ANA、全日空ホテルをインターコンチネンタルに売却
UAのマイルを貯めていて、インターコンチネンタルホテルの会員になってるわたしにすると、ちょっと嬉しいニュース。
kissanさん経由。
全日空、ホテル子会社をインターコンチネンタルに売却
2006年10月23日21時15分全日本空輸(ANA)は12月から、国内の自社系ホテルチェーンの運営主導権を「インターコンチネンタル」「ホリデイ・イン」などのブランドを持つ世界最大級のホテルチェーン、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(本社・英国、IHG)に委ねる。全日空の23日の発表によると、ホテル運営子会社の株の7割をIHGに売却し、提携する。日本に11のホテルを持つIHGは、全日空系ホテルの名に自前のブランド名を加え、事業拡大を狙う。
全日空のホテル事業(国内31、海外2)の06年3月期の売上高は663億円。黒字だが、競争激化で経営環境が厳しくなるとみて、IHGとの提携でてこ入れする。全日空側は保有するホテルは売却せず、運営面でIHGの予約・販売や人材教育ノウハウを導入する。
ホテル名は、07年4月に東京全日空ホテルを「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に変更。残るホテルのうち12の直営ホテルも合同ブランドの名に変える。
全日空は、運営子会社「ANAホテルズ&リゾーツ」の株の74%をIHGに約6億円で売却し、この会社を合同会社(LLC)に転換する。LLCは株主総会などが不要で、運営費が安いのが利点という。
ANAのプレスリリース
http://www.ana.co.jp/pr/06-1012/06-ana-ihg1023.html
現在、国内にあるインターコンチネンタル系のホテルと言っても
インターコンチネンタルは竹芝と横浜の2軒
クラウンプラザは池袋のメトロポリタン1軒
ホリデイインが仙台・水戸・東武成田・京都・高知・長崎の6軒
ホリデイイン・エクスプレスが新神戸・長野の2軒
のわずか11軒しかない。以前は、東京の八丁堀と横浜にホリデイインがあって、泊まったことがあるのだけど、いずれもインターコンチネンタルから離れた。
一方、全日空ホテルズというと
北海道に稚内・釧路・札幌・千歳の全日空ホテルおよび函館ハーバービューホテルの5軒
東北・北陸に富山・金沢の全日空ホテルおよび山形のホテルキャッスルと新潟の万代シルバーホテルの4軒
関東に東京・成田の全日空ホテルおよび港区のストリングスホテル東京の3軒
中部・関西に京都・大阪・ゲートタワー大阪の全日空ホテルおよびホテルグランコート名古屋の4軒
中国・四国に岡山・広島・宇部・米子・松山・クレメント高松の全日空ホテル6軒
九州に博多・大分オアシスタワー・ハウステンボスジェイアール・長崎グラバーヒル・熊本ニュースカイの5軒
沖縄に石垣全日空リゾート&ホテルおよび万座ビーチホテル&リゾート・ラグナガーデンホテル・沖縄ハーバービューの4軒
がある。で、この内、
ANAの子会社直営の全日空ホテル
というと
札幌全日空ホテル・千歳全日空ホテル <(株)札幌全日空ホテル>
東京全日空ホテル <(株)エーエヌエーホテル東京>
成田全日空ホテル <(株)エーエヌエーホテル成田>
ストリングスホテル東京 <(株)エーエヌエーホテル品川>
大阪全日空ホテル <(株)ANAホテル大阪>
金沢全日空ホテル <(株)金沢全日空ホテル>
富山全日空ホテル <(株)エーエヌエーホテル富山>
広島全日空ホテル <(株)広島全日空ホテル>
博多全日空ホテル <(株)博多全日空ホテル>
石垣全日空ホテル&リゾート <石垣全日空リゾート(株)>
万座ビーチホテル&リゾート(沖縄)<沖縄全日空リゾート(株)>
沖縄ハーバービューホテル<沖縄全日空ホテルズ(株)>
の13軒だ。いわゆる
高い方の全日空ホテル
だな。東京全日空ホテルはインターコンチネンタルブランドになるとして、残りの12軒のうち、どれがインターコンチネンタルになって、どれがクラウンプラザになるのかなあ。まさか、
