ネット社会は双方向発信が当たり前 毎日新聞1/1付け2ちゃんねる叩き記事で取り上げられた「がんだるふ」氏がmixiの日記で毎日新聞の取材を全公開中→追記あり
マスコミ人というのは
自分が衆目に晒される事態
になると、慌てる物らしい。普段
会社の名前で仕事をしてるだけ
だからで、
会社が守ってくれている自分が「本当の自分」
と勘違いしているからだ。よくある
マスコミ人のblog炎上
の元凶の一つが
ネット社会は平場の殴り合い
だという事実にいつまでも気がつかない場合であることは往々にしてある。そういや、高校生に論破された北海道のテレビ記者も、かつていたっけね。ネットの上では、新聞記者だろうがテレビ局員だろうが電通社員だろうが、全く関係ない。会社を辞めても、昔の肩書きで飯が食えるという勘違いのまま、
過去の遺産を食いつぶしている元新聞記者
などを見ると、痛々しいものがある。ま、いいんですが、本人がよければ。
さて、今年の初刷り、毎日新聞の一面トップは
ネット君臨:第1部・失われていくもの/1(その1) 難病児募金あざける「祭り」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/kunrin/news/20070101ddm001040002000c.html
で、一般読者の眉をひそめさせた。
この記事で悪意を持って書かれている
がんだるふ氏
は、mixiにいる。現在
毎日新聞の取材とその後の対応
について、mixi日記で詳細を公開中だ。mixiのIDのある人は「がんだるふ」で検索すれば、日記にたどり着けるはず。毎日新聞の記事がどういう取材のもとに書かれ、その後のがんだるふ氏の抗議に対し、どんな
卑劣かつ情けない対応
をしているかが、詳細に記されている。ま、
マスコミの取材ってその程度
なんで。
(追記 1/6 9:10)しかし、がんだるふ氏は、
mixiで臓器移植問題を追っていた人物
であって、2ちゃんねるのコテハンでも何でもないんだけどな〜。
毎日がこの特集記事のblogを開設していて、そこにがんだるふ氏本人がコメントを寄せている。
2007年1月1日(月曜日) 取材班から—連載がスタートしました
ネット社会取材班です。連載企画「ネット君臨 第1部失われていくもの」が元日紙面からスタートしました。初回はインターネットでの匿名による情報発信の問題を取り上げています。ご意見や情報をお待ちしています。取材を受けたものでございます。
ここまで、恣意的に発言を処理されるとは思いませんでした。少なくとも、さくらちゃんの場合は、臓器移植に関わる本質的な問題点と、不透明な募金方法にたいしネット上の注目があつまりました。それを、お涙頂戴的な同情視点にたち、問題の本質をすり替えたネット批判しかない記事のまとめ方にはがっかりしました。
取材時に、写真撮影と実名提示したいと求められましたが、お断りして本当に良かったと存じます。
あのような恣意的記事の処理では、「ネット上の悪人の見本」としてさらし者になるに過ぎませんからね。
そして、意図して、あのような記事のまとめ方をして実像をさらすというのは、報道の暴力にほかならないと考えます。
そこら辺は、報道に携わるものとして、深く反省する必要がありませんか? > I記者、T記者 さん。充分に紙面を用意頂き、こちらの論旨を充分に記載していただけるなら、実名、顔いりでの再取材に応じる用意はあります。
寸秒を争う報道記事ならいざしらず、充分な時間余裕のある特集記事なら、掲載日時、および、掲載紙の送付は礼儀だと存じますが?ま、「それは、新聞社の常識ではない」と言われればそれまでですが。
Comment by がんだるふ — 2007年1月1日(月曜日) @ 17時18分43秒
へ〜、取材しておいて、掲載紙もよこしませんか、毎日新聞。見上げた会社ですね。
で、まるで
がんだるふ氏=2ちゃんねらー
という印象操作がなされている記事への批判コメントもある。
事実誤認もはなはだしい「がんだるふ」ば2chに書き込んだことなど一度もないし、2ch内で批判を繰り広げていた中心人物は他にいる。
