国慶節前の天安門広場 五星紅旗はためく下に
明日10/1は
中華人民共和国建国の日 国慶節
だ。1949年10月1日午後3時、毛沢東主席が、中華人民共和国の成立を天安門上から宣言した日である。
9/15夜、天安門広場はライトアップされていた。
一年に一回だけ、国慶節前には天安門広場をライトアップします
とガイドさんが教えてくれる。
写真は
ライトアップされた人民大会堂
だ。
実は、このあたりにトンでもないモノが潜んでいるのだが、暗すぎて写真が撮れなかった。
こちらは
ライトアップされた天安門
だ。
天安門正面に掲げられる
毛沢東主席の肖像画
は、油彩で、毎年掛け替えられるんだとか。
ググってみると、確かに
国慶節前に毎年一回掛け替えられる
ので、今年は9月27日に新しい肖像画に変わった。
毛主席像“換新顔”(図)(中文)
http://news.sohu.com/20060929/n245591548.shtml
従って、この写真に写ってるのは、掛け替え前の古い方の肖像画と言うことになる。
写真の手前に、中国の国旗「五星紅旗」を毎日掲揚する掲揚台があるのだが、すでにこの日は旗が降ろされている。掲揚台は囲ってあって、中に入れない。
夜とはいえ、公安がこまめに回ってきて、不審な動きがないかチェックしている。
翌朝。老舎故居に行く途中で、もう一度天安門広場に寄る。
朝の天安門広場。
前日、写らなかった
トンでもないモノ
というのは
西藏のボタラ宮のミニチュア
だ。
なんとなく空がもやってるのは、霧ではなく
恐ろしいほど進行している大気汚染
のせいである。晴れていても、曇っているかのように空が黄色い。
今年の7月1日に、青海省西寧とチベット自治区ラサを結ぶ青蔵鉄道が開通した。何のことはない、
西藏支配強化のための施策
である。それを更に国慶節に誇示しようと、わざわざ天安門広場にボタラ宮の模型を作ったのだ。写真には写ってないが、人民大会堂を真ん中に、向かって右にボタラ宮、左に人民大会堂の模型がある。中国政府が何を考えているかは、一目瞭然だ。
毛主席紀念館で毛主席の遺体を「瞻仰」するため
に、人々が門前に列をなしていた。
天安門を望む掲揚台には、五星紅旗がこの日もはためいていた。
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