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2006-10-10

国会議事堂を行く

「午後一時から、第一委員会室で衆議院予算委員会が開かれます」
開会を知らせる館内アナウンスが響く。


K2_1


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今日、北朝鮮の核実験実施問題の集中審議が行われた、衆議院予算委員会が第一委員会室で開かれている最中に、なぜか国会議事堂内を案内していただいていた。
ちょうど、第一委員会室前を通ると、かなり高い階段の向こうに、委員会室のドアがあり、衛視が数人立っていた。さすがにそこは覗かない。
 委員会室
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/gijidou/7.htm

今では考えられない国費を注いで建てられた、高い天井の国会議事堂の中を初めて見る。
地震に強いという沖縄の石灰岩が贅沢に使われている。
議事堂の塔を中から見上げると、窓に当たる部分には、異なったデザインのステンドグラスが配されている。天井部分には、5×5の正方形の区画があるのだが、
 50畳敷きの広さ
なのだそうだ。下から見上げると、真四角な小さな区画に見えるもの一枚が
 一坪の広さ
なのだ。なにせ
 法隆寺の五重塔がすっぽり収まる
という高さと広さがある。途中、四方の隅に泰西名画風の壁画が施されているのだが、
 設計者の弟子か、誰かが描いた日本の四季の風景
だとか。
 中央広間
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/gijidou/3.htm
天皇陛下の「御休所」は
 国会議事堂の全建設費の一割を費やした
実に贅沢な一室である。ここは写真を撮ってはいけない。石造りの入り口部分は
 一枚岩をくりぬき、彫刻を施した
もので、その大きさはいざ見ると驚く、中をガラス越しに覗くと、折上格天井には、折上の蛇腹部分に、桐の花のような文様が施されている。
 御休所(ごきゅうしょ)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/gijidou/4.htm
廊下には
 一見モザイクに見える装飾
が施されているのだが、タイルではなく
 細長い石材と金属を小口を上にして組み合わせている
という贅沢な造りだ。かなりの厚さがあるのだろう。昭和11年(1936)に建造されているから、もう70年経つのだが、タイルではないから、表面の模様がそこだけ剥がれることがない。
エレベータはさすがに
 外側は昔通りだが、中は改装してある
ので、安全面では問題ない。もっとも
 古いままだった時期には「仏壇の中」みたいな装飾
だったそうだ。大体想像は付く。

官房長官室の前には、
 予算委員会の終了を待つ国会担当のマスコミ各社の記者達
が屯していた。
 会議中につき静粛に願います
という掲示は出てるが、記者達はおしゃべりしつつ、出待ちをしている。ま、第一委員会室には聞こえない程度の声の高さではある。たぶん、各社の一線級記者の筈だ。


K_3

予算委員会が開かれていたので、衆議院の本会議場は、
 観覧モード
になっていた。傍聴席から、下を覗いたところ。どの場所が何に当たるのか、大きな紙の掲示がぶら下がっている。
上から見ると、狭いような感じがするが
 実際は450畳
だそうな。一年生議員は前列、当選回数が増えるほど席は後ろの高い場所に移る。
議長席上、赤いカーテンが見えている場所が、
 天皇陛下の御席
なのだが、衆議院の方は殆ど使われてないという。(国会の開会式は旧貴族院の参議院で行われる)
傍聴席の下、手すりの手前には、各社のカメラクルー用の固定三脚が社名や使用者の名前が書かれて、置かれている。

今日は夕方から衆院本会議が開かれた。

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従って、わたしの撮った写真は
 束の間の静かな本会議場
ということになる。

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