「マスコミたらい回し」とは?(その20) 無責任な発言を繰り返すマスコミと、マスコミの論調にのっかった「医師」に対する医師達の抵抗は「不買運動」か→日刊スポーツの事実誤認記事の記者について追記あり
昨日、産経新聞の社説が事実誤認を含み、現場の医師の怒りを買って、
産経webのスポンサー企業である久光製薬の製品を買わない
という発言が出てきたことは、チェック済みだが、こんな話が出ている。奈良・大淀病院 警察が捜査へ ★5スレッドより。
376 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 04:55:06 ID:unQAdJJB0
不買運動をすればいいのに。医師一人が一年間に出来る不買運動
新聞の不買・・・・・・・・・・・・・・・・・年間5万円程度
スポンサー(医薬品)の不買・・・・年間1000万円超これからは、気に入らない記事を書く、新聞の広告には注意しましょう。
377 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 05:50:12 ID:HL4As77k0
けさの毎日新聞・日刊スポーツに、医薬品の広告は有りましたか?
「気に入らない記事」といっても、大淀病院産婦死亡事例は、
極めて稀な、かつ母子双方の救命が難しい事例の処置を「医療ミス」とマスコミが煽ってる
わけだから、
単なる好き嫌い
の問題ではない。
果たして、医師が不買運動をしても、どの程度の経済的な効果があるのか謎だが、
叩かれっぱなしでは、ダメだ
という意識が出てきたことは、注目してよいかもしれない。
ちなみに、全銀協のかつてのやり方を紹介するこんな発言も。
379 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 06:05:32 ID:NAwYuCYf0
10年前不良債権問題で銀行がマスゴミにさんざん叩かれた時、全銀協加盟行は
下記の行動を一斉にとった
1.本部指示の名の下に、新聞を一斉ににとらなくなった
(銀行の各部、各支店では朝毎読サンケイ日経の各紙をとっていた)
2.政治家ご子弟ご推薦行員が一斉に動き出した
(普段は本部にひっそりと飼われているが事があると動き出す)
3.賞与資金をお借りしたい などという申し出に対しては 今回は上の指示も
ありましてチョット・・・と各行ともおこなった
ということで医師会とか学会全体で動くことが必要です
なお、保険証を見てマスゴミ社員とその家族であれば、診察は一番最後にまわし、
入院はうちは満床と言ってどこの病院もやんわりお断りしましょう。
理由を問われれば上の指示でかまいません。380 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 06:40:34 ID:kGnkco160
医師にそんな団結力があるはずもなく
まあ、
マスコミたらい回しを実行する
のは、倫理的にはどうかと思うし、家族を巻き込むのは論外だが、今回の報道を
書き飛ばしている本人
が来た場合は、そういうコトをする医師や病院があっても不思議はないな。
ところで、昨日、日刊スポーツの「記者コラム『見た 聞いた 思った』」という
原則署名記事のblog
に、なぜか無署名で、今回の大淀病院産婦死亡事例について
間違いだらけの記事
を書いているのは誰だ?