Comment by 自動保守◆KAWORUVHOM — 2007年1月2日(火曜日) @ 13時51分34秒
ところで記事ですが、なぜmixiには触れてないのでしょうか?匿名性という点ではmixiもそれが可能というのが既に周知されているのですが・・・。それにがんだるふ氏の主戦場はmixiですが・・・。2ちゃんねるばかりをとりあげmixiや他のブログの弊害性も語らないのは2ちゃんねるを潰す目的も(「も」というのは人権擁護法ネット限定版の追従が目的などもふくむから)あるからではないかと邪推してしまうのですが・・・。
Comment by mine — 2007年1月2日(火曜日) @ 19時03分45秒
mixiにはすり寄っておきたいのか、毎日新聞。兄にバラバラにされた妹もmixiにいたし、最近
事件があったらまずmixi
は、マスコミの常識になりつつあるし、かつ
株式も上場したから顔色はうかがっておきたい
ってことかね。
(追記終わり)
しかし、毎日新聞は昨年
サイバーテロ取材班
を名乗って
2ちゃんねるの仁義なきキンタマウイルススレッド
から、散々ネタをとって報道してたのにね〜。その後
毎日新聞関係者が通称Shareタマウイルスに感染、個人情報をのべ10万件流出
させてから、なりを潜めているがな。
そのときの毎日新聞2006年4月27日付の報道。
情報流出:毎日新聞の読者会員情報流出 6万5000人分、関係会社員PCから
読者向けに無料で情報提供を行っていた毎日新聞社(東京都千代田区)の読者組織「毎日フレンド」の会員6万5690人分の名簿が、ファイル交換ソフトの入ったパソコンを通じてインターネット上に流出していたことが分かった。調査の結果、「毎日フレンド」を運営していた関係会社「毎日開発センター」の男性社員(26)がデータを自宅に持ち帰り、ウイルスに感染していた私物のパソコンで作業をしたことが判明、流出の原因とほぼ断定した。
◇会員組織は3月解散
ファイル交換ソフトは「Winny(ウィニー)」ではなく、次世代型の「Share(シェア)」である可能性が高い。
流出した「毎日フレンド」の会員情報には、氏名や住所、電話番号、生年月日、趣味などが含まれていた。会員は関東地方を中心とした毎日新聞東京本社管内の読者を対象に、希望者を募って登録。年4回の会報発行などを行っていた。このサービスは今年3月に終了しており、流出したのは昨年10月以前の情報。また、新聞販売店約2200の店名や住所、電話番号も流出した。
「毎日フレンド」の名簿を管理していた「毎日開発センター」の社員が、社内のパソコンからデータをコピーして自宅に持ち帰り、ウイルスに感染していた自宅のパソコンに移し替えたため流出した。この社員はパソコンにファイル交換ソフトを入れていたが、ウイルスに感染していたことには気づいていなかったという。データの持ち出しは社内規定で禁止されているが、自宅のパソコンで仕事をするため持ち出したという。
毎日新聞社は情報が流出した読者に対し、個別に連絡して謝罪するとともに、専用の電話を設置し、問い合わせに応じる。電話番号はフリーダイヤル0120・312・196。
◇深くおわびします−−毎日新聞社販売局の話
弊社の関係会社である「毎日開発センター」が今年3月まで運営しておりました「毎日フレンド」の会員情報がネット上に流出したことが判明いたしました。流出した情報は毎日新聞読者を中心とした個人情報であり、会員だった皆様には大変申し訳なく、深くおわびいたします。今のところ2次被害は確認されておりませんが、すべての会員の皆様に連絡を取っておわびします。個人情報保護の徹底を、全社員、関連会社に改めて指示するとともに、再発防止策を講じて参ります。
毎日新聞 2006年4月27日 東京夕刊
このときの「謝罪文」。
弊社関係会社からの個人情報流出について
2006年4月27日 毎日新聞社
