。なんともお気の毒ですね。ブライダルチェックをしてても、卵管閉塞までは見ないだろうしなあ。

以前の記事でもリンクを貼ったけれども、一回のセックスでもクラミジアには感染する可能性がある。特に、10代の女性は、クラミジアに感染しやすい器質的特質がある上に、ほとんど無症状だ。
646さんの奥さんは、今から5年以上前に
　処女なんてかっこわるい！
という「間違った風潮」に煽られてしまったのか、単なる好奇心でメール友達と会ったら、なんとなくセックスしてしまったのか、あるいは性暴力による不幸な事態によるものか、くわしい事情はわからないが、コンドームなしで、クラミジア持ちの男とセックスしてしまい、クラミジアに感染、治療しないまま症状が進行し、卵管閉塞を起こしてしまった。治療もせずに放置していたあたりから推察するに、そのクラミジア感染につながった時以外は、あまり男性経験はなかったのかも知れない。妊娠はしなかったけれども、クラミジアが原因で重い不妊症になってしまったわけだ。
その当時は、ちょうど、
　若い女性のクラミジア感染
が社会問題になり始めた時期である。
NHKの「クローズアップ現代」ではいち早く、1999年11月17日にクラミジアについて
　10代の女性に蔓延していて、しかも治療されず、不妊症を招く場合も
と紹介していた。その時、出演した
　熊本悦明医師
が、財団法人「性の健康医学財団」の機関誌『性と健康』創刊準備号(2000年10月)の座談会で
　クラミジアによる不妊症の増加
について、警告している。
　『性と健康』創刊準備号(2000年10月)pp.14-15より。

熊本　昨年のＮＨＫテレビの番組『クローズアップ現代』で話すように言われましたが，その中で強調したのは，「性感染症は，ダーティな，不潔な，不道徳なものではない。性生活を持つ人の生活環境汚染である」ということです。そういうふうに考えていかないと，結局いつまでたっても性感染症に対処できないように思います。
(略)現在，少子化問題が盛んに議論されていますが，このクラミジア感染症における不妊症の問題はかなり大きいと思いますよ。ヨーロッパやアメリカなどではかなり積極的に取り組んでいます。例えばシアトルグループは調査して治療を行ったら，骨盤内感染症（ＰＩＤ）が３分の１減ったという結果が出ているくらいです。
それに比べて日本では，クラミジアによる少子化問題とか不妊問題には，医学的にもほとんど手をつけていないといった状態です。しかも，かなりの先生が妊婦のクラミジアの検査を行っていないようですね。それは本当にびっくりするくらい低い検査率ですね。
(略)いや，産みたい人が産めなくなっているということが問題ではないでしょうか。現在，不妊カップルは200 万くらいいるといわれています。この数字は医者にかかっている人たちの数字です。この内の半分，100 万人くらいの女性は子どもが欲しいと言っているわけだから，その対応を考えたいわけです。まあ，産みたくないという人は別にして，産みたい人に対してのしっかりした対応がとれていないというのが大きな問題だと思います。
(略)僕が言いたいのは要するに性感染症による不妊症という大きな問題を抜きにして少子化問題を議論するのは，少しピントがはずれているのではないかということです。では，そういった影の問題としての教育を徹底させるには，どうしたらよいと思いますか。

1999年の「クローズアップ現代」から7年を経た今、
　治療されず、見過ごされたクラミジアによる不妊
が現実に出てきているのを見ると、悲しい気持になる。クラミジアは初期であれば、短期間の投薬で完全に治るからだ。
今ある若年女性の不妊症の蔭には、クラミジア感染によるものが隠れているのを恐れる。で、そういうのって、数字に表れてこないからなあ。