NHK番制局の米原尚志チーフディレクター、業務時間中にmixiにはまりまくる 「在留資格に問題有り」の中国人雇用にも関わる?
昨年、結構話題になったNスペに、
「タクシードライバーは眠れない」
がある。初回放映は2005年9月17日だが、何回か再放送された。
「規制緩和」が思わぬ混乱を生み出したタクシー業界。2002年の改正道路運送法の施行で、「新規参入」「増車」「価格」の3つの自由化が図られ、多様なサービスが生まれるはずだった。しかし現実には、激しい安売り戦争と供給過剰が起き、運転手の給与が激減。暮らせなくなった運転手のなかには、繁華街で客引きをする者、家に帰らず空港や駅に寝泊まりする「タクシー・ホームレス」まで現れた。
こうした混乱が特に目立つ「規制緩和の実験場」と呼ばれる大阪。運転手の平均年収は300万円を下回り、少しでも収入を上げようと必死だ。一方近畿運輸局は、運転手たちの長時間労働は何より乗客の安全を脅かす、として監査や是正を求める動きに出ている。
番組では運転手、タクシー会社・当局、3者3様の動きと思惑を追い、規制緩和をもたらした厳しい現実を見ていく。
昨年度の文化庁芸術祭で
優秀賞 テレビ部門 ドキュメンタリーの部
を取った番組だ。この番組を制作したのは
米原尚志チーフディレクター
なのだが、最近、米原尚志チーフディレクターが昨年暮れから参加しているmixiでちょっとした騒ぎが起きた。
業務時間中にmixiをやってる
というので、一部のヒトがNHKに抗議を始めているのだ。
いま、
NHK職員を両親に持つ「難病の子ども」への支援募金
をめぐって、2ちゃんねるを中心に
NHK職員であるという地位を利用しつつ、「NHK職員の子ども」という事実を隠蔽しての募金活動じゃないのか
という批判が起きている。この件については、このお子さんの病状についての正確な情報がわたしにはないので、判断を保留したいが、確かに
NHKの業務で知り得た有名人をフィーチャーした募金活動
を繰り広げているのは間違いない。
ネット上に落ちている情報を拾い集めて総合する力に関して言えば、2ちゃんねらーに勝るモノはない。
mixiに棲息するNHK関係者でこの募金活動に言及しているメンバーの洗い出しが行われ、米原尚志チーフディレクターも、
9/23 移植医療
9/30 物悲しい話
という日記で、この問題を支援者の側で取り上げたので、早速チェックされた。
問題は、米原尚志チーフディレクターが
業務中にmixiにはまっていた
ことを、日記に書いたりしてるあたりで、たとえば1/17の日記にはっきり
一日中mixiに没頭
なんて言ってるわけ。ご本人は、
積極的にmixiを仕事に使っている
と涼しい顔で弁明している。ま、
mixiネタで一本番組を上げる
つもりらしいから、ウソじゃないけどな。
NHKの中の人によれば
「良いドキュメンタリーを作るディレクターは大体勘違いした無神経野郎」(女性も含む)
なのだそうで、ま、米原尚志チーフディレクターもたぶん、この
NHKの中の人のいう「褒め言葉」に該当する人物
なのだろう。
凋落著しい番制でも、相変わらず金のかかるドキュメンタリーを自由に作らせて貰ってるらしい名物チーフディレクターの個人サイトはこちら。
BLUE HOURS by TORIIYOSHIKI
http://homepage.mac.com/yoneh/index.html
カメラをばんばん回して、高価なビデオテープの山を築き、編集の結果、その撮影した素材の1/100も使わなかったりするのが
NHKのドキュメンタリー制作の伝統芸
だ。地味な番組の方が、実は金がかかっている。民放のドキュメンタリーは、涙なしでは語れない予算規模で、カメラ回してますがね。ある意味
滅び行く、古典的ドキュメンタリー制作者
なので、注目している。特にmixiの日記では
ペタペタ
など、NHKの番組制作の伝統技法や、
あの「ETV2001 番組改編」問題の永田浩三・長井暁CPの今年度の管理職人事(実質左遷)に関する感想
などもあり、
