著作権侵害遊園地中国国営・石景山遊楽園、ディズニー対策に奔る?→北京市版権局、ディズニーの著作権侵害通告により調査に動く
あのエキスポランドの山田社長が会長を務める泉陽興業が「企画運営」した
北京・石景山遊楽園
( 2007-05-07 著作権侵害遊園地・中国「石景山遊楽園」の企画運営に関わったのは「エキスポランド」山田三郎社長が会長を務める泉陽興業株式会社→加筆あり
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/05/post_c6d8.html)
から
ディズニーパクリキャラが姿を消しつつある
というニュースが。
確かに
石景山遊楽園のサイト
が読めなくなっている。下はキャッシュ。
http://72.14.235.104/search?q=cache:MyIYp0H_HK8J:www.bs-amusement-park.com/home.asp+石景山&hl=ja&ct=clnk&cd=9&client=safari
5/10付CNNより。
模倣キャラクターで注目の遊園地が「緊急対応」 中国
2007.05.10
Web posted at: 15:58 JST- CNN/AP北京──北京市郊外にある国営遊園地「石景山遊楽園」は、今月初旬のメーデー休暇中に多くの来場者でにぎわった。しかし日本のテレビ局が、園内にはんらんするディズニーや日本のアニメなどの模倣キャラクターについて伝えたことから、同遊園地は対応を余儀なくされたようだ。
園内には以前、「ディズニー(ランド)は遠すぎる」などと書かれた横断幕が掲げられていたが、9日に外された。模倣キャラクターも一斉に姿を消した。
関係者は、キャラクターショーが休暇シーズンのみの開催だと主張。同遊園地の弁護団は米娯楽大手ディズニーと現在交渉中で、「結果は数日中に明らかになる」(関係者)という。
ディズニーの広報担当者は具体的言及を避けたうえで、知的財産権の侵害に厳しく対応していく方針を明言した。
同遊園地の関係者は、ディズニーアニメのシンデレラを模したとみられる園内の像が「中国の田舎娘風」だとしている。眠れる森の美女らしき像は9日にハンマーで取り壊されたが、理由は明らかにされていない。
泣く子にも著作権侵害にクレームを付けるという噂のディズニーだからな〜
で、一歩離れると、こんな能天気な記事が。
黄金周我区旅游収入千万(ゴールデンウィークで我々石景山地区は観光収入を一千万元稼いだ)
2007-05-11
http://www.bjsjs.gov.cn/affair/afnews/8a8481cb12694b9901127a30095a00e0.html(中文 簡体字)
一部画像が見られないのは、うちだけの現象?
おまけ。
偽でもシマウマと言い張るのが中国クォリティ。
ディズニー模倣を超えた!大胆すぎる新たなニセモノが登場—吉林省長春市 5月10日11時20分配信 Record China
(略)
早速、騎乗イベントの係員に「このシマウマは本物なのか」と聞いたところ、係員は「このシマウマはアフリカから来た。アフリカから来たのがシマウマじゃなければ、なんだっていうんだ」とぶっきらぼうに答えた。ふと脇を見ると、「シマウマ」の隣には、普通の馬も騎乗できるように準備されていた。2頭の馬を比べるとうり二つ。単に縞がついているかどうかの違いでしかない。恐らく白馬に縞を塗っただけではないのだろうか。この偽シマウマの騎乗イベントは大変な人気で、カメラマンが訪れてから5分ほどの間に3組もの旅行客が騎乗していた。うち一組の母子に「偽シマウマではないか」とインタビューしたところ、「一目で本物じゃないとわかるけど、子供が楽しんだから別にいいわ」との意外な答えが帰ってきた。市民の反応に拍子抜けしたカメラマンだったが、どうにも納得がいかず、今度は動物園の管理部に連絡、偽シマウマについて通報した。管理部は、騎乗イベントの「シマウマ」が本物かどうかについては関知していないが、と前置きした上で、「本物か偽物かはたいした問題ではないと考える。重要なのは旅行客が楽しんだかどうか」とコメントした。詐欺事件を発見したと勢い込んだカメラマンだったが、市民と動物園管理部のそっけない態度に勢いをくじかれてしまった。もっとも彼らの対応こそ中国の知的所有権保護に関する根本的な問題を象徴するものと言えるかもしれない。(翻訳/編集・KT)
写真はこちら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070510-00000010-rcdc-cn.view-000
あきらかに「縞模様を塗られた馬」だ。
さすがだな、中国。
楽しめれば、何やってもイイ
わけね。
北京五輪と上海万博の開催と諸外国の参加
が楽しみになって参りました。
続き。(21:00)
読売は新京報経由で
ディズニーが国営石景山遊楽園の著作権侵害を北京市版権局に通告
と報道した。
