災害時の組み立て式浴場開発 18人が一度に入れ、1時間で稼働可能
日本人は風呂好きだ。
災害時に困ることの一つが
お風呂に入れない
ことだ。
阪神淡路大震災や新潟県中越地震の時は、自衛隊が設営した仮設風呂などが利用された。
新潟県中越地震十日町市 自衛隊のテント・仮設風呂
http://homepage3.nifty.com/eiji_itoh/toukamatijieitaisien.html
なんとか、簡単に設営できて、多くのヒトが入れるお風呂がないものか。
阪神淡路大震災で、仮設風呂を設営して被災者を支援した大阪のボイラーメーカーと防災用品メーカーが協力して
仮設浴場システムを開発
したという。
時事より。
2007/01/15-06:16 災害時でも温かい風呂を=阪神大震災の支援で発案−大阪写真
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/15at01t.jpg阪神大震災で、公園に風呂を作る被災者支援に当たったボイラーメーカー「ヒラカワガイダム」(大阪市北区)と防災用品メーカー「ロゴスコーポレーション」(同市住之江区)が15日までに、被災時に使える仮設浴場システムを開発した。
開発されたのは、18人が一度に入浴できる浴場システムで、河川の水を濾過(ろか)できる装置や、資格を持たない人でも使える給湯用の小型灯油ヒーターを備えているのが特徴。組み立てが容易で、作業開始から約1時間で浴槽にお湯を張ることができるという。
両社は社長同士が学生時代からの知り合いで、阪神大震災の被災者に無料で自社製品を提供するなどしてきた。開発はこの支援活動から発案されたもので、得意分野を生かし、ヒラカワ社が給湯装置、ロゴス社がテントや浴槽を担当した。
おお、すばらしい。
水道の供給に頼らず、河川の水を濾過して、灯油で涌かすのね。
いつでも、誰でも使えるシステム
が、災害時には重要なポイントだが、その点をきっちりと押さえているのは、
阪神淡路大震災での支援の経験
によるものだろう。
被災時に限らず、使えそうなシステムだ。もちろん、災害時以外での使用には、給排水の始末などの問題はクリアしないといけないけど。
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