毎日新聞社の関係会社「毎日開発センター」(東京都千代田区一ツ橋)が運営していました会員組織「毎日フレンド」(今年3月末で終了)の昨年10月時点の会員の個人情報約6万5000人分が、インターネット上に流出したことが分かりました。会員は東日本地域での毎日新聞の読者を中心に希望者を募って登録しておりました。社内調査の結果、同センターの社員の個人パソコンからファイル交換ソフトで流出したことが分かりました。会員だった皆様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。関係者の処分は厳正に行います。○流出情報
・毎日フレンドの会員6万5690人の名簿。氏名、住所、電話番号、生年月日、趣味などが記載されています。
・東京本社管内の販売店データ。約2200件の店名、住所、電話番号など。○流出原因
・社内調査の結果、毎日開発センターの男性社員(26)が、自宅の個人パソコンで作業するためにデータを持ち帰り、そのデータがファイル交換ソフトを通じて流出したことが分かりました。パソコンはウイルスに感染しており、ファイル交換ソフト「Share(シェア)」を通じて情報が流出したとみられます。○「毎日フレンド」とは
・毎日開発センターが運営。関東など東日本地域の毎日新聞読者を中心に、希望者を募って登録していました。会費は原則無料で、年4回の会報発行などのサービスをしていました。今年3月末で終了しました。○個人情報保護への対応
・弊社や関係会社が保有する個人情報保護については内規を設けて徹底しており、ファイル交換ソフトについても今年春から使用を禁止しました。しかしながら、このような事態になり、改めて再発防止の方策を進めていきます。○会員への対応
・情報が流出した全員の方にご連絡をとり、経緯をお知らせするとともに、お詫び致します。また、お問い合わせに応じるための専用電話を設置しました。お問い合わせ専用番号 0120・312・196(フリーダイヤル)
関係者の処分は6/1付だった。
弊社読者情報流出で関係者処分
2006年6月2日 毎日新聞社
毎日新聞社の関係会社「毎日開発センター」が運営していた読者組織「毎日フレンド」(今年3月末で終了)の会員情報が流出した問題で、両社は1日、関係者の処分を発表しました。毎日開発センターでは、情報を流出させた男性社員(26)を諭旨解雇▽上司の主任2人をけん責▽個人情報管理責任者の三嶽敏夫常務取締役を取締役に降格し、資格停止1カ月−−としました。
毎日新聞社では、管理責任として寺島則夫東京本社販売局次長をけん責としました。同局次長は兼務していた毎日開発センター社長を辞任しました。
毎日新聞社の調査によると、男性社員は社内規定に違反してデータを持ち出し、ファイル交換ソフト「Share」をインストールした自宅の私有パソコンで作業、パソコンがウイルスに感染したため、4月13日にデータがネット上に流出しました。両社は情報が流出した元会員におわびの文書を送るとともに、専用フリーダイヤル(0120・312・196)で問い合わせに応じています。
そのほかの毎日新聞の旧悪についてはこのあたりに。
2004-06-04 毎日新聞記者、2ちゃんねるでリモートホストとメールアドレスを自ら晒し、逆ギレ
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20040604/p1
2006-05-07 NHKが4/11の朝のニュースで使用を煽った「Share(仮称)」の被害増大 4/1から二種のウイルスが悪さをしてるわけで
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/05/nhk411share41_6041.html
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コメント
がんだるふ氏は、mixiでも暴れていたようなのに、毎日新聞がmixiを取り上げないとは変ですね。
プロ市民がんだるふ1号
http://ex18.2ch.net/test/read.cgi/net/1168326895/
投稿: 中立派 | 2007-01-16 12:31
自分の書き込みが転載されていることに、すこし不快感を感じますが、変に取り違えられていないので良かったです。
投稿: 自動保守◆KAWORUVHOM | 2007-01-27 01:14