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2006-09-03

市内でただ一人の産科医に届いた「損害賠償請求」の内容証明郵便 わたしが辞めればこの町の妊産婦はどうなるのか 真面目な医師を追い詰める医療過誤訴訟

どこかはわからないが、日本のある市にただ一人しかいない産婦人科の医師が、辞めてしまうかも知れない。理由は
 損害賠償請求を求める内容証明郵便が届いた
からだ。
産科医絶滅史16巻〜お産科内診の陣〜堀は埋められたスレッドより。


799 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:08:31 ID:hDPlTbL80
先週、患者さんの弁護士から紛争調停についての内容証明郵便が届いた。
法律のことは良く分からないが、記載されている内容は「責任を認めろ」
「賠償金を払え」「従わない場合、訴訟を提起する」
ということでした。
 
福島の産科医逮捕などのニュースを見ても「特異な例だろう、何か事情があるはずだ」と思い、
昼も夜も休日も、患者さんのために働いてきました
もちろん奉仕ではありません。
生活のための金を稼ぐ手段であり、自己のやりがいのためだと言われればそうです。
でもこんなにひどい仕打ちがくるとは正直思っていませんでした。

患者さんが「エコー写真その他の検査記録をコピーしてください」と言われると、
以前は胎児の成長を喜んでいる母親がそのような記録を欲しがっていると解していましたが、
今では「訴訟のための準備か」と疑い嫌悪感を持つ自分がいます。

産科医として自立し働き出して約6年、労働条件以外の面で限界を感じています


医療過誤を疑われている事柄がなんであるかは明記されてないが、799さんが扱ったお産で起きた何かのトラブルが原因だろう。

それに対して他の人達は
 トラブルの多い産科を辞めるよう
アドバイス。


800 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:12:41 ID:kDcAjtWi0
さあ、先生も産科をやめて婦人科不妊外来のみにしましょう。

801 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:22:01 ID:Y9egvs/+0
>>799
誤りを正しむるに・・・

産科を選択したのは明らかな間違いだが
その間違いに気がついたのなら貴方の未来は開ける


ところが、799さんは
 実に真面目で熱心な産科のお医者様
のようなのだ。

803 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:28:33 ID:hDPlTbL80
>>800
昔からお人よしと言われてきた性格のせいか「辞める」ということは、
今まで一度も考えたことなかった
んですが、最近非常に悩んでいます。

一人医科長の私が辞めた場合、市内には産婦人科がなくなります。
市内のもっとも遠い山間地から近場の産婦人科までは車で1時間半以上
になってしまいます。
昨年、私個人で約150例、病院として約170例の出産を行ったことを考えた場合、
私が辞めることで地域にのしかかる負担と、今後の産婦人科存続可能性の断絶が頭から離れません
その一方で、日々やり辛くなってゆく産婦人科医療と家族のことを考えたとき、
自己保身に走らなければ、逮捕されたり、訴訟を抱え込んでしまったり、
はたまた医療ミスを犯すのではという恐れの気持ちも出てきており、日々悩んでいます。


こんなよい先生を追い込んでいるのは何だろう。
 避けがたい死産や子どもの先天異常などや母体の急変
だとすると、まさに799さんは救われない。こうした
 ヒトの良さ
に、
 相手側の弁護士がつけ込んでいる
可能性もあるよね。だって
 民事賠償を勝ち取ったら、そのうち何割かは弁護士の利益
になるからだ。
 多額の賠償金
を勝ち取れば
 医療過誤訴訟に強い弁護士という声望
も上がり、より、
 相談が持ち込まれる
ことになるだろう。新生児の障碍に関する民事賠償は、余命が80年以上と算定されるから、民事で賠償金を認められれば
 億単位
になる可能性がある。

人の良すぎるかもしれない、しかし、それは
 産科の医師として必要な資質
だとおもわれる、この799さんの悩みに対して、
 それはあなたの考えるべきコトではない
と、いう意見が出ている。


804 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:30:59 ID:EfJuGYHC0
>>799
裁判所のDQN判決で、億単位の賠償額を背負った者の末路は

    ほ  と  ん  ど  が  自  殺

だという書き込みがν+であった。ほんとかウソかわからないけど、
あなた様はそうはなりませんように。(ー人ー)

805 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 16:34:37 ID:Y9egvs/+0
>>803
>私が辞めることで地域にのしかかる負担と、
>今後の産婦人科存続可能性の断絶が頭から離れません。

そんなもん一医師が考えることじゃないよ
それにそんなことどうでもいいから
『患者さんの弁護士から紛争調停についての内容証明郵便が届いた』わけでしょ
都合よく洗脳されてることに気がつきましょう

806 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 17:00:10 ID:gWpxkQgf0
>>803

皆が皆訴えられて敗訴するわけじゃないし、すでに訴訟の準備に入ってるのなら今から辞めてもしょうがないと思うんだが。
相手の言うことがどんなことか弁護士もしくは保険会社にコンサルトするのが第一じゃないの?

