ボジョレ・ヌーボーと目が合う
京都大丸の地下は、食品に力を入れているらしい。
帰ろうと思ってうろうろしていたら、ボジョレ・ヌーボーの試飲コーナーに出た。ボジョレ・ヌーボーが好き、というわけではないのだが、
目が合ってしまった
ので、買う羽目に。無濾過だという。
デリでポルチーニ茸の入ったキッシュとアンチョビ入りオリーブを買い、家に帰る。
二日目のビーフシチューを温め、今年のボジョレ・ヌーボーを開けた。院生の頃に、 桂の下宿で寝ころんで読んでいた、
ヒュー・ジョンソン 『ワイン物語 芳醇な味と香りの世界史(上・下)』(小林章夫訳 日本放送協会出版 1990)
にガメ種の悪口がたくさん書いてあったんだけど、これはそこまで言われるほど酷くない。(この本には日本人の悪口も書いてあるけど)
ちなみに、この『ワイン物語』の効用は
ワインの騰貴は、通時代的に起こり、それはワイン産地ではない国・地域が起こす
事実をローマの昔から説き起こしていることだ。かつ
高いワインがおいしいわけではない
ことにも言及されている。この本を読んでから、すっかりワインの勉強をする気が失せて、
その時入手できる、適当な値段のワイン
で済ませることにしている。ネットの知り合いには
年間100万円単位をワインにつぎ込み、若くしてワイン通になったIT業界のヒト
というのもいるけど。
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