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2006-10-30

「マスコミたらい回し」とは (その27) 今回の大淀病院の事例で遺族感情を悪化させたのは損保会社の弁護士か? 毎日新聞、その損保会社からの広告出稿を受けてないだろうな?

大淀病院産婦死亡事例のように痛ましい転帰を取った場合、遺族は納得できない。病院側と話し合うのだが、その席上
 弁護士が同席した
ことは、10/17の第一報でも報じられていた。
毎日より。


病院受け入れ拒否:分べん中意識不明、転送まで6時間 1週間後、女性死亡−−奈良
(略)

 今月10日にあった病院と遺族との2度目の話し合い。病院側の弁護士はいきなり「病院の対応に問題はない」と言い切り、晋輔さんらは怒りに震えた。前回の9月21日の話し合いでは、担当の産科医自身が、意識不明当初から脳内出血を疑わなかったことを、「結果的には過ち」と認めたはずだった。しかし病院側は「脳内出血に早く気づいたとしても、助けられなかっただろう」と反論を整えていた。晋輔さんの父憲治さん(52)は「大淀病院の対応も許せないし、18病院に断られるという奈良県の態勢や、母体搬送システムも問題。病院は心から謝罪してほしい」と話す。【中村敦茂】
毎日新聞 2006年10月17日 東京朝刊

どうも
1. 9/21に第一回目の話し合いが持たれたが、その時点では「脳内出血を見逃した」と認める
2. 10/10の第二回目の話し合いでは、病院の弁護士が同席、病院のミスを一転して否定
という流れですね。この書き方だと
3. 一回目の話し合いでは弁護士はついていなかった
ように見えますな。

さて、この弁護士の素性は何か。
 2006-10-25  「マスコミたらい回し」とは?(その20) 無責任な発言を繰り返すマスコミと、マスコミの論調にのっかった「医師」に対する医師達の抵抗は「不買運動」か→日刊スポーツの事実誤認記事の記者について追記あり
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/20_a23a.html
で、引用した書き込みをもう一度おさらいする。
奈良・大淀病院 警察が捜査へ ★5スレッドより。


374 :卵の名無しさん :2006/10/25(水) 03:28:00 ID:Ix+VXVrR0
(略)
4・医療過誤事件の損害賠償交渉について、
 殆どの医師や医療機関は損害保険を利用している。
ところが、損保は、医師が患者若しくは遺族と直接和することを禁じており、
補償額の削減の為に患者側に圧力を掛けたり、逆なでする言動を行う可能性が
多大にある
し、顧問弁護士に至っては、故意に裁判に誘導する傾向が強烈にある
事故の発生にあたっては、損保の顧問弁護士の言動を必ずチェックし、弁護士を
雇う立場にある医師が、患者との和解に向けて、弁護士の言動を指導するべき必要
がある。
(損保の支払い漏れや払い渋りが常態化している問題の改善も政府の急務とされるべき所である。)

この4の指摘で懸念されている
 損保会社の弁護士の「暴走」
が、10/10の話し合いで起きたと覚しい。病院側弁護士というけど、損保の派遣した弁護士だろう。
10/25の時点にも書いたけれども、特に
 損保会社が医療過誤を受けた患者さんや家族の神経を逆撫でしたり、弁護士が訴訟に持ち込もうとする
という件は、
 なぜ、医療過誤訴訟が長引くか
ということを、医師側から明らかにしている点で、勉強になった。
 損保会社は、なるべく保険金を払いたくないから、医療過誤の被害者の感情を傷つけて、訴訟に持っていかないようにする、弁護士は、それでも納得しない被害者とは法廷で争って、できるだけ支払いを少なくするという戦法
ってことで、
 医師と患者の和解
が難しくなる訳なのだ。

しかし、損保会社の弁護士を入れて話し合うなら、一回目からやらないと、話はこじれますな。損保会社の戦略と病院側の戦略は、上記の引用が指摘するように、残念ながら一致しない。

この件について、再び医師からの感想。奈良・大淀病院 警察が捜査へ ★6スレッドより。


148 :卵の名無しさん :2006/10/30(月) 05:34:27 ID:hX/gGFPc0
注目!
今回の大騒動の引き金キーワード

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061017ddm041040161000c.html
「 今月10日にあった病院と遺族との2度目の話し合い。病院側の弁護士はいきなり
「病院の対応に問題はない」と言い切り、晋輔さんらは怒りに震えた。」

149 :卵の名無しさん :2006/10/30(月) 05:42:00 ID:hX/gGFPc0
この弁護士は、損保の弁護士だろうけど、何処の損保会社だ?

151 :卵の名無しさん :2006/10/30(月) 07:54:28 ID:/p7X05zE0
患者が死んだら医師を刑事事件で逮捕という流れを決定的にした
杏林割り箸事件では、被告医師の親が東京弁護士会の重鎮ということで
大弁護団を組んで、過失相殺を狙って親の管理責任を争点に民事で
徹底的に争ったことが、刑事での立件を招いた一因といわれている。
医療関係のごたごたを弁護士に対応させるのは、賢い対応ではないと知るべき。

155 :卵の名無しさん :2006/10/30(月) 08:23:22 ID:4RAGCH6r0
医療過誤の損保って言ったら・・・・
・・・損保○○パンですか?
うーん。ヤクザにケツ持ちさせるようなもんだわ・・・涙

でも、損保側からの要請は「とにかく非を認めるな」ですから、
医師側もうっかり非を認めるわけにはいかない
(今回はその「非」事態が存在しないから、認めようがないですがね。
一部のあほな人たちは情緒論に凝り固まって、「非」を認めないことを悪のように喚いてますが、
なくなった方を気の毒に思っても、悪くもないのに謝る義理はない)
(略)

158 :卵の名無しさん :2006/10/30(月) 09:18:08 ID:A+/vtOpY0
>>151
>医療関係のごたごたを弁護士に対応させるのは、賢い対応ではないと知るべき。

 確かにそうだな。
 大切な人が死に直面したとき、大切な人を亡くしたときの家族の心の中は、弁護士よりも臨床医のほうが(平均的にみて)よく理解してると思う。
 都会の大学病院は知らんが、田舎の病院なら、家庭医的な役目も担っていて、家族がみんなそこに通院してるって例も少なくない。事実、今回の事件でも、亡くなった患者の旦那をとりあげたのは、この産科医らしいし。
 そういうところに弁護士が出てきて、純粋な法律論を持ち出してくると、わずかに残っていた信頼関係がブチ壊しになって騒ぎになるのかも知れない。

 まあ、相手が弁護士を立ててきたら、こっちも弁護士を頼んで争うしかないけど。

この辺りの話、遺族側がどういう対応をしていたのかが分からないので、何とも言えないのだけれども、損保会社の弁護士の戦略が、
 日本の救急医療を崩壊させかねない「大報道」を招いた
ともいえますね。

で、毎日新聞は、この
 損保会社の広告出稿を受けてる
のでしょうか? もし、受けてるとたら、いい方は悪いが
 マッチポンプ
じゃん。
 日本の医療崩壊を招きかねない拙劣な対応をした損保会社の弁護士に感謝
ですか、毎日新聞。
 損保会社の弁護士の下手なやり方で遺族感情を傷つけて、大きなニュースになったのを抜いて、新聞は注目はされるは、損保会社からは広告は出稿してくれるは
って、ヤクザよりタチが悪いように思いますがね。
今後、毎日新聞が
 医療ミス関係の記事
を載せても
 損保会社とグルになった、医療従事者ハラスメント
と、眉に唾をつけてしまうな。

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