UCEEに登録してみる
D持ちな人達が職にあぶれているので
SNSを作ってみました
という、なんだかよくわからない記事が読売に出ていた。
就職難の博士たちへ、国立8大学が企業との交流サイト国立8大学が、インターネットの“社交場”と言われる「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」のウェブ・サイトを独自に運営することになった。
就職難の博士たちを支援するためで、近く本格サービスを開始する。大学院博士課程修了者(ポスドク)は、「視野が狭い」「柔軟性に欠ける」などの理由で企業から敬遠されがち。東工大の調査では毎年、国内の約1万4000人の修了者のうち、5割程度しか就職できない。
北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大と東工大の工学部が開設する「大学SNS」は、交流によって“浪人博士”たちの関心の幅を広げ、企業との接点を増やすことを狙う。
参加者は自分の研究テーマや論文などを登録。企業の人事担当者も会員になり人材を捜すデータベースとして活用できる。会員が情報交換しながら、交流を深められるコーナーもある。SNSは会員同士の親交を目的にした新しいサービスで、国内最大手ミクシィの会員数は500万人を突破した。8大学は当初、就職支援用データベースの開発を進めていたが、SNSの人気が高まったのをみて、急きょSNSに改造したという。ホームページのアドレスは、http://ucee.jp/
(2006年11月5日9時16分 読売新聞)
工学部の博士浪人対策SNSですか。
わたくしのような人文系は関係なさそうなんだけど、ま、物は試しというので登録してみた。たぶん、全然お呼びじゃないだろうと思うのだが、取りあえず、登録しないと何やってるかわからんからなあ。
今のところ、誰でも登録できるみたいだ。てか
なりすまし登録がいくらでも出来そう
なんですが、大丈夫か? 研究者の個人情報なんて、いくらでも簡単に集められるのですが。オンラインで公表されてるのもかなりの範囲だし、
学会名簿
なんてあれば、どうなっちゃうんだろうなあ。そのあたり、セキュリティの甘さは否めませんな。
で、入ってみると、ヘルプメニューが全然出来てなくて、がっかり。参加属性って後から変えられるんか? そのためのヘルプがまだ準備できてないってどういうことよ。
しかし、元々
就職先の心配はしないで拡充した大学院
なもんだから、就職難になるのは当たり前。大体
大学院にはいるより、学部入学する方が難しい
というのが常識だもんな。で
中堅どころの大学だと、優秀な学生はさっさと就職する
のが定説。上位の大学でも
生涯年収を考えると、大学院には行かない優秀な学生が多い
のである。大学教員って安月給だもんな。同じ頭脳があるなら、もっと稼げる分野はいくらでもある。一部の大学では教員を採用するときに
博士より修士を取る
とか、変なことになってるらしい。これは
学部からずっと同じ大学だった研究者狙い
ということだとか。
| 固定リンク
コメント