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2007-01-07

ネット社会は双方向発信が当たり前 (その3) ネットによる「既得権侵害」におびえる毎日新聞の記者達→追記あり 花谷寿人記者は集英社新書『医療事故がとまらない』の取材班キャップ

拙blogをご愛読くださっている方から、先ほどメールをいただいた。
 12/30付けの毎日新聞発信箱を読みましたか?
というもので、テクストも添えられていた。
いや、これがすごいのなんの。webにまだ記事が残ってるので、そちらから転載する。突っ込みどころは赤で。


発信箱:ネット取材考=花谷寿人

 私たちはインターネットに依存するあまり、いつの間にか支配されているのではないか。そんな疑問から毎日新聞の「ネット社会取材班」は動き出した。
 取材を始めたのは2カ月前。20代から30代の記者たちが集まった。彼らの問題意識はこうだ。
 ネットの匿名社会が進む一方で、個人情報がはんらんし、人権を侵している。新たな形態の犯罪が次々と生み出される。サラリーマンの働き方もずいぶん変化した。子供たちは携帯で友だちとつながりながら、返信に追われる……。
 劇的にもたらされたネットの利便性や効率と引き換えに、大事なものを失いつつあるように見える。取材を進めていくうちに、その思いを強くした。
 ところがいきなり、ネット社会の怖さを感じることになる。相手が取材された内容を、直後にブログの日記やネットの掲示板に書き込む。新聞記者のかつての取材は1対1の関係だった。それが大きく変わり、記者個人の名前や取材の仕方が不特定多数の人々にさらされる。メディアもそういう時代を迎えたことを思い知らされた。記者は名刺を出すことさえ、ためらうこともある
 それでも生身の人に会って話を聞くのが私たちの仕事だ。そうしなければ、本当のことを伝えられないと思う。
 連載企画「ネット君臨」は31日にスタートする予定。取材班は毎日新聞の愛読者サイト「まいまいクラブ」(http://my-mai.mainichi.co.jp/)のブログで幅広くネット社会のあり方を考えている。ご意見や情報を募集しています。(社会部)
毎日新聞 2006年12月30日 東京朝刊

当たり前じゃん。ネット社会では
 すべてのネット参加者が世界に向けて情報発信可能
なのだから。要するに、
 活字媒体を寡占してきたメディアと出版社
が、
 ネットによる情報発信に脅威を感じて、足がすくんでる
だけの話。だいたい
 マスコミに好き勝手に「作文」され、恣意的に報道されてきた、取材される側のイヤな気分を記者が初めて味わって、被害妄想に陥っている
だけじゃないのか。
 社名入りの名刺一枚で、世界中のどんな人間とも会って話ができる
と、その実
 社名に守られた取材活動しかしてこなかった、護送船団方式で保護されてきたごく少数のマスコミ人
が、
 自由に発信する、圧倒的多数の一般市民
にとまどってるだけだろうが。名刺や肩書きなどで勝負しない、ネットでの発信の方が、上記記事の
 「社名入り名刺」で保証されている「生身の人に会って話を聞く」行為
よりも、威圧的でもないし、よほど「民主的」だろうさ。ま、
 それ自体がマスコミを儲けさせる、マスコミの取材を受ける際

 名刺を出さない記者
なんて、普通はお断りだろうな。誰が信用する?

犯罪被害者の「雁首」(=顔写真)を取りに、被害者の家族の心の傷に塩を塗りたくるような非道な取材を続けて「一人前」になる記者人生だと、
 普通のヒトが持っている報道機関への不信感
になど、気がつかないのだろう。筒井康隆の『俺に関する噂』じゃないけどね。不注意に個人名を漏らされたり、所属を明らかにされたりする報道被害に泣くヒトの方がよほど多いよ。
毎日新聞には
 奈良県南部の産科を絶滅させ、若い女性でありながら、女性の敵となった青木絵美記者
もいることだし、今後、
 記者の名前
は、いろんな局面で長く記憶される。なんたって
 アンマン空港にクラスター爆弾を持ち込んで、人一人の命を奪った五味記者のいた毎日新聞
だ。署名記事が多いから、
 書いたものには責任を取ってほしい
ものだ。もちろん、記者名で発表されているってことは
 毎日新聞が掲載の許可を与えてる
わけだから、もし、誤った記事なり、偏った見解なりが放置された場合、指弾されるのは
 毎日新聞と書き手の双方
であることは間違いない。これまで匿名記事で、書きたい放題書いて、散々無辜の一般市民を報道被害に遭わせた上、泣き寝入りさせてきた長い歴史が、今終わろうとしているだけの話だ。歴史の転換点には、ドラスティックな変化があり、これまでの抑圧に対する反発は、きわめて大きい。ダムが決壊するようなものだから、今の時期、新聞記者をやっていて、しかも
 高給取りでかつ誰からも取材や文章の責任を問われない
なんて、のんきなことはあり得ないのだ。ま、もらってる給料の分、批判は受けてしかるべきだろう。その高給を保証してるのは、
 再販制度
なんだからな。

