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2007-01-04

生老病死

上永谷の病院に伯母を見舞った。母方の伯母で、母とはかなり年が離れている。どの程度悪いのか、はっきりしないので、伯父に様子を聞いたら「老衰だから仕方がない」という。全身の筋力が衰える病気にかかっている。
面会は四時までなので、三時過ぎに病棟に着いた。長患いで、かなり様子は変わっているが、まぎれもなく伯母その人がベッドに寝ている。口からは栄養をとれなくなったのが長くなったせいなのか、白く透き通るような頬に見慣れない静脈が浮いている。全体に顔が一回り小さくなった。
どうも眠っているようで、起こすのもためらわれる。ナースステーションの看護師さんに声を掛けると、「いや、大丈夫、声を掛ければ起きますよ。せっかく遠くからいらしたのだから、お話ししてあげてください」と言われたので、もう一度、声を掛けてみた。
声を掛けるとうっすらと目を開けるのだが、やはりすぐに眠ってしまう。暖かいせいなのか、それとも病状が進んできているからなのか。ベッドの横にこの一ヶ月あまりの看護記録がぶら下がっていたので、経過を見た。今日は摘便一回。この一ヶ月で摘便は今朝だけだ。ひょっとすると、病状が少しずつ進んでいるのかもしれないと、心配になる。すでに咀嚼できなくなっていて、栄養補給のチューブを通されているのだが、内臓の筋力も衰えていっているとなると、辛い時期に差し掛かってきていることになる。
枕元の花瓶の水を換え、しばらく声を掛けたりしたが、やはり眠ってしまっているので、「じゃ、おばちゃん、帰るから。また来るよ。」と別れを告げて病室を出た。昨年1月末に入院していたようだ。もう1年も入っているのか。
看護は行き届いているようで、顔も体も、自分では体を動かせない長期入院の患者とは見えないほど、きれいだったのがせめてもの救いである。ベッドの横には体位交換の手順表が貼ってあって、まめに体位交換をして床ずれを防いでいる。伯母はもう寝返りも打てなくなっているらしく、体の後ろに体位が変わらないよう、突っ張り用に寝具をおいてあった。
ノロウイルスがこんな病棟に持ち込まれては堪らない。病院の入り口にも「下痢・嘔吐などの症状のある方は面会をご遠慮ください」という注意書きがしてある。
すっかり病人の態の伯母を目にしても、やはり元気な頃の姿しか脳裏には浮かばない。生老病死は人の常ではあるが、実際に目近にすると悲しい。背は低いが、いつも転がるように動き回っては、あれこれをてきぱきとこなしていた人だった。大学受験の時に、うちの兄弟は二人ともお世話になった。弟にも一度は見舞いに行かせなくては。

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