807 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 17:11:14 ID:agSWizHt0
>>803
地域のことを考えるのは立派だけど家族がいるなら家族の為に今すぐ辞めましょう

福島の加藤先生の奥さんは身重の身でTVで犯罪者のように手錠をかけられて連行されていく夫の姿を見送ったんです
今も辛い日々を過ごしています
本当なら夫とともに日々、大きくなるお腹を楽しみに仕事に励んでいたでしょうにね

あなたは自分の家族を不幸にしてまでその地域に尽くしたいのですか?
そこはあなたの思い出のある「ふるさと」ですか?
それとも縁もゆかりもない派遣された土地?

あなたが独り者なら人生をそこで散らせてもいいでしょうが家族がいるなら、「人として」まず家族の幸せを大事にしてくだい


799さんの職場は、訴訟に関しては、力を尽くしてくれているようだ。

808 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 17:12:59 ID:hDPlTbL80
訴訟代理に関しては病院の弁護士に依頼し相談も進めています。
私の場合、幸い、病院のスタッフも力をかしてくれているので、
周辺準備に関しては問題なく進んでいます。

ただ過去の判例等を鑑みた場合、自分では際どいところだと認識しています。

809 :卵の名無しさん :2006/09/03(日) 17:14:42 ID:hDPlTbL80
>>807
福島の医師は未だに拘束されているんですか?
私のケースも両親が刑事告発を視野に、民事事件化を進めているようなので気が気ではありません。


ああ、なんで
 こんな真面目で、産科の仕事にやりがいを感じ、地域に貢献しようという意欲のある医師
にばかり
 訴訟問題が持ち上がる
のだろうか。いくら
 東北大学が「スーパー産科医」を養成
しようと企てても、
 一人産科医体制
には限界がある。そうした
 困難な職場に敢えて職を求めた
真面目な産科医は、発生率の低い出産時の事故などで
 訴訟を起こされ、職場を去る
ことになるのだろう。その結果
 一件の医学的には疑義のある訴訟で、医学的知識に欠けた法曹関係者が多額の賠償を医師に認め、また一人産科医が不足している地域から、熱意ある医師が去る
のだ。
 産科医の空白地域
はこうした
 多額の賠償金獲得によってますます繁昌する弁護士
によって、引き起こされているのではないか。今ある
 産科医不足
は、
 医療に対する不勉強や誤解
による医療訴訟が、
 医師に不利な判決
をいくつも生み、産科志望の若手だけでなく、中堅・ベテラン医師の職場放棄を促進しているのではないか。何度でも言うが
 日本の周産期死亡率は圧倒的に低く、それは産科・小児科のこれまでの血のにじむような努力によって支えられている
のだ。このまま
 無理解な判決
が積み上げられれば
 最大限の医療行為が死に追いやったという判決を恐れて最小限の医療行為で責任を誰も問われないようにする、医師の「不作為」が頻発
するだけではないのか。現在、
 産科医と小児科医の首に縄を巻いてじりじりと締め上げているのは、医療に暗い法曹関係者
ではないか。

近いうちに、ある市からたった一人のお医者さんが支えていた産婦人科が消えたら、それはこの799さんのいた市かも知れない。

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コメント

いつもこのページを楽しみに拝見させていただいている者です。
私は大学院で医事法について勉強しているのですが、一連の産科医についての記事について思うところがあったので書き込ませてください。

たしかに、産科に関する医療訴訟は多いと思います。
長い間闘病していた方が亡くなったのと違って、産科における妊産婦の死亡や、死産、新生児の死亡という不幸な事故は、本来「幸せな出来事」である子の誕生から急にそういう「不幸な出来事」になってしまうということで、落差やショックが大きいため、不必要、あるいは不適切な訴訟が多いこともわかります。
しかし、伝統的に産科は医師の裁量が大きい分野であるといわれていました。産科医のなかには(例外的であることを願いたいですが)、深夜のお産を避けるために等の理由から本来必要でない陣痛促進剤を使用する方もいます。
さらに、現場でいわゆる説明義務を十分に果たしていないのでは? というケースも散見されます。「お産は危険を伴う」「不可抗力による死産の場合もありうる」などの事前の説明、さらに不幸な結果が起きた場合の説明、これが両方ともきちんとなされているのでしょうか? (説明があったからといって訴訟の数が減るとは明言できませんが、そうでなかたっとしてもこれらは必要な説明だと考えます。民事訴訟の場合、「お金が欲しい」ということを求めるのではなく「再発防止」を求めたり「何でこのような結果になったのか知りたい」と思ったりして医療訴訟の提起がなされる場合が多いという報告もあります)。
ここで取り上げられているお医者さんたちは真摯な方ばかりかもしれません。法律に関わる者としてお詫びをしたいし、法律学の側からこうした問題の解決に資するような動きをしていきたいとも思っています。
しかし、産科医が少なくなったすべての原因が不適切な訴訟提起、不当判決にあるという論調はいかがなものでしょうか? むしろ、どうして訴訟がこれだけ多いのかということを真摯に見つめ直さなければ、本質的な問題の解決にはならないのではないかと個人的には思います。