おまけ。
アンマン空港爆殺事件のときに、とある毎日新聞支局で繰り広げられた信じがたい光景。2005年に書いた記事
 2005-05-08 JR宝塚線脱線事故 JR西日本の記者会見で暴言を吐きまくっていた髭記者の謎
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20050508/p9
から引用する。

そういえば、アンマンの空港にクラスター爆弾を持ち込んで爆発させ、人を殺して帰ってきた五味毎日新聞記者の事件が起きたのは、2003年5月1日だった。 アンマン空港爆発事件 http://www.mainichi.co.jp/annuncio/owabi.html(現在リンク切れ)

で、アンマン爆殺事件の時の毎日新聞の対応について、友人が毎日新聞記者だったというヒトが書いている。記者会見を糾弾会と思ってる記者がいる件について2スレッドより。


744 :文責・名無しさん :2005/05/08(日) 19:12:58 ID:NSy0BAsB

兵器である爆発物を機内や空港内で爆発すれば人が死ぬ可能性を知った
上でそれでも構わないと思って持ち込んで空港職員を死に至らしめたんだ
から日本国内であれば未必の故意となるから「爆死」という表現は不適当。
「爆殺」というべきである。

で、 殺 人 鬼 五 味 が本懐を遂げたとき毎日はどうしてたのかな。

750 :文責・名無しさん :2005/05/08(日) 20:13:33 ID:ZDfuocTa
>>744
俺の知人(マスコミが馬鹿馬鹿しくなったので転職したが)は
その日の夜は何事もないように先輩に飲み会に連行されたようだ。

そしてその時某支局の支局長以下は
人の命よりこの事件でどのくらい部数が落ちるかのほうを
嘆いていたとのこと。
彼はそのような無神経な光景を見続け
まだ良心の呵責から転職を決意したようだが・・・


毎日新聞は一人記者を失ったが、同時に良心の持ち主もこのとき社内から一人去ったってことですな。

(追記 22:30)
このなんとも時代錯誤かつ夜郎自大の「発信箱」を執筆した
 花谷寿人記者
は、
 集英社新書『医療事故がとまらない』を執筆した毎日新聞社会部医療問題取材班キャップ
だった。
 集英社新書『医療事故がとまらない』
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0223-b/index.html
実はこの本を読んでないので、早速入手して
 昨今の毎日新聞の医者叩きの源流
を洗ってみることにしよう。
しかし花谷記者って、アホですか? 共著とはいえ、著書がある人間が
 個人情報が云々
なんて、プライバシーがあるわけないじゃないの。出版と同時に、
 一般人と同じプライバシーの保障
なんて、雲散霧消してるのに気がつかないとはね。しかも、医療ミスについての取材の過程で、すでに十分恨みを買ってる可能性はあるわけで、そんな
 カマトトを今更聞かされても
こちらはあきれるばかりだ。おそらく一部医療機関で
 マスコミたらい回し(マスコミ関係者の診療を丁重にお断りするために、別な医療機関に紹介状を書くこと。勤務先は保険証で確認できる)
の対象となってるのではと、思いますけど。

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コメント

毎日新聞に関してはいろいろありますが、
http://antikimchi.seesaa.net/article/30922406.html
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/cat_50011444.html
この2つを説明できないようだと会社として終わりが近いでしょうね

取材班から—連載がスタートしました
https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/itsociety7/index.php?p=7
ここにトリオジャパンの会計に関して取材しろってコメントをしたのに反映されなかったので、個人的に胡散臭さを増しています

投稿: sakimi | 2007-01-08 01:08

取材した記者が、取材対象に内幕をばらされることへの
恐怖?嫌悪感?は、あの佐々木俊尚さんでも当時は(2004年)
表明していますね。

佐々木俊尚の「ITジャーナル」2004-11-16
インターネットが取材を変える日

http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/1e4a7c59538a01659983ad62dd050a02

文中の記者達の感想はずっと続いてるのでしょうね。

投稿: ねこ | 2007-01-08 01:36

はじめまして

佐々木俊尚氏のロード・オブ・ザ・リングの取材は2002年の暮れですね。

LotR 英語なんでも掲示板
http://herbs.la.coocan.jp/cgi-bin/treebbs/treebbs.cgi
取材のご報告#1(ド・長文) [ハーブ]

のツリーにメールのやりとりが公開されています。
もう少し詳しいことは↓で書いています。
http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-234.html

1999年には東芝クレーマー事件騒動なんて有ったのに、マスコミ人は危機感がないのだなぁ。

投稿: 倫敦橋 | 2007-01-08 07:43

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