ホリデイインになるホテル
はないと思うのだが。
全日空ホテルは、同じホテルブランドとはいえ、場所によってサービスに疎密があるので、インターコンチネンタルに加入して、サービスの質が上がるなら大変結構だ。インターコンチネンタルホテルの会員としては、歓迎したい。マイルもポイントも溜まるしね。
インターコンチネンタルホテルグループの無料会員 プライオリティクラブ(インターコンチネンタル・クラウンプラザ・ホリデイイン・ホリデイインエクスプレスなど共通)
http://www.ichotelsgroup.com/
クラブ会員の特典獲得ポイントをすぐに無料宿泊特典と引き換え可能
Reward Nightに除外日がなく、いつでもご利用が可能
ポイントの購入や会員アカウント間でのポイント移行
ポイントは無期限で、持ち越しが可能
ポイントの獲得と特典利用が、世界3,600 のホテルで
簡単スピーディーに獲得できるエリート会員ステータス
Personal Shopper プログラムによるオリジナル特典の入手
ポイントや航空マイレージの獲得
個人アカウントへのオンラインアクセス
新聞のデリバリーサービス (平日)
レイトチェックアウトのご利用
無料の会員特典では可能であればレイトチェックアウトが出来るのと、平日に新聞が来るのが便利。ポイントが無期限で利用できるのも魅力だ。Starwood Hotelsのポイントは、有効期限があって、随分流してしまった。
ホテルによってはチェックイン時に
ウェルカムドリンク一杯無料クーポン(宿泊予約人数分)
がついてくる。会員のグレードによっても、ホテルのグレードによっても違うだろうと思う。
八丁堀や横浜のホリデイインでも、こないだ泊まった池袋のメトロポリタンでも、このクーポンを貰って、家人と好きな飲み物を頼んだ。メトロポリタンでは、
一杯1500円までのお飲み物ならなんでも
と言われたので、1500円のシャンパンを頼んだ。ま、そもそもウェルカムシャンパン用のクーポンだろうからね。今は亡き八丁堀のホリデイインでは、スコッチウイスキーをストレートで頼んだら、なみなみ注がれて驚いた。シングルとかダブルとかいうかわいい量じゃなくて、ロックグラスに目一杯。
ただし、これらの特典はプライオリティクラブから予約したときのみの保証で、別な予約サービスから予約を入れた場合は、原則としてダメだろうな。
プライオリティクラブでは、年会費を払うと、ステータスが上がるサービスがある。わたしは毎年$100払って、インターコンチネンタルホテルのAmbassador会員を継続しているので、自動的にプラチナ会員資格も獲得している。(Ambassador会員の初年度は入会金が必要なので、$100よりは少し高くなると思う)
プラチナ会員の特典クラブ会員の特典および以下の特典
獲得ポイントに対して 50% のボーナスポイント
Priority Check-InSM
客室の無料アップグレード(チェックイン時の空室状況によります)
満室時の客室保証 (72 時間前のご予約が必要)
Ambassador会員を更新すると、会員用キットが送られてくる。中身は
バゲージタグと無料宿泊券とボーナスポイント
だ。無料宿泊券は
週末に二泊以上する場合、一泊はタダ
になるクーポンで、これを利用して、香港のインターコンチネンタル・香港(元のリージェント)に泊まることが多い。Ambassador会員がインターコンチネンタルホテルに宿泊すると、
なにかおまけ
がつく。大抵は、
ウェルカムフルーツとか、ちょっとしたお土産
で、以前、香港で貰ったのは、
中に鈴が入った健身球(健康握り球)と茉莉花茶
だった。最近はこの手のサービスは縮小傾向にある。香港のウェルカムフルーツは、ドラゴンフルーツなどが盛られていておいしかったけど、日本だと、大したものじゃないかも。
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