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2006-12-25

のだめカンタービレ Last Lesson 12/25 21:00-22:09 フジ

帰省して三日目。勝手の違う状況で、のだめの最終回を見る。

一言で言うなら
 祝祭としての最終回
だ。クリスマスの放映にふさわしい。
関東にいるので、朝からフジテレビを見ることができ、めざましでの番宣や一日中流れる予告編を目にした。本放送直前の天気予報のバックにも予告編は流れた。

前半は月9の王道、ラブコメの最終回。大川ののだめ実家のキャスティングは、父母が秀逸。岩松了と宮崎美子が、「のだめはここからできた」両親を見事に演じていた。特に宮崎美子の母ヨーコは、まさに
 漫画のヨーコを超えた!
と思わせる凄さ。いずれも大川出身ではないにせよ、九州出身の俳優を据え、大川弁がさほど奇妙に響かない。最終回にしか出てこないこの家族と、これまで10回までののだめが、見事につながるあたりは、演出もさることながら、キャストの熱演があってのことだ。
この実家シーン担当の美術さんは力業。
 ああ、これが東京に出るまでののだめのいた場所だ
と、画面上からストレートに理解できるのは、原作を読み込んだ上で、テレビドラマならどう撮られるかを考え抜いたセット構成だと思う。ベニアの回転ノブ付き片開きドアといった建具や柱、壁のディティールに至るまで、凝りに凝りまくっていて、おそらく昭和40年代に建てられた、地方の民家を見事に再現している。茶の間やのだめの部屋には、唸った。
千秋とのだめの再会シーンは、月9の王道で、
 千秋ののだめへの愛情
を明確にする演出だった。いわゆる
 大川ハグ
のシーンは、最終ショットにも使われている。

千秋最後のR☆Sオケ公演は、
 放映当日まで編集作業が続いていた
という話で、時間切れなだれ込みだったんだろうと思うのだけど、
 「卒業」公演
の演出が成功していた。これまでの思い出のシーンが走馬燈のようによぎり、ヨーロッパへ向けて未来を紡ぐのだめと千秋の今後に希望をつなぐ編集だったと思う。

NHKの中の人からは、放映直後にメールが来て、R☆Sオケメンバーの練習に関する5分間を除けば
 前半はラブコメとして、後半は音楽を主題とするドラマとして、ほぼ最高ではないか
というベタほめに近い賛辞がつづられていた。ほんと、
 見ている側は、やられっぱなし
だったもんなあ。綱渡りの編集という事情を考えると、武内ディレクターの豪腕ぶりを、世に喧伝する最終回だったと思う。
もちろん、それ以上に
 玉木宏と上野樹里
という二人の演技のボルテージの高さが、現場の雰囲気を引き上げ、脇を固める竹中直人・西村雅彦・豊原功補・伊武雅刀といったベテラン勢の贅沢な布陣が、演技の幅を広げ、ドラマの奥行きを深めていたのは言うまでもない。若手とベテランが、演技をめぐって、「チーム・ケミストリー」をもたらす、得難い現場だったことだろう。
その意味では、
 奇蹟に近いドラマ
だったのではないか。

DVDの発売と
 スペシャルの放映
が待ち遠しい。

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» フジテレビ「のだめカンタービレ」第11話(最終回):さよならのだめ!! 涙のクリスマス公演 [伊達でございます!]
回が進むにつれて、役者さんたちが見違えるほど活き活きとしてきて、もっともっと見続けていたいと感じさせてくれた「楽しい音楽の時間」も、今日で終わりです。 [続きを読む]

受信: 2006-12-28 08:36

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