木津町 内田山遺跡・内田山古墳群現説メモ@9/23
抜けるような青空の下、絶好の現説日和。
現場の入り口から、北方向に遺跡全体を望む。写真が小さくてわかりにくいが、かなりでこぼこで、簡単な山用の靴でよかった。
今回話題となった、内田山古墳群から発見された
ほぼ完形の家形埴輪
は、八基ある古墳のうち
B8号墳
の周溝から転落した形で見つかった。
正面に、「窓と入り口」と見られる開口部があるので、切り妻屋根の家形埴輪は、
住居を模したもの
らしい。
家形埴輪の破片は
寄せ棟屋根?の家形埴輪
のようで、入り口に展示されたものと接合するだろう、との話だった。
このB8号墳には周溝の切れ目があり、発掘担当者は
陸橋
と見ている。陸橋の部分に大量の家形埴輪などが並べられ、古墳での祭祀が行われたという推察をしている。
内田山遺跡は、
弥生時代の「高地性集落」
だそうだ。
竪穴式住居跡SH40には焼け落ちた屋根が炭化した形で残っている。
発掘担当者の足が乗ってるところが、家の中央。東側から西を向いて撮影。屋根の材木が家の中央から放射状に組まれているのが確認できる。
西から東へ撮影。
火事で壁が焼けて、茶色く変色している部分が少し見えている。
果たして失火だったか、それとも家屋を放棄した際に火を放ったのかは、わからないという話だった。(ま、そりゃ分からないでしょう、普通)
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