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2007-01-15

不二家は第二の雪印になるのか? (その3) 埼玉工場では過去7年間に18件 札幌工場では昨年6件の不適切な衛生管理 社長辞任へ→画像あり(クリックすると拡大します)

「きちんと記録を取ってなかった」という工場の品質管理について、記憶から得た証言は
 埼玉工場で過去7年間に期限切れ原料使用が18件
 札幌工場で昨年5月から7月の間に細菌検査基準を超えるものが6件
だった。てことは、ほんとはもっとあるんじゃないの?と疑うのが筋だろう。
不二家がこれまでの衛生管理の不手際を認め、社長が辞任するという。
F81
ここは
 藤井家支配の同族会社
で、同族会社が現代的経営に乗り遅れた結果、
 永年掛かって築き上げた、「ペコちゃん」ブランドの信用を失墜させた
F82
F83
のである。結構ツケは大きいよね。
なぜか産経が一番詳しい。


不二家社長が辞任へ 期限切れ原料問題で引責

 大手菓子メーカー「不二家」の期限切れ原料問題で、同社は15日、東京都中央区の本社で2回目の記者会見を開き、藤井林太郎社長が責任を取り辞任することを表明した。
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 会見では埼玉工場で過去7年間に消費期限や賞味期限の切れた原料を使った例が18件あったことも発表。うち2件は上司の指示だったという。
F85
 また札幌工場で昨年5月中旬から7月下旬に製造した洋生菓子のうち、細菌検査基準を超えるものが6件あったことも発表した。

 18件のうち消費期限切れの原料を使ったケースは15件で、9件は牛乳や生クリームなどの乳製品、6件は卵類だった。上司の指示だったのはこの15件のうちの2件。残る3件が賞味期限切れ原料の使用でブルーベリージャムなどだった。

あ〜
F41
 消費期限切れ15件で上司の指示がその内2件
というのは、食品会社としては言い逃れできないですね。
しかし
 札幌工場の昨年5月から7月出荷の細菌検査基準を超えたもの
って、
 なぜ、三ヶ月分しかわからないのか
 細菌検査基準は自社基準なのか、そうでないのか
とか、詳しいところがわからんなあ。
F42
結局
F43
 ずっと前から、細菌検査基準を超えた洋生菓子を出荷してたんでは
F44
という疑いは残ったままだ。

工場で品質がちゃんとしていても、店舗の衛生管理がずさんなら、まったく意味はない。
せっかくだから
 工場および店舗の管理基準をきちんとマニュアル化
してほしいものだ。

株の動きはどうなんだろう? 詳しくないけど、今回の一連の動きと株価の動きがきな臭いとかいう噂が流れている。

続き。
朝日より。


不二家社長が辞任を表明 期限切れ使用、新たに18件
2007年01月15日21時29分

 大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)は15日、牛乳や卵など期限切れの原料を使用していた例が新たに18件あったなどとする同社の調査結果を発表した。これまではパート社員など「個人の判断」としていたが、上司が使用を指示したり、工場長ら幹部が事実を知りながら容認したりしたケースも判明、組織ぐるみの関与が浮き彫りになった。記者会見した藤井林太郎社長は「組織的と受け止められてもやむを得ない。会社の体質に重大な問題がある」と述べ、責任をとって近く辞任する意向を表明した。

辞任する意向を表明し、頭を下げる不二家の藤井林太郎社長(中央)=15日午後、東京・銀座の不二家本社で
http://www.asahi.com/national/update/0115/image/TKY200701150289.jpg

 消費期限や賞味期限切れ原料を使っていたのはいずれも埼玉工場(埼玉県新座市)。過去7年間に乳製品、卵類、ジャムなど出荷回数で18件だった。このうち5件は1日の期限超過だったが、ほかは何日過ぎていたかわかっていない。2件については同工場の上司が使用を指示していた。

 すでに判明しているものと合わせ、同工場での期限切れ原料使用は出荷回数で計30件となった。

 プリンの消費期限を社内基準より1日長く表示していた問題では、これまで「数十個出荷」としていたが、04年から06年10月にかけて頻発していたこともわかった。出荷個数は不明。担当者から工場長まで「関係者全員」が事実を知りながら容認していたという。

 このほか札幌工場でも、昨年5月から7月にかけて、洋菓子から法令基準を上回る細菌が検出されるケースが6件あったことも判明した。

 同社は11日、問題発覚を受けて洋菓子の販売休止を発表。13日から埼玉工場などで調査していた。これまで「再雇用した社員が個人の判断でやった」と説明していた。

 会見で藤井社長は「社会の不安を招いたのは私の責任。品質保証と信頼確保の体制を作った上で辞任する」と話した。問題の原因については「営業優先やリストラ・合理化も要因かもしれない」と述べた。

 九州(佐賀)、野木(栃木)、泉佐野(大阪)の3工場でも調査中で、グループ会社が運営する2工場(山梨、山形)についても新たに調査する方針だ。

     ◇

■新たに分かった問題

【埼玉工場】

・99〜06年に消費期限を過ぎた牛乳、生クリームを使った例が9件、卵類が6件、賞味期限を過ぎたジャムなどを使った3件が判明。うち2件は工場の上司が指示

・04年6月にプリンを大阪・泉佐野工場で生産し、埼玉工場で仕上げをする態勢になってから、消費期限を社内基準より1日長く表示する違反が頻発(06年10月まで)。工場長ら関係者全員が容認。シュークリームでも同様の表示違反

・細菌数が1グラムあたり100万個と法令基準の10倍あった「シューロール」を昨年6月に113本出荷したと11日に発表したが、実際の細菌数のデータは640万個で基準の64倍。出荷数は678本

【札幌工場】

・06年5月中旬〜7月下旬に製造した洋菓子のうち、細菌の法令基準を超えるものが6件

     ◇

 〈キーワード:不二家〉 1910年に横浜で創業した洋菓子業界3位の老舗(しにせ)。本社は東京・銀座。マスコット人形の「ペコちゃん」「ポコちゃん」がシンボル。ケーキなどの洋菓子販売と、スーパーやコンビニエンスストアで売るチョコレートなどの卸売り事業が2本柱。直営店は全国96店舗、フランチャイズ707店舗、レストラン・カフェ91店舗を展開している(06年末現在)。洋菓子工場は埼玉、札幌など全国に5カ所。ここ数年は業績不振が続き、06年3月期連結決算は赤字。06年5月に再建計画を発表した。

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