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2006-11-08

「マスコミたらい回し」とは? (その34) 11/7付け紙面でも「判断ミス」と鬼の首でも取ったような論調の毎日新聞大阪本社版朝刊 第一報で「ミス」の根拠としていた「内科医がCTを撮ることを勧める」という大誤報はスルーですかそうですか

ま〜
 大淀病院の原院長から言質を取った
とでも、喜んでいるのだろう、毎日新聞奈良支局。

昨日、大阪本紙に掲載された、
 大淀病院産婦死亡事例のまとめ記事
がwebにも掲載されている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2006/11/07/20061107ddn010100049000c.html

長いので、必要なところだけ引用しておく。


 ◆奈良
 ◇後方病床少なく、集中治療室の回転率低下 新生児受け入れ、悪循環
 今年8月8日午前0時ごろ、奈良県五條市の高崎実香さん(32)が大淀病院で分娩(べん)中、意識不明に陥った。病院は同県内の拠点病院となっている県立医科大付属病院(橿原市)、次いで県立奈良病院(奈良市)に受け入れを打診したが、いずれも満床だった。この2病院を含めて19病院(奈良県2病院、大阪府17病院)で受け入れが不可能とされ、高崎さんは約6時間後、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容された。男児を出産したが、高崎さんは同月16日に死亡した。
 高崎さんの死因は脳内出血だったが、大淀病院は、妊婦が分娩中にけいれんを起こす子癇(しかん)発作と診断。大淀病院の原育史院長は、問題発覚後の会見で「子癇発作の疑いとした点で、判断ミスがあった」と話した。
 今回のケースでは、全国トップレベルの周産期医療体制を誇る大阪府でも17病院が受け入れられなかった。病床数不足や医師不足などを背景に、高リスクの患者の受け入れが大都市でも厳しい状況であることを示した。毎日新聞が17病院のうち9病院に取材した結果、大半が「満床」や「処置中」などだった。
 一方、奈良県の柿本善也知事は「速やかな医療提供が出来なかったことを、誠に残念に思います」とコメントし、未整備の総合周産期母子医療センターを来年度の早期に設置すると明言した。
 同県の周産期医療体制は、他の自治体に比べて立ち遅れている。母体・胎児の集中治療管理室は、02年度に設けた3床だけ。出生1万人当たりで見た新生児集中治療室は全国平均のほぼ半数にとどまる。
 また、新生児集中治療室を出た新生児を受け入れる後方病床数は全国ワースト1の6床しかなく、ただでさえ少ない新生児集中治療室の回転率を下げている。結局、母体の緊急搬送の約4割を平均約1時間をかけ、県外に運んでいた。【今西拓人、中村敦茂】

この毎日新聞の書き方が事実誤認であることは明白で、
 死因が脳内出血であることと、子癇発作が起きたことは別問題
だ。つまり、毎日新聞の書き方だと
 疾患Aと疾患Bの両方に似た症状が出たので、Aの治療をしていてBを見逃した
という論調なのだが、今回の事例は
 疾患Aと疾患Bがほぼ同時に起きた
と思われるのだ。実際に、
 子癇発作から脳内出血に至ることがある
のだ。マスコミが入手しているカルテに記載されている経過からすると
 子癇発作→脳内出血
という転帰はあり得る。いつの時点で、今回の事例の脳内出血が始まったかは不明だが、それがわかったところで、
 死因は脳内出血
になる。脳内出血が判明した時点で、出産を中断して脳内出血の治療にあたる、などということは、すでに出産が始まっている以上、出来ない。しかも、脳内出血は、脳の深い部分で出血が起きることだから、もし、これが出産時ではなく、単独で脳内出血になっても、予後は極めて悪い。今回は
 母体から胎内に酸素が十分供給されているのを確認して、まず帝王切開で子どもの命を救い、しかる後に母体を救うために脳外科の手術を行った
わけだが、脳出血の救命可能な手術開始までの時間といわれる
 発症後3時間以内
を大きく超えており、出血部位が深い部分で、広範囲だったために、残念ながら母体を救命することは出来なかった。それでも尚、原院長の隻言半句を捉えて
 ミス
とあげつらいたいのか。
「判断ミス」という言葉を、先生方は批判する。。奈良・大淀病院 警察が捜査へ ★6スレッドより。


499 :卵の名無しさん :2006/11/07(火) 13:02:59 ID:9FLawFaI0
今回の件に乗じて医者たたきをしようとして、できなくなったもんだから
えらそうにいろいろ話を膨らませているけど、まずは、現場の医者に
ミスがなかったことをちゃんと認めろ

500 :卵の名無しさん :2006/11/07(火) 13:10:10 ID:wnBSOzl70
「結果的に判断ミス」という院長の言葉は
医療ミスでないと言いたかったのだろうがゴミ共に利用された
な。
「その時点での判断にミスはなかった」といっておけば違っていた。

結果的にどうですかと聞かれるだろうが「結果については第3者を交えて
公正に検討すると」でも答えればなにもミスではない。

ある産科の先生の感想。


545 :卵の名無しさん :2006/11/08(水) 01:33:50 ID:e+XC9VaM0
痙攣発症の脳出血は余り記憶にないな・・・
それこそ、出産中に被殻出血起こした人を経験しているが確か痙攣発症だった。
ちなみにその人は痙攣後は意識障害なく、片麻痺がその時あったので正確な判断がしやすかったのだが。

教科書や論文調べればデータはあるんだろうけど。

発症時から意識障害があったのだとすれば、出血による直接の症状か、痙攣による意識減損が遷延していたのかが興味ある。
いまさら分からないのだろうけど。
脳出血による直接の症状であれば、発症時にすでに厳しい状態だった印象はあるな。

