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2007-03-27

医師に愛される毎日新聞社 日本医師会所属医師に医学雑誌をタダで配布 目的は医師会名簿?

奈良県南部の産科崩壊を推進し、その余波で近畿圏に「お産難民」を増やしているのが
 「大淀病院産婦死亡事例」の第一報で誤報を書き飛ばした毎日新聞
である。その後、一連の「大淀病院産婦死亡事例」報道でマスコミ関係の賞を平気で受けているから、毎日新聞のモラルなんてその程度なのである。

その毎日新聞が
 MMJ
という医学雑誌を出している。
 http://macs.mainichi.co.jp/koukoku/shuppan/mmj/index.html
上記によると、


対象読者 医師(主に30〜50歳位の勤務医)
発行部数   55,000部
判型   変形A4判(JAMA日本語版と同じ) 約100ページ
発行形態   月刊誌(毎月15日発行) 定価950円/年間9500円

だそうだ。30-50代の勤務医って、はっきり言って2ちゃんねらー率が高いのではないか?
そうでなくてもどの分野でも雑誌販売は頭打ちだが、去年の「大淀病院産婦死亡事例」報道があったおかげで、毎日新聞社刊というだけで買わない医師も増えてるかも知れない。

で、このMMJを
 日本医師会会員にタダで配る
んだって。
詳細はYosyan先生の
 新小児科医のつぶやき 2007-03-27 ゴミは不要
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070327
をご覧ください。Yosyan先生は配布を断ったそうだ。

しかし、これって
 毎日新聞社が日本医師会所属医師の名簿を合法的に手に入れるための手段
ってことだよね? 日本医師会所属医師の個人情報を手に入れたら、こんどは何をするつもりなんだろうね。
日本医師会のサイトによれば
 会員約16万4千人を有する民間の学術専門団体、会員の構成は開業医約8万4千5百人、勤務医約7万9千5百人(平成18年12月1日現在)
だそうだ。
 16万4000人分の医師の個人情報
のために
 年間購読料9500円の雑誌をタダで送りつける
のか。毎日新聞って、そんなに儲かっているのか? それに
 現在の発行部数は5万5000部
だ。医師会会員にすでに購読者がいれば、若干重複があるけれども、それでも
 発行部数より日本医師会の会員数が多い
ってことだからな。
何をしたいのか、謎。どう考えても
 タダで配る
という名目で、何か別なことを狙っているとしか思えないのだが。
 

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コメント

>毎日新聞って、そんなに儲かっているのか?

全く儲かっていません。

http://facta.co.jp/article/200702046.html

によると、2005年度で経常利益5億円しかないようです。

産経以下の惨状。

謎な行動ですが。

投稿: SY1698 | 2007-03-27 23:40

メディアリテラシに明るい天漢さんらしくありませんな。

この手の雑誌は、販売で儲けるわけではありません。
広告で儲けを出すのです。
だから、医師に無料で配っても、「医師会所属の医師が全員読むメディア」という
名分が立てば、広告募集の際に大きなメリットになるので、値段など最初から
あってもなきがごとしなのです。

まあ、医者は開封もしないでゴミ箱直行にしているのですけどね(www

最近は、真面目に有益な学術書ですら、冊子体では読まずにRSSでタイトルをチェックして
読みたい論文をPDFで収集するスタイルに完全移行しました。
いわんや商業誌など・・・。

投稿: ssd | 2007-03-28 14:31

ssd先生、コメントありがとうございます。
そこまでして広告収入を得たい理由をいろいろ忖度したくなりますね。
他からも、毎日新聞社については、変わった噂を聞きました。もっとも、その発言の出所は議員先生だそうなので、単なるフカシかもしれませんが。

投稿: iori3 | 2007-03-28 15:19

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