医療問題記事に流れる憶測
いわゆる
医療ミス報道
が行われる場合、明らかに病院側に問題があるのは別として
なぜ、その事例がニュースになるのかわからない
ことが時々出てくる。
で、その時ささやかれる噂の一つは
患者側の家族にマスコミ関係者がいる
あるいは
患者側の家族に政財界や宗教界の有力者がいる
というものだ。要するに
一般市民の「医療過誤」問題ならニュースにならないが、「マスコミの身内」や「有力者の身内」の問題ならニュースになる
という話で、これが本当ならば、明らかに
報道の暴走
だと思う。
一度、報道が始まると、疑いをもたれた医療従事者は、たとえまったく非がなかったことが後日証明されたとしても、いったん着せられた汚名を雪ぐのは並大抵のことではないのだ。
一方で、バッシング報道をした側は、最初の報道を訂正することもなく、口をぬぐって次の現場を報道しているわけだ。
一人の経験豊かな医師を潰して、地域の医療を崩壊させても、マスコミは決して責任を取らない。
ただ、そうした背景は、まったく表に出ない、ということはないので、真偽を確かめつつ、
報道の暴走を電子的媒体に記憶させていく
のが、唯一対抗できる手段だろう。新聞記者は、半年経ったら別なことをしているだろうが、一度着せられた汚名は一生祟ることだってある。
報道被害にあった医療従事者は、賛同者に協力してもらって、
医療報道被害を喧伝し続ける
のが、メディアの暴力を防ぐのには、いいだろう。
医療問題報道アーカイブ
を作って、各社の
頭に血が上った段階の報道
を残しておくのは、後日真実が判明したときにために有意義だ。できれば英訳して
日本の医療報道資料
の言語障壁を低くしておくと
日本のマスコミの医療問題に関する不勉強ぶりが世界に喧伝
されて、さらに効果が上がるだろうと思う。
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コメント
コメント同意 パイが少なくなっている医療業界の中 医科では帝國大学系が また歯科では帝國大学系の医療機関の上部独占を真似する医科歯科系が潤沢な資金を持つ私立系にねじ込みを図りマスコミや検察にリーク中 ってそっちの悪徳凄いですがね
投稿: yokunaiwai | 2007-05-16 22:15