2006年10月24日命を救ってこそ病院:(無署名)
http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/10/post_565.html
紙面では、署名記事だったそうだが、なぜ、ネット上では
無署名
なのか謎。ひょっとして
マスコミたらい回しをされたくない記者
なのか? ま、そのうち、日刊スポーツ本紙を読んだヒトが、
記者名
を明かしてくれるでしょう。他の記事が全部署名記事なので、これだけ「無署名」なのは、大変目立つし
そもそも記事内容が間違っている
のですが。
(追記 15:27)今連絡があって、日刊スポーツのwebの方にも
署名が入った
ようだ。
命を救ってこそ病院:井上真
だって。というわけで、井上真記者が、この事実誤認と偏見に満ちた記事の著者ということですね。なんせ最後がすごいんだ、この記事。
命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。
何度も言ってるが、今回のような難しい事例を
なんの設備も整ってない病院が受け入れたら、見殺しにするだけ
なのである。井上真記者は
病院はどこも同じくらい設備が整っている
と信じているらしい。それこそ
裏取りもしないで、記事を書き飛ばす方が、ジャーナリストとして恥ずかしい
のではないか。ちなみに、経歴を見ると、
世間からは立派なオトナとして認められる年齢
である。
井上真(いのうえ・まこと)
90年入社。野球部で日本ハム、ヤクルト、横浜、西武などを担当。総務部に異動し、03年からスポーツ部で相撲を担当。東京出身。41歳。
(追記終わり)
今回の
マスコミ報道の暴走
について、まとめてくれたヒトがいる。
373 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 03:26:33 ID:Ix+VXVrR0
このあたりで、今回の報道の経過観察における、問題点を集約したい。1・マスゴミ妄信問題。
一端流された報道は、一般民衆に真実として受け取られる。
(この傾向はインテリジェンスレベルと反比例するように見受けられる。)
このマスコミ洗脳が行われる社会状況は、これほど情報化社会が進展しているにも関らず、
日本の教育政策が、個人の思考の主体性を養い情報を懐疑的に賢察し、
真実を選別できる能力を養う教育を破棄してきた問題と言えよう。
マスコミのポロパガンダへの規制は、マスコミによって名誉を毀損され、侮辱を
受けた存在が民事訴訟を起こす、或は、誤った情報に翻弄された購読者がマスコミに対して民事訴訟を起こし、
スポンサーの不買運動を喚起してゆく姿勢が高まれば、早晩、マスコミの暴走は抑制できることになろう。2・患者と医師と医療機関という当事者全てが被害者になる現状。
今回の報道は、おりから、日本社会の医療崩壊が危惧される緊迫状況の追い風を受けて行われた。
この医療崩壊減少は、政府の医療福祉財源の削減政策に端を発し、今までは、旧態依然として、
医師の使命感に頼ってきた政府行政の甘えの付けが医師と国民に皺寄せされている構図が
浮かび上がっている。
患者と医師双方が被害者とも言えるのに、報道の矛先は、
こうした日本の惨状の中で献身してきた医師と医療機関に向けられ、
一方、患者は被害者として一般庶民の同情を限界まで煽り立てる役割を着せられ、
世間の晒し者にされる。
これは、マスコミの政府行政に対する日和見傾向が加速度的に進んでることを示唆し、
報道統制の進行とさえ疑われる。
患者対医師・医療関係者という垣根を越え、今こそ協調姿勢をとって、
医療福祉の問題の根本解決に邁進すべきである。374 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 03:28:00 ID:Ix+VXVrR0
3・患者と医師との認識の差異をどのように埋めるか。
生命には必ず終焉がある。人は必ず死ぬ。
医療の発達により、今までなら死んでいた傷病者が
奇跡的に一命を取り留めることが出来るようになったが、
生命には限界があり、医療にも限界がある。1.生命力の限界・・・2.治療設備の限界・・・3.救命医療技術の限界
この3ポイントの総合点で、患者の生存率は確定する。
このボーダーを双方が明確に認識する必要がある。
いっそ、現在の医療において、また、病院の設備能力において、
傷病の程度に対して救命出来る可能性を数値化してはどうか。
明日の天気予報のように、不測の事態に備えて%での表示をお勧めしたい。4・医療過誤事件の損害賠償交渉について、
殆どの医師や医療機関は損害保険を利用している。
