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2007-05-06

「マスコミたらい回し」とは?(その48) 10/22の在関西キー局のニュース映像発掘 「カルテ流出」は読売新聞のマッチポンプか? Yosyan先生が時系列に沿って論証 

まず、手元にある
 2006年10月22日に在関西のキー局がニュースで流した「看護記録」映像
をアップしておく。(画像はクリックすると拡大します)
関西テレビ。
Bd2

朝日放送。
Bd3看護記録全体を引きで撮っている。赤丸がつけられているのは、おそらく医療関係者にアドバイスを受けて「重要」と思われたところか?それとも看護記録を配布した側が赤丸で注目すべき箇所を指示したか?

Bd4罫線の中にちゃんと時系列に沿った記録が残されている。

さて、「新小児科医のつぶやき」のYosyan先生がこの
 「カルテ流出」問題
を鋭く追及しているのだが、今日、そのほぼ結論と言ってよいものが出た。ここまでで出てきている
 公開された記事
を用いての論証なので、どうかご一読を。
 新小児科医のつぶやき 2007-05-06 物証発見
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070506
Yosyan先生の記事に引用されているように
 10/31付読売新聞朝刊
には
 カルテ映像
が掲載されている。
MBSが11/2のニュースで流したカルテ映像と比較していただきたい。

最初にアップした
 「看護記録」とは全く異質の記述法で書かれている
のが確認できる。
少なくとも
 10/31付記事を掲載するまでに、読売新聞は「カルテ」を入手
していたわけだ。問題は
 素人には読みこなせないカルテを、誰か医療関係者に解読してもらった
はずで、
 その過程で読売新聞が「カルテ流出」に荷担した疑い
が出てきた。日刊スポーツの記事では、ご遺族は次のように主張されていた。


死亡妊婦カルテ、医師専用ネットに流出
(略)
しかし、遺族側は「報道陣に公開したのは、出産のために入院した昨年8月7~8日の『看護記録』だけ。カルテなど公開してない。さらされた情報には、遺族も知らない通院中のカルテの内容が含まれ、病院関係者しか知り得ない情報だ」としている。

[2007年4月30日7時45分 紙面から]

とある以上、
 読売が「遺族が公開してないと主張するカルテを不法に入手した疑い」
は消えない。

Yosyan先生がおっしゃるように


現時点での最有力容疑者が読売新聞です。この事について読売新聞は公式に釈明する必要があると考えます。

というお考えにわたしも賛同する。
読売は
 10/31付「カルテ」画像付き記事を作成するに当たって、「カルテ」をどうやって入手したか。それを誰に見せたのか。
を明らかにしていただきたい。たぶん
 ニュース源の秘匿
と言い抜けるだろうが、こうなると
「カルテ流出」報道は読売のマッチポンプ
の可能性が濃厚になってきた。

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