電子辞書CASIO EX-Word XD-SW7300 中国語対応
税金がちょっとだけ戻ってきたので、
CASIO EX-Word XD-SW7300
を買った。小学館の中日・日中辞典(第二版)が入っているので、これが出るのを待っていた。発売は今年の1/26だ。
EX-Wordは三つ目。一つめは、
宝くじの日で「はずれくじ」が当選した景品
で、いくつかある中から選ぶのだが、電子辞書くらいしか選択肢が無く、送ってきたのを見たらEX-Wordの一般向けだった。
次に買ったのは
XD-V9000
で、リーダーズを使うために買った。
今回のSW7300は
・液晶が大きく、鮮明かつバックライトつき
・手書き入力対応
・一応音声もついてる
のが売り。あまり期待してなかった
手書き入力
は、結構使い勝手がよく、気に入った。音声はなくてもいい(てか中国語というか北京語は、発音が身についていれば、ピンイン見れば発音は分かるから、音声は必要ない)んだけどな。その分辞書増やしてよ。SW-7300は、英語や国語辞書は小学館のもので固めているんだが、やっぱり岩波の広辞苑は必要だったりする。
家人が
前の電子辞書くれ
と言ってきたが、SW-7300には広辞苑もリーダーズもロングマンも入ってないので、
まだ使うから
と断った。
しかし、中国語に特化した電子辞書つくるなら
小学館の中日・日中辞典+大修館の中日・日中大辞典+漢語詞典+漢英・英漢辞典
とか、そういうのにすればいいのにな〜。アマゾン価格で8000円ほど高かったGW-7350は
中日大辞典(第二版) 1987年初版
が入ってるんだが、8000円の価格差に見合うかどうかちょっと躊躇した。87年の辞書だから、ちょっと古いのが難点。あと訳語がこなれてなかったりする。『中日大辞典』引くくらいなら、中中辞典の大きいのを手で引いた方がまし、というのがわたしの感想。紙媒体の辞書の主なものは漢語大詞典などを含めて手元にある。基本的に
中国語の電子辞書は辞書群の補助ツール
で、軽く調べたいときに使う。web上の新聞読んだり、新着雑誌にざっと目を通す時ね。
まだ辞書にない語彙or古典語で現代語の辞書には出てこない語彙
は、中国語の場合、結構ある。電子辞書に出せる金額は最大でも3万円までだろう。
現代文に出てきた古典語を調べる場合は
手抜きで漢和辞典(大漢和辞典を含む)、やる気があるなら辞源
というのが普通だと思うんだけど、どうなんだろ? 大漢和辞典は、
語彙索引
があるので、ものすごく引きやすくなった。体感速度で10倍以上違う。20秒もあれば、目的の語彙に行き着く。
語彙索引を調べる(7秒)→語彙索引でわかった、該当の語の掲載されている巻を引き抜いて開く(5秒)→該当の語の載ってるページを開く(2-8秒)
それでも電子辞書の価格はまだまだ高い。
昨日、ヨドバシの電子辞書売り場を通ったら、一回生とおぼしき若者が、店員さん相手に
ポイントなしだと、いくらまで引いてもらえますか
と質していた。学生はポイントよりも値段だもんね。ヨドバシなどのネット販売もしている大型家電店は
新入学生割引キャンペーンをもっと大々的にやる
といいんじゃないかな〜。
アカデミックディスカウントの電子辞書版
だ。
中国語初学者の場合は、
紙の辞書を手で引いて引いて引き倒す
ことを薦めたい。以前、教科書のオマケでもらって、大変重宝しているのが
中国語学習辞典 朝日出版社
である。シンプルな辞書で、ちょっとした日中小辞典もついている。初級〜中級までなら、かなり使える辞書だ。語彙の選択も、例文も、いい辞書だと思うし、なにより
小さくて軽い
のがよい。初学のうちは、いつでも辞書を引けるように、辞書は携帯しやすい大きさ・重さがいいからなあ。
もっとも、
いきなり新華字典
というスパルタ式に見える辞書使いで中国語を学んだ身としては、
便利な初学用辞書があるのはいいような悪いような
だ。自分の頭で考えるというプロセスを養うには
辞書はその言語で書かれた辞書を使うのが一番
だと思うんだけど、どうだろう? 今でも鞄には新華字典が入っているが、最近は
二色刷でハードカバー
となった。中国へ行くと、本屋でついつい新華字典を買ってしまうが、あまりに小さい辞書なのですぐ見えなくする。そんなわけで、うちには新華字典だけでもかなりの数があるはずだ。
コンパクトで役に立つ辞書
といえば、やはりこの
新華字典がこの数十年トップの座を譲ってない
ように思う。
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