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2007-02-15

二日前に雪崩 八甲田山スキー遭難事故は儲け主義の人災か

雪国育ちだと、
 うまい奴以外は山スキーに行かない
ことになる。特に
 春一番が吹くような天候で、山スキーに行くのは自殺行為
だと知っている。運良く無事ならば儲けものだ。雪国に住んでいれば、雪の怖さは肌身にしみている。
だが、雪の少ない地域の旅行者は、雪の恐ろしさを知らない。

八甲田山に山スキーに行った人たちが雪崩に巻き込まれた。折良く居合わせたオーストラリアの山岳救助隊メンバーが救出に当たったものの二人が亡くなり、八人が負傷した。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方の一日も早い回復を願う。
読売より。


八甲田山系で雪崩、山岳スキー客2人死亡

 14日午前11時ごろ、青森市郊外の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)の北側斜面で、幅25メートル、全長200〜300メートルの規模で雪崩が発生、スキー客ら24人が雪崩に巻き込まれ、東京都北区豊島5、近藤昭広さん(39)と東京都世田谷区経堂4、小菅知之さん(44)が死亡、小菅さんの妻の聖絵(みえ)さん(44)ら8人が負傷した。


 青森県警によると、雪崩に遭遇したのは、スキー客18人とスキー客らが宿泊していた旅館「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」(同市)に所属するガイド5人、一般従業員1人の計24人。現場付近に居合わせたオーストラリアの民間山岳救助団体のオーストラリア人隊員たちが雪崩発生直後、救出にあたった。

 スキー客らは首都圏や関西から訪れて同旅館に泊まり合わせ、旅館が企画した山スキーツアーに参加。同日午前9時ごろ、バスで旅館を出発してロープウエーで山頂まで行き、山スキー用の「銅像コース」に出た後、雪崩に遭遇した。同11時23分、ガイドの無線交信を傍受した男性から110番通報があり、捜索隊が2人の死亡を確認した。負傷者は同日夕までに全員救助され、残りは自力で下山した。

 雪崩に遭った中年男性は、「滑り出そうと思ったところ、後ろの方から雪が『ドーン』ときた。わけがわからなくなり、気がついたら埋まっていた」と、その瞬間を振り返った。救出まで30分くらいかかったといい、「顔だけ雪の上に出せたので、『助けてー』って叫び続けた」と疲れ切った表情で話した。

 八甲田ロープウェーによると、一行が山頂に登った後に吹雪が強まり、午前10時ごろ、ロープウエーを運休した。雪崩が起きた同11時ごろの現場付近は風速33メートルの猛吹雪に見舞われ、視界20メートルの悪天候だった。同11時10分には、青森地方気象台が県内全域に雪崩注意報を発令。気温は、山のふもとの酸ヶ湯温泉で同11時にマイナス2・7度となり、前日同時刻に比べて4度以上高かった。

 地元のスキーインストラクター平井義隆さん(27)によると、今月10日、現地東側の斜面で大規模な表層雪崩が発生。平井さんは「ここ2、3日、気温が高めの日が続き、非常に危険な状態と思っていた」と話した。

(2007年2月15日0時1分 読売新聞)

オーストラリアの山岳救助隊メンバーに感謝。安倍ちゃんは、この方たちに首相名で感謝状出したらどう? オフで海外まで来ていたときに、人命救助をしてくれたんですよ?

この悲惨な事故の問題は
 首都圏や関西からやってきたスキー客が巻き込まれた
という点だ。構造は
 登山での遭難
と似ている。以前、ガイドが天候判断を誤って、登山客を死亡させたことがあったが、今回のスキー遭難もそれと同一の問題を抱えている。
 遠方から来た客に「安全のため、やめましょう」といえないガイドやツアー企画者
は、
 人命よりも、利益を優先している
と思われても仕方がないのだ。
上記記事でも、現場の危険性が予測できたことがわかるが、先ほど読売に上がった記事は
 今回雪崩が起きた箇所で二日前に雪崩が起きていて、雪崩の跡を避けてスキーをさせた
という信じがたい内容だ。


八甲田遭難、2日前に雪崩の跡…知りながらツアー開催

 青森市の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)北側斜面で14日に山スキーのツアー客ら10人が死傷した雪崩事故で、今回の雪崩現場の真上の斜面で2日前にも真新しい雪崩の跡が見つかり、ガイドとツアー客はこれを避けて滑走中に事故に遭ったことが、青森県警の調べでわかった。

 ガイドからは「雪崩現場を避けて下の方で滑った」という内容の供述が出ているといい、県警は、雪崩が起きていたことを知りながらツアーを実施したガイドらの判断に問題がなかったかどうかについて、関係者から事情を聞くなどして調べている。

 県警や関係者によると、12日に見つかった雪崩は、今回の事故があった斜面よりも山頂に近い場所で、同日に起きたとみられる。雪崩の規模は幅約20メートル、長さ約50メートルとみられ、今回の現場からは100〜200メートル離れていた。県警によると、ツアー客は初心者と上級者が別々のグループを作り、この雪崩の現場を避けるようにして、初心者はやや離れた緩斜面を滑った。上級者は、雪崩現場に、より近い急斜面を滑走していて雪崩が起き、上級者を中心に巻き込まれたという。県警に対し、ガイドは「雪崩は想定できなかった」などと説明しているという。

 一方、14日に現場コースでツアーを開催する予定だった別のグループのガイドは、「風が強く、雪崩が起きる危険性がある」と判断し、別のコースに変更していた。こうした状況から、県警は今回のルート選択に問題がなかったかどうかを調べている。

(2007年2月15日14時38分 読売新聞)

これは人災だ。
たった二日前に雪崩が起きているのなら、コースを変更しなくてはいけない。雪の状態が悪すぎる上に、気候が不安定な時期だ。
いったい、安全管理はどうなっていたのか。この山スキーを企画した旅館の責任者とガイドは
 見通しが甘かった
という言葉では済まない。そうでなくても危険を伴う山スキーでは、まずは全員の安全を図るというのが基本中の基本だ。
 いままで大丈夫だったから
という気の緩みや
 スキー客を逃したくない
という下心はなかったのか。
もし、少しでもそうしたものがあったのならば、その代償はあまりにも大きすぎる。

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» ここは酷い宇田川ですね [障害報告@webry]
渋谷のパルコでケロロ展。エロいなw ていうかパルコのあるほうにいったの初めてだった罠 バスで帰ったのだが結構な混雑 そろそろ増発してもいいんじゃないのかなあ [続きを読む]

受信: 2007-02-16 05:32

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