ところが、損保は、医師が患者若しくは遺族と直接和することを禁じており、
補償額の削減の為に患者側に圧力を掛けたり、逆なでする言動を行う可能性が
多大にあるし、顧問弁護士に至っては、故意に裁判に誘導する傾向が強烈にある。
事故の発生にあたっては、損保の顧問弁護士の言動を必ずチェックし、弁護士を
雇う立場にある医師が、患者との和解に向けて、弁護士の言動を指導するべき必要がある。
(損保の支払い漏れや払い渋りが常態化している問題の改善も政府の急務とされるべき所である。)375 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 03:31:15 ID:Ix+VXVrR0
5・聖職者神話の是正
医療福祉関係の従事者は、社会の十字架を背負った職種であると言えよう。
その中でも、特に医師に架せられた十字架は重みを増してゆく一方である。
使命感を利用されていると考えた教師等は自ら聖職者であることを辞退し、
労働者に成り下がることを選択したのが30年ほど前であった。
医師が、聖職者であることを貫き激務を遂行するには、最低限、労働基準法に
従った賃金の支払いは保障されるべきである。
サビ残は、企業でも支払い命令を食らっているのに、生命を預かる医師、それも
国公立病院の医師にさえこの法的遵守がなされていないことは、明らかに政府行政の
怠慢、或は、医療福祉財政の削減の為の奇策としか理解出来ない。
法的保護対策が必要である。7・安全神話の是正。
人生にも生命にもリスクはつきものである。その認識が急速に欠如していることは、
自然の中で人間がいきていることの自覚の欠如である。人間は自然を超越して安全
に生きる事が出来るという妄信である。この欠落した認識をどのように補うかは、
日本古来の神道や仏教の正しい発展と教育行政の問題として提示したい。
(宗教者や教職者の中にも、見識不充分と見受けられる意見があったので期待薄かも
しれないが。これらの関係者には期待できる可能性がある。)長文になりましたが、今のところ、以上です。
381 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 06:56:08 ID:FKF/MaFh0
>>373-375
4の損保会社・医師側の弁護士の責任って見方は
「なるほど」とためになりました
今日も何か新しい情報出るかなあ
この「経過観察」のすべてに同意するわけではないが、問題点を医療現場で働く医師の立場から、端的にまとめていると思う。特に
損保会社が医療過誤を受けた患者さんや家族の神経を逆撫でしたり、弁護士が訴訟に持ち込もうとする
という件は、
なぜ、医療過誤訴訟が長引くか
ということを、医師側から明らかにしている点で、勉強になった。なるほどね。
損保会社は、なるべく保険金を払いたくないから、医療過誤の被害者の感情を傷つけて、訴訟に持っていかないようにする、弁護士は、それでも納得しない被害者とは法廷で争って、できるだけ支払いを少なくするという戦法
ってことですか。こりゃ、
医師と患者の和解
が難しくなる訳ですね。
今日は
日テレ「スッキリ!!」で大淀病院産婦死亡事例について無責任な発言をした、おおたわ史絵医師
に対する抗議として
「スッキリ!!」のスポンサー企業の製品不買
を呼びかける人も出てきた。
おおたわ史絵医師の問題のblog
http://ameblo.jp/fumie-otawa/entry-10018584139.html
おおたわ史絵医師は、今回の事例についてコミットすべき医師としての現場の経験がほとんどないにもかかわらず、
医師免許を持っているから
という理由で、テレビで発言しているだけに過ぎない。要するに
医師免許を持ったタレント
なのだ。しかし、視聴者は
お医者さんの言うことだから
と、発言を鵜呑みにするだろう。実際には
高度に専門化・細分化された現代医療においては、診療科が違えば、同じ医師でも「素人同然」
なのだが、
なぜ、その事実を隠蔽をして「あらゆる診療科について医師なら何でも知っているかのように」タレント医師の言説を垂れ流しにするのか
テレビ局の制作態度には、怒りを禁じ得ない。しかも
現場で忙しく働いている現役医師ならば、テレビに出演する暇などない
のだ。そんな時間が一分でもあれば、待っている患者さんや医療のために使うのが、医師の本務である。
| 固定リンク
« 小諸市小学生不明 2ちゃんねる住民 「携帯メル友募集」メッセージを発見 | トップページ | 熊本県では高リスク妊婦は出産できない? 「搬送お断り」も 周産期医療の整備難しく 医療が薄い地域では「高リスク出産を淘汰したい」のが政府の方針か? »
コメント