(iori3より)いのっくさん、コメントおよびご愛読ありがとうございます。
法曹との関係は難しいと思います。ただ、医者といえどもふつうの人間、いきなり訴訟が起きれば、混乱し、かつ仕事のモチベーションにも影響します。知り合いにも(産科じゃないですが)こうしたことが引き金の一つとなって、職場を去るお医者さんがいます。根気強い治療を要したり、献身的に働いているお医者さんほど、訴訟が起こされたときのショックは耐え難い物になるようです。かくして優秀な医師が、いまいる現場を離れ、別なより人間らしい生活の出来る環境に移っているのが、公立病院の崩壊であり、産科医の激減だろうと思っています。
いくつか出産に関していのっくさんとは見解の違いがありますが、まず「自然に任せた分娩がベストなのか」という問題があります。陣痛促進剤がそうですね。自分が難産で陣痛促進剤を打たれた経験から言うと、お産には適切な時期があり、それを外すと、予後のよくない、難しいお産になってしまいます。
夜間出産がイヤという産科医の件は、日本では計画分娩があまり好まれないという事情と相まって、歪んで伝えられている部分があるかも知れません。もし、夜間出産で、異常分娩になった場合、必要な人員を集められない病院もあるでしょう。休日や夜間の出産を「自分の休暇のために」ではなく「安全なお産のために」避けている先生方もおられると思うのですが、このあたりの事情が判然としないために「産科医の都合」という言説が一人歩きしてるのではないかと危惧しています。
これだけ少子化になると、敏感な産科のお医者さんであれば、いろいろな配慮を払っています。もちろん、そうでない医師がいるかもしれませんが、現在訴訟を起こされたり、起こされる可能性のある産科の先生方の大半は、ごく普通のお医者さんだと思います。
日本は母と子には甘い社会ですので、異常分娩による予後のよくないお産では、どうしても医師に不利に働くのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。また、一件の裁判のために時間を割いてはいられない事情もあるでしょう。他に待ってる患者さんの診療に影響が出てしまいます。お産は待ってくれません。次に生まれてくる赤ちゃん達のために、長い係争が好まれず、そのためにより産科医は不利になってはいないか、という危惧も持っています。
このあたり、専門家のいのっくさんにご説明いただけるとありがたいです。

投稿: いのっく | 2006-09-03 22:37

お返事、ありがとうございます。
計画分娩がおこなわれるようになって以降、関連する医療訴訟が増加したことが指摘されています。計画分娩が悪いかということは個人の考え方による面が大きいと思います(私はどちらともいえないとしか言えません)。しかし、陣痛促進剤には副作用があることを考慮すれば、医師や医療機関の都合で使ってよい、とすることには若干抵抗があります。また、アメリカにおいてなされている計画分娩と比較して、胎児の心拍数の測定や血液ガスの分析をおこなうこと等による胎児の安全の確保という点で不十分な場合があるとも言われてきました。医療機関側の都合で計画分娩を行うのであれば、少なくとも、妊産婦・胎児の安全の面では最善を尽くさなければならないと考えるのが法的な考え方だと思います。
ご質問の件ですが、異常分娩では医師に不利に働く場合が多いか、ということですが、これに関しては全ての医療過誤訴訟における認容率と産科訴訟におけるそれを比較しなければならないと思います。分娩のうち8~9割は正常な経過をたどるともいわれているので、やはり異常分娩のほうが訴訟になりやすいということは言えますが…。申し訳ありません。また、長い係争が好まれないから医師が不利になっていないかということですが、計画審理のための諸制度が導入された現在においても、民事医事紛争訴訟の審理期間が比較的長期であることは指摘されています(以前よりは短期化の傾向にはありますが)。しかし、これは産科訴訟に限ったことではありませんので、それほど因果関係があるかなあと思います(医事紛争訴訟の認容率は一般的に比較的低いと言われている)。弁護士をつけない本人訴訟でもない限り、自らの正当性を主張することなく長期だからという理由であきらめてしまうというのは言い訳にならないんじゃないかという感を受けますが…。本当にそういうことがあるのでしょうか?
産科の医療従事者にとって特有の不幸な要因も含めて様々な原因があるとは思いますが、産科訴訟が起こる原因としてはやはり医師のミス、さらに医療の経過や結果に関する説明不足、医師の側にある説明の必要性の理解不足は否定できないと私は考えます。もちろんケース・バイ・ケースで、不当に医師が訴えられてしまう場合もありますが(誰にでも民事の訴えを提起することができる以上、すべての人が被告になる可能性がある)、上のような原因があって訴訟となる場合があることを考えれば、簡単に「医療訴訟が悪い」と決めつけることはできないんじゃないかと思います。
なかなか手に入る本ではないと思いますが、産婦人科医である我妻堯氏の『鑑定からみた産科医療訴訟』(日本評論社、2002年)を参考文献として挙げておきます。

投稿: いのっく | 2006-09-04 12:53

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