「マスコミたらい回し」とは? (その58) 大淀病院産婦死亡事例で遺族が病院と医師を提訴
とうとうこの日がやってきた。
NHKより。
奈良妊婦死亡 診断ミスと提訴去年、奈良県大淀町の町立病院で出産中に意識不明となった妊婦がほかの病院に次々と受け入れを断られた末、死亡した問題で、最初の病院での診断ミスが死亡につながったとして、夫らが、病院側に損害賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。
この問題は去年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で、高崎実香さん(当時32歳)が出産中に脳内出血で意識不明となり、ほかの19の病院に受け入れを断られて大阪の病院まで運ばれた末、8日後、死亡したものです。訴えを起こしたのは、夫の晋輔さん(25)と、実香さんが意識を失った中で出産した長男で生後9か月の奏太ちゃんです。訴えによりますと、実香さんには頭痛やおう吐に続いて突然、意識を失うなど脳内出血を疑わせる兆候があったのに、産婦人科の主治医は詳しい検査を行わず、転院を決めるまで少なくとも1時間半、放置したと主張しています。そして、医師の対応の遅れが容体を悪化させ、死亡につながったとして、病院を運営する町と主治医に損害賠償を求めています。原告の晋輔さんは、請求した金額は明らかにしませんでしたが、記者会見で「今一度、真実をはっきりさせてミスを認めていただき、謝罪してほしい」と話しました。訴えについて、町立大淀病院の原育史院長は「今後、司法の場で明らかにしていきたいと考えています」というコメントを出しました。5月23日 20時48分
ところで、同じニュースをNHK奈良と「ニュースウォッチ9」で扱っている。
NHK奈良のニュースでは、
大淀病院で4月から産科休止となった
ことについて、ご遺族が次のようにコメントしている。(画像はクリックすると拡大します)
「罪悪感っていうかだからこそ続けてやっていってほしかったです」
このご遺族の発言からすると、残念ながら、医師とご遺族の溝は永遠に埋まらないだろうと思う。
「ニュースウォッチ9」では
カルテ映像全景
が流された。読めた部分だけを文字に起こしてみた。
「実香さんのカルテ」(全体像)
NHK、どうもありがとう!
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