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2006-11-23

忍び寄る鳥インフルエンザ 韓国南部で鳥インフルエンザに鶏が感染か 11/13にはインドネシアでH5N1型に感染して子どもが死亡

そろそろインフルエンザの流行シーズンである。最近は
 実は通年発生している
ことが分かってきたインフルエンザだが、流行はこれからがピークだ。

ヒト→ヒト感染するタイプに変異して、世界的大流行を引き起こすと言われている
 鳥インフルエンザ
だが、今のところ、
 中国南部で不完全なワクチン接種が行われたため、致死率が高いタイプに変異したH5N1型鳥インフルエンザウイルス
に関しては、
 中国とは関係ない
と、中国当局が言い張っている。心証としては真っ黒に近いんだけどね。今年の夏に東南アジアで死者を出した鳥インフルエンザは、この
 福建型ウイルス
と考えられている。
最近も
 インドネシアで死亡例
があった。
WHOのアナウンスメントより。


WHO 更新情報 鳥インフルエンザ−インドネシアにおける状況−更新37   2006年11月13日 WHO(原文

インドネシア保健省は、H5N1鳥インフルエンザウイルスによるヒト感染症例をさらに2例確認した。
新たに確認された症例の1例目は、Banten州Tangerangの35歳女性である。女性は11月7日に発症し、10日に入院した。現在も入院中である。女性の曝露源は現在調査中である。

第2例目は、西ジャワ州Karawangの30か月(2才半)の男の子である。男の子は11月5日に発症し、10日に入院し、13日に死亡した。男の子の曝露源に関する初期の調査により、発症前の期間に家の近くで鶏が死んでいたという報告が明らかになっている。

インドネシアでこれまで確認された74例のうち、56例が死亡している。

(2006/11/15 IDSC 掲載)

10日前の11/13に、H5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染した子どもが死んでいますね。

さて、日本のすぐ隣、しかも日本に近い
 韓国南部で鶏が大量死、鳥インフルエンザウイルスに感染したのではないか
と疑われている。

サンケイより。


韓国で鳥インフル発生か 保健当局が精密検査

 韓国の聯合ニュースは23日、韓国西部の全羅北道、益山で鳥インフルエンザの疑いがある事例が発生、保健当局が詳しい調査に乗り出したと伝えた。

 農林省はYTNテレビに、鳥インフルエンザと確認されたわけではないと説明。疑われるインフルエンザのタイプが毒性の強いH5N1型かどうかなど、詳しいことは分かっていない。

 韓国では2003年12月から04年3月にかけ、養鶏場などで19件のH5N1型の大量感染が発生。鶏などの処分に従事した作業員がウイルスに感染した。また04年12月には弱毒性のH5N2型による感染もあった。(共同)

(11/23 11:42)

全羅北道はこのあたり。全州市が道庁所在地だ。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e6/Mapa_Jeolla_Norte.png

朝鮮日報でも、まだ、感染の全貌が明らかになってない段階のニュース。


益山の養鶏場でニワトリ大量死…鳥インフルエンザの疑い

 全羅北道は23日、全羅北道益山市咸悦邑のAさんの養鶏場で鳥インフルエンザと疑われるニワトリの大量死が発生したことを受け、調査を行っていることを明らかにした。

 第1回調査の結果、大量死は鳥インフルエンザの疑い例と見られるとのことだ。

 養鶏場主のAさんは「22日午前、経営する養鶏場に入ってみたらニワトリ約6000羽がすべて死んでいた」と話している。

 全羅北道は同日午前11時に記者会見を開き、調査結果を発表する予定だ。

朝鮮日報JNS

記者会見は予定ではとっくに終わってるはずなのだが。
続報を待ちたい。
しかし、これが
 鳥インフルエンザ
で、かつ
 インドネシアで子どもが死亡したのと同じ型のウイルス
だったら、かなりイヤな展開だ。

なんせ、全羅北道から日本って、近いからな〜。折しも渡り鳥のシーズン、鳥は勝手に飛んでくる。
日本でも鳥インフルエンザの感染は、また起きそうだし、
 ヒト→ヒト感染するタイプに変異
してると、アウトだ。ともかくも
1. 外から帰ったら、手洗い・うがい
2. 体力をつけ、栄養・睡眠を十分に取る
を励行したい。

続き。18:30。続報が出た。サンケイより。


鳥インフル?韓国で鶏大量死 4日間に6千羽

 韓国農林省は23日、西部の全羅北道、益山にある養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染した疑いで鶏が大量死、詳しい検査をしていることを明らかにした。25日ごろに結果が判明するとしている。

 同省や全羅北道庁によると、養鶏場では十九日から22日にかけ鶏約6000羽が死に、養鶏場が22日、国立獣医科学検疫院に検査を依頼。同日深夜に検疫院が鳥インフルエンザの疑いがあるとの暫定的な結論を出した。同省が意見を求めた検疫専門家は、状況からH5N1型の可能性が高いとみているという。

 農林省は、この養鶏場で飼育されている残り約6000羽を処分し、養鶏場の鶏の卵を受け入れているふ化場二カ所を閉鎖する方針。また半径10キロ以内の別の養鶏場でも検査を行う。保健福祉省は現地にインフルエンザ治療薬の抗ウイルス剤、タミフルを送るなど、人間の感染防止対策を始めた。
 韓国では2003年12月から04年3月にかけ、養鶏場などで19件のH5N1型の大量感染が発生し、計530万羽の鶏やアヒルが死んだり処分された。当時、鶏などの処分に従事した作業員4人がウイルスに感染した。

 これまでのところ、鳥インフルエンザによる死者が最多なのはインドネシアで56人。世界保健機関(WHO)などは、遺伝子の変異で人への感染力が強いウイルスが出現する可能性が大きい地域として警戒を強めている。

(11/23 17:31)

さあて、っと。11/25って土曜日じゃん。
ま、状況から行くとH5N1型の可能性は高そう。で、
 どのタイプのH5N1型か
というのが、ポイントですね。福建型だと目も当てられない。

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久しぶりにちょっと近いところで出ましたよ。 <韓国>養鶏場で6000羽死ぬ 鳥インフルエンザが原因(毎日新聞) (元ニュースはこちら) (記事引用) 韓国KBSテレビによると、同国の国立獣医科学検疫院関係者は25日、同国南西部・全羅北道益山市の...... [続きを読む]

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