梵・我・無我
やっと、ブラーフマナまで行った。しかしいくらPowerPoint使ってても、90分で、
読み切りインド思想史
をやるのは、なかなか難しい。なるべく哲学的な術語を使わず、かつ
印度哲学・仏教思想のポイント
を説明しなくてはならないのである。
今日は
ブラーフマナ段階のブラフマン(梵)
の話を、服部正明先生の解釈に従って説明した。来週はいよいよ
アートマン(我)とブラフマン(梵)
についてだ。なんせ、アートマンの話をしておかないと
仏教の無我
の説明が出来ないからなあ。
チャーンドーギヤ・ウパニシャッド(C III.17.1-5)なんてのを自分で話するとは思わなかったよ。√suとかね。(このあたりは業界のヒトだけ、受けて下さい)
え〜、来週はブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッドあたりを引かないとイカンのではないのか。ヤージュニャヴァルキアですよ、ヤージュニャヴァルキア。昔から嫌いやねん、ヤージュニャヴァルキア。ああ"neti, neti"。
しかし、ほんとに、学生時代に嫌いだった奴を次々説明しなくてはならない羽目に陥るな。
こいつ、嫌い
と思った奴ほど、後々になって出てくるのは、その当時の予感だったのか、それとも
因縁
なのか。ニダーナなんて話を今日したところだ。(これも業界のヒトだけ笑って下さい)
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