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2007-03-19

最新流行は「無線イヤホン」科挙以来の伝統 磨かれる中国のカンニング技術

中国では
 科挙以来、カンニングの技術が磨かれている
伝統がある。科挙時代のカンニングの実例は
 南京の南京貢院
に行けば展示してある。

バレなければ、何をしてもかまわない。
最近の中国(というか文革以後の主流)では、こうした考えがまかり通っている。
文革で一度教育制度が崩壊したのが祟り、数年前に文革期に十分な教育を受けられなかった世代への立て直し政策(資格試験)が打たれると
 集団カンニング
がものすごい規模で行われた。国家試験で問題漏洩は日本でも問題になってるけど、中国の場合は
 幹部の腐敗
がセットになってるから、凄まじい。
2000年に貴州大学に行ったときも
 試験場では不正をしないようにしよう
などというスローガンが貼ってあって唖然とした。
日本に来る留学生でも、なぜか東アジア地域の留学生には、カンニングをしても、いい点数を取りたい、という学生がいて、対応に苦慮した。一番わからなかったのは
 成績がいいのにカンニングをする学生がいる
という事実だ。カンニングなんかしなくても、十分な成績をとれるはずなのに、わざわざカンニングをして
 更に一歩ぬきんでる
ことに汲々とする。おそらく、母国での激烈な受験戦争が背景にあるのだろう。

さて、腐敗しまくっていて、もう手のつけようがなくなっている21世紀の中国では
 無線イヤホンによるカンニングがトレンド
だという。これを
 大学院入試でもやる
というのだから、カンニングの弊風は、中国の将来を背負う若者を侵している。
産経より。


ハイテクカンニングに新兵器 上海の大学院入試

 ハイテクカンニング対策に新兵器−。中国・上海のこの冬の大学院入試で、受験生の耳の穴にすっぽり入る小型無線イヤホンによるカンニングに対抗する「作弊克」(カンニングに克つ)と呼ばれるハイテク機器が導入された。

 地元紙の新民晩報によると、中国では、初期はポケベル、次いで携帯電話を悪用したカンニングが問題になったが、現在は無線イヤホンが主流となっている。作弊克はイヤホンに向けて母機から発信があれば反応する仕組みだ。

 上海師範大では作弊克で4人のカンニング受験生を摘発した。ある者は耳の中のイヤホンを見つかり、ある者は自らイヤホンを差し出した。

 しかしある女子受験生は、母機を身に付けていることを指摘されたにもかかわらず「あなたに身体検査する権利はない」と開き直り、監督の教員はなすすべがなかったという。

 大学の担当者は「1台の作弊克では足りない。試験が終わるまですべての会場をパトロールすることはできなかった」と苦虫をかみつぶした。

(矢板明夫)

(2007/03/19 09:56)

そりゃ、一台しかないんじゃ、機能しないでしょう。
上記記事にもあるように
 ばれない限りは開き直る
という学生にも遭遇したことがある。
そういえば、最近は当たり前になりすぎている
 googleで適当なテクストを探して、コピペして自分のレポートor論文として提出する
という技を最初に見たのは、留学生のレポートだったな。日本人学生の「知恵」がそこまで回ってないころの話だった。

文体の把握は、毎回短い感想などを出席票代わりに提出させれば、簡単だ。人間はそうそう思考パターンや文体が劇的に変化はしない。その個人パターンにはまらないレポートが出たら、ググるとたいていばれる。もっとも、これが有効なのは受講生が120人前後までの場合だけど。

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