NHKウォッチャーには、「消される前に保存」を推奨
したい。
ところで、米原さんにお伺いしたいんですが、奥さんの鍼灸院で働いていた中国人の首を切った話が2/19の日記に出てくるのですが
在留資格に問題有り
って、ひょっとして
不法滞在中国人を雇用していた
んじゃないでしょうね?それとも就学生とか留学生の
不法アルバイト(就業時間の超過など)の黙認
だったとかですか? 大変興味があるのですが。わたしからみれば
mixiを覗いてたことより、在留資格に問題のあるらしい中国人を雇用していた
事の方が、よっぽど問題だけどな。しかも、そのことを知りながら、別な問題があったためにその中国人の首を切ったように、日記には書いてある。てことは
在留資格に問題があっても、「業務上問題を起こさなければ」雇用を続けてた
ってことじゃないのか? 事と次第によっては、
入管難民法違反に荷担した
って話になるのですが。
しかし、番制の若手・中堅って、割を食いすぎてませんかね。このままだと
もうすぐ、まともなドキュメンタリーの作れそうな番制の中堅が払底するかも
だけどな。
| 固定リンク
コメント
本日20:00~20:29 NHK教育「福祉ネットワーク」で「地域医療崩壊 何が医師を追いつめるのか?」が放映されます。
いま全国の病院で医師が次々と辞めていき、地域医療が崩壊の危機にさらされている。従来あまり語られてこなかったが、背景のひとつにあるのが患者の安易な「コンビニ受診」。「待ち時間が昼に比べ少なくてすむ」「会社を休まなくてすむ」「どうにも不安でならない」などの理由で、深夜などの時間外に受診する人が増えている。なかには救急車をタクシー代わりに使う悪質なケースもあって、問題となっている。番組は、北海道苫小牧のある病院の夜間救急に密着。医師の苦闘ぶりを描くとともに、地域のお母さんたちが「子どもを守ろう、お医者さんを守ろう」をスローガンに「脱コンビニ受診」の取り組みを始めた兵庫県丹波市の事例を紹介する。
投稿: 脳外科見習い | 2008-02-14 12:35
MJLnetでこの方と知り合い、取材でリアルでもお会いしていますが、
>「良いドキュメンタリーを作るディレクターは大体勘違いした無神経野郎」(女性も含む)
なのだそうで、ま、米原尚志チーフディレクターもたぶん、このNHKの中の人のいう「褒め言葉」に該当する人物
なのだろう。
と言う評価は当たらないと思います(そこそこ辛口なので評価は分かれる方だとは思いますが)。実際、柏原、夕張など他に取材を受けた方の評判も悪いものではありません。
mixiに関しても情報源として活用し、これを元に取材やネタ探しをしていると言うお話しも聞いてますので業務上も問題無いと思います(それを言ったら私らの仕事も・・・汗)。
違法就労問題に関しては分かりませんので何とも言えないですけどね。
お書きになられている方は一応私の知っている米原氏とは全く異なる人物像ですのでコメントさせて頂きました。
投稿: 僻地外科医 | 2008-02-15 09:44
僻地外科医先生、
>「良いドキュメンタリーを作るディレクターは大体勘違いした無神経野郎」(女性も含む)
というのは、NHK内部での「番組屋」に関する評価です。「番組屋」というのはPDの中では一番エラいのです。これと対照的なのが「ニュース屋」です。番組の提案を上げて、しっかりした構成でドキュメンタリーを作るPDがエライ、というのがNHK内部のPDの評価基準です。米原PD(今は肩書きが違うかも知れませんが)がこれに当たります。自分の提案を番組化できるPDとして、NHKでは評価されています。一方で、提案を上げなくても作れるニュースなどの報道番組を作っているPDは「ニュース屋」といって、「番組屋」からはバカにされています。
番組屋のPDは基本的に「人たらし」でなければできません。取材対象に嫌われては、密着取材ができなくなります。従って、現在の取材対象である医療関係者に「いいヒト」と信じられないようでは、逆にPDとしては失格です。
投稿: iori3 | 2008-02-15 11:00