産科医の過酷な勤務実態を活写 ABC NEWSゆう 悲鳴病棟(2)”休めず、眠れず…”産科の嘆き@11/22 関西ローカル
大淀病院産婦死亡事例の報道が始まってから一月が過ぎた。
11月になっても、感情的な報道一辺倒で、MBSもKTVも
医療ミス
などと、最初の毎日の誤報を垂れ流したまま。関西準キー局はこのまま行くのかと、暗澹たる気持になっていたのだが、今日の関西ローカル
ABC NEWSゆう
の特集は、産科の実態を丁寧に伝えていた。
全国放送ではないので、御覧になれなかった方のために、内容を紹介する。(画像はクリックすると拡大します)
まずは
堺市民病院産婦人科の新人医師の一日。
忙殺される医師。中絶の途中でお産に呼ばれることもあり、心の切換が難しいことも。
朝8:00出勤。入院患者の回診。
10:00。回診を終え、外来患者の診察開始。
11:00。胎児をエコー撮影。
正午。婦人科の手術。
午後一時半。出産の立ち会い。
昼ご飯など食べる暇はない。ペットボトルのお茶で済ませる。
朝から午後まで勤務の後、当直勤務に突入。ちなみに当直は「寝当直」が本来の「当直」であり、医療行為を行うのは、労働基準法から逸脱している。
この兪先生の一週間の勤務実態。
日曜の午後5時から始まり、火曜の午後5時まで48時間ぶっ続けの勤務。金曜日は朝から翌日朝までの24時間勤務。合間の水・木も
オンコール(呼び出し待機)
で日中8時間以上拘束されている。
産科医の勤務が過酷になっている理由は、産科医が年々減少しているからだ。
産科医の減少とともに、出産できる医療施設の数も減っている。
その2に続く。
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コメント
はじめまして。いつも読ませていただいています。
突然ですいませんが、この記事の勤務シフト表のキャプチャー画像を私の記事の中で使わせていただきました。
問題があったら訂正しますので、そのときは申し訳ありませんが教えて下さい。
それともう一つすいません。
TBをさせていただいたのですが、実は送信するときトラブってしまい、複数送信してしまったかも知れないのです…。
まだ反映されていないようですが、おかしなことがあったらTB消していただけますでしょうか?お願いします。
失礼致しました。
投稿: 青二才 | 2006-11-26 03:05