日文研20周年記念式典&講演会@5/21
今日は日文研20周年記念講演と式典と祝賀会があった。
講演と式典に出席した。
講演は、梅原猛先生が
わたしには25分間しか時間が与えられてないので
とやや不満げに、それでも30分くらいいつもの調子で話す。
白川静先生に、「梅原君、君はまだ若いけど、僕くらいの歳までやればすごいものができるよ」と言われまして
というのが個人的には大受け。白川先生は96歳まで現役で亡くなった。
その後は、ロナルド・ドーア先生が、
「日本近代化論再訪」
というテーマで話を始められる前に
今日ここに園田さんがいないのが実に残念だ
と急逝を惜しまれた。途中、なぜかマシンがフリーズ、パワーポイントの画面が映らなくなる。
司会は井上章一先生だったが
不手際がありまして、と謝れと事務方に言われたんですが、ちょうど技術の話をされているところで、機械が動かなくなって、なかなか含蓄深いものがあると感じ入ったんですが、、、、ダメですか
と最後にまとめる。
実はドーア先生の最後のオチが
マラソン進化論と長年戦ってきたのに
負けました
という凄いもので、井上先生も
いつかアレを使ってやろう、と思いました
とフォローしていた。
講演会後に、暫時休憩。
20周年式典が始まる。
人間文化機構の機構長が石井米雄先生で、まず挨拶。
それから片倉もとこ所長が式辞を書いて来て、挨拶。挨拶の終わりくらいで、前に座ってらした梅原先生がうんうんと頷く(梅原先生の隣が師匠)。
祝辞で、池坊保子文科副大臣の予定が、教育三法の参院審議入りで、急遽文科省の林審議官が代読。
そして、桝本頼兼京都市長の祝辞。こちらは日文研創設当時の京都市教育委員会次長だったそうで、桂坂小中学校についてのエピソードを披露した。曰く、
その当時次長だったわたしに、梅原先生が会いに来られた。緊張して待っていると、梅原先生が「今度、日文研ができる。それについて、すぐ近隣に小中学校が作られると言うので、是非、よい小中学校を建てていただきたい」とおっしゃった。それで建てたのが今の小中学校ですが、いかがでしょうか。
とのお話。確かに、気を配った建築にはなってるな、桂坂小と桂坂中。
久しぶりに村井康彦先生にお会いした。
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