富山のかまぼこ (その2) 友人からのメール
富山在住の、大学の教養の同級生から
かまぼこほしいん?
というメールが来た。いや、その、鯛とか宝船とかの細工かまぼこじゃなくて、普通のおいしいかまぼこなら大歓迎です。大門素麺も好きです。(ってねだってどうする)氷見饂飩、たいへんおいしゅうございました。
同級生は、おいしいものが大好きなので、いつもステキなものを送ってくれる。家で使っている手塩皿は、結婚祝いにくれたものだが、実に使い勝手がよい。
で、友人が教えてくれた
富山の秘密
第二弾。
以下は引用。(あ、もしまずかったら、消しますんで)
--
富山の嫁入り行事では、鰤と天神さんは欠かせないでしょう。
年末、嫁入り先に実家が鰤1本もってゆく、というのと、長男が生まれると、嫁さんの実家が、天神さんの掛け軸をもってゆく、というのと。
天神さんは、お正月に飾り、1月25日にしまいます。
(次男だと木彫みたいなんですが、たぶんこれは井波彫刻の営業により浸透したと思われますので、かなり地域性があります。大体、長男以外は無視されていた筈)
で、富山の正月の床の間には、(いずれにしても幕末起源の図像ですが)富士山とか、なすびとか、松に鶴とか、ではなく、衣冠束帯のおっちゃんが座っている、ということになります。
加賀藩・前田家が菅原の後裔を名乗ってるので、その影響だと思いますが、本家の加賀ではあまりやってないようです(石川県出身の学生にきいてみましたが、きいたこともない、という反応が多いです)。
長男や男さま(私はきいたことがないですが、立山麓あたりでは、おとこさまとめろうと言う、とOL委員会に書いてあった)がいかに大事にされているかはおわかりだと思います。
--
だそうな。
鰤と天神様
ですか。鰤は日本海側では、重要な贈答品で、
養殖か天然か
で、つきあいの深浅がわかったりする、奥深いものである。嫁さんの実家からだけでなく、ちょっとつきあいの広い家なら、年末は鬼のように鰤を貰う。
で、富山の女性と結婚した知り合いは、奥さんのお里では大事にして貰ってるかな?
| 固定リンク
コメント
石川県でも鰤をお嫁さんの実家から持ってくる風習はあります。というか、当然のことらしいです。持ってくる鰤の大きさで、お嫁さんの家を測るみたいなこともあります。
あと、加賀には「ころころもち」という風習もあります。どちらも持ってこないと、あの家はどうなっているんやと非難されます。怖いですねぇ。
ちなみに加賀では富山と能登から来るお嫁さんは大歓迎、いろんなものを持ってくるし、働き者だからそうです。また、加賀では他県に娘を嫁に出すことを非常に嫌います。
富山のかまぼこも有名ですが、富山って確かお赤飯も変わっていますよね。
投稿: Rapunzel | 2006-09-26 06:00