朝日を辞め、毎日に代えたばかり。
毎日も止めようと思ったが、医師の真面目な投書をちゃんと反応してくれた記者が現場を理解した記事を書いてくれていた(中国版)。
まあ今のところ思いとどまった。

6時間「放置」の見出しは許さないが。

毎日新聞、545先生が中国地方の方でよかったですね。関西だったら、とっくに毎日を止めているだろう。

さて、すっかり有名人になった青木絵美記者の健筆ぶりを拝読しよう。


 ◆医師助ける体制改善を願う−−青木絵美(奈良支局)
 「緊急かつ高度な治療が可能な病院に搬送するシステムが機能しない現状を、行政も医師も私たちも直視すべきだ」。私は、10月26日朝刊「記者の目」でそう訴えた。これに対し「記事は医師、医療機関を悪者に仕立てている」という意見が寄せられた。だが私を含め担当記者は当初から、医師1人の責任で終わる問題ではないと考えてきた
 待合室が患者であふれ、妊婦1人の検査、診察が2時間以上かかる現実を、奈良県内の病院で目の当たりにした。休みなく診察室と検査室を動き回る医師には、頭の下がる思いもした。お産に絶対の安全はない。だからこそ、万一の場合に備えた体制づくりは必要だと思った。それが現場の医師の助けにもなるからだ。
 県は高リスクの妊婦搬送のあり方を議論する検討会の設置方針を明らかにした。現場の医師の参加も求めており、双方が意見を出し、体制の改善が進むことを願う。
毎日新聞 2006年11月7日 大阪朝刊

青木記者にお尋ねしますが
 当初から、医師1人の責任で終わる問題ではないと考えてきた
ってホントですか?最初の論調は、
 医療ミスかつ搬送拒否
だったじゃありませんか。
それとも
 たくさんの医師の責任
と言いたかったとでも?
しかし、
 待合室が患者であふれ、妊婦1人の検査、診察が2時間以上かかる現実を、奈良県内の病院で目の当たりにした
って、
 やっぱり、妊娠中で、毎月検診に行ってる
ってことかな〜? なんでよりによって、設備その他に「定評」のある、あそこの病院にしたか知りませんが。わたしなら行きませんよ、近いけど。
しかし、もし、本当に妊娠中なら
 自分の恐怖を拡大して今回の事例に投影した「極めて個人的」記事で、日本中の産科医療体制を破壊しつつある
ってことに、気がついてますか? 自分で自分のお産を危険にしてるんですが。妊婦さんにきついことは言いたくないが、
 精神状態が不安定になりがちな妊娠中、かつ初産だろうから、一番いろんな不安がある
時期に、
 自分の感情と憶測を医学的なウラ取りなしで全国にばらまいた
のだったら、たまりませんが。てか
 ジャーナリストなら、もっと医学的な調べをきちっとしろ
と言いたい。これだと
 かかりつけの医師の言葉を鵜呑みにして、記事を書いてる個人blogレベル
じゃないか。

先生方のご意見。


496 :卵の名無しさん :2006/11/07(火) 12:37:42 ID:9FLawFaI0
俺は今朝読んだよ。

あいかわらず「院長が判断ミスと謝罪した」とうれしそうに書いている。
しかも「結果的に」判断ミスといったのを意図的に書き換えてる
な。
産科医会の、ミスはなかった声明はまるっきり無視
馬鹿記者名で、医者たたきが目的ではなくといいわけたらたら
書いてるが、結果的にそれができなくなっただけの話だろ。

毎日はこういう飛ばしが多いな。おおむかし島根のほうで登山者が冬山で
行方不明になったときも、ちゃんと調べず装備も無しに無謀な登山を
とうれしそうにたたいた毎日新聞の馬鹿がいた。
結果的には、ちゃんとしらべて装備もしたベテラン登山者の不可抗力の遭難で、
自力で別ルートから戻ってきたんだが、フォローはなかった。

お話にならない新聞だ。

497 :卵の名無しさん :2006/11/07(火) 12:41:49 ID:i0+GL+Kq0
>>495
青木絵美。
こんなつまらん記事を書く前に、誤報の落とし前をつけろ。話はそれからだ。

ま、誤報については、全く謝る姿勢を見せてませんね。
第一報を貼っておく。


病院受け入れ拒否:分べん中意識不明、転送まで6時間 1週間後、女性死亡−−奈良
 ◇18病院拒否
 奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分べん中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け男児を出産したが、妊婦は約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。【林由紀子、青木絵美】

 妊婦は同県五条市に住んでいた高崎実香さん(32)。遺族や病院関係者によると、出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。
 産科担当医は約1時間45分後、同県立医科大学付属病院に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。その後、医大病院が搬送先を探したがなかなか決まらず、午前4時半ごろになって19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。
 高崎さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、同センターに午前6時ごろ到着。同センターで脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。高崎さんは同月16日に死亡した。
 大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は容体急変の後、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

毎日新聞に聞きますが
 当直の内科の先生が産科の先生にCTを勧めたことは一度もない
そうですし、出回っているカルテにも、そんな記載はないでしょう? この
 CTの一件
はどうなったんですか?

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» 毎日新聞特集 奈良・妊婦死亡 [勤務医 開業つれづれ日記]
すみません。 あまりに長文になるため、 記事を分割いたしました。 ネタ元は 天漢日乗 です。 お世話になっております。 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/ 11月7日、毎日新聞が特集を組んでおります。 ---------------------------... [続きを読む]

受信: 2006-11-10 09:32

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