北京の遊園地、ディズニー社が著作権侵害と市当局に通報【北京=竹内誠一郎】11日付の中国紙「新京報」によると、米ウォルト・ディズニー社は、北京市の国営遊園地「石景山遊楽園」がディズニーの著作権を侵害した疑いがあるとして、同市版権局に通報した。
同園は北京五輪の関連行事だった5月初旬のキャンペーンなどで、ディズニーランドに酷似したアトラクションやキャラクターなどを登場させていた。
同園のキャッチフレーズは「ディズニーランドは遠すぎる」。園内では、ディズニーランドの象徴でもあるシンデレラ城を模した建物や映画「ダンボ」のキャラクターに似た耳の大きな空飛ぶゾウの乗り物などが見られる。
5月の大型連休までは、ディズニーキャラクターだけでなく、ドラえもんやキティちゃんなど日本のキャラクターに酷似した着ぐるみなども登場、AFP通信は、トレードマークの水玉模様のワンピース姿のミニーマウスの存在も写真付きで伝えている。
同園の広報担当者は、ミニーマウスについては、「当園オリジナルの『耳の大きな猫』のキャラクターで、ディズニーのまねではない」と説明。そのほかのアトラクションについても「すべて意図的な模倣ではない」と主張する。しかし、同市版権局はディズニー側の通報を受け、すでに事実関係の調査を開始した。
中国は4月、知的財産権保護が不十分だとして、米国から世界貿易機関(WTO)に提訴されている。中国紙「国際先駆導報」が同国の行為について行ったアンケートでは、「中国のイメージを損ねる」との回答が6割以上を占めたが、「ディズニーの作ったキャラクターを使っただけ」「知的財産権を口実に外国が中国に圧力をかけている」との回答も2割を超えた。
(2007年5月11日19時53分 読売新聞)
5/11付新京報の記事。
游楽園方面称并未“主動模仿”,市版権局已開始調査論証本報訊(記者王薈)日前,有国外媒体報道,北京石景山游楽園涉嫌侵犯美国迪斯尼公司著作権。昨日,北京市版権局副局長王野霏表示,接到迪斯尼公司代表的挙報后,政府有関部門非常重視,目前已経開始調査論証。
市版権局工作人員介紹,五一期間,石景山游楽園所進行的游園項目・工作人員造型、园内銷售的卡通人物以及園内城堡等建築風格,被美国迪斯尼公司認為是侵犯其著作権。美国・日本一些媒体還就此事進行了報道。対此,石景山游楽園認為,自己并没有“主動模仿”,并且已経在“力図避免”了。
王野霏称,接到迪斯尼公司代表的挙報后,有関部門立即前往現場進行調査,了解情况。同時,石景山游楽園方面也高度重視此事,進行了自査,按照相関部門的要求采取了緊急処理措施,并積极配合執法機関的調査工作。
王野霏表示,北京市一向高度重視知識産権保護工作,采取多種形式大力宣伝普及著作権法律知識,逐步加大著作権保護工作的力度,切実保障中外著作権人的合法権益,努力営造“尊重知識・尊重労働・鼓励創新”的知識産権法律環境。
目前,市版権局正在組織専業人員進行論証,研究有效規範作品使用行為的具体措施。市版権局表示,希望迪斯尼公司与石景山游楽園充分溝通,解決此次糾紛。
結構、オオゴトになりそうだな、石景山游楽園。問題は
国営の遊園地で堂々とパクリ
ってあたりだろうな〜。
おまけ。(23:00)
画像は拾いもの。(クリックすると拡大します)
中国の著作権侵害が、日本の企業に与えている損害は年間9兆円。(特許庁調べ)
さらに続き。(5/12 5:30)
パクリキャラの人形がハンマーでぶちこわされた。
サンスポより。
2007年05月11日 更新
北京のディズニーそっくり遊園地、本家を恐れて模様替えハンマーを使って“もどき人形”を取り壊す職員たち。「模様替え」なら破壊までしなくてもいいのでは?(AP)
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200705/image/070511sha20070511011_MDE00389G070510T.jpg
無残な姿になった人形たち。再び飾られることはあるのだろうか=9日、北京(AP)
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200705/image/070511sha20070511012_MDE00388G070510T.jpgミッキーなどディズニーキャラクターをパクっているとして話題になった中国・北京郊外の「石景山遊楽園」が、ディズニーキャラに似せた人形を取り壊していたことが10日、分かった。
本家の米ウォルト・ディズニー社の弁護団が知的所有権侵害にあたるとして接触してきたことから、同遊楽園が本家を恐れて“証拠隠滅”を図ったとみられている。
「ディズニーランドは遠すぎる」というスローガンが書かれた看板を掲げ、勝手にそっくりなテーマパークを作っていた同遊楽園は、これまで「違法コピーではない」と主張。しかし9日に“白雪姫と7人の小人もどき”の人形をハンマーで破壊したという。スローガンの看板も外された。同遊楽園は「模様替えをすることになった」と言い張っている。
都合が悪くなったら、証拠隠滅ですか。
迪斯尼太遠(ディズニーランドは遠すぎる)
というスローガンの塗り替えならぬ「貼り直し」は
週刊文春取材班にその一部始終を目撃され、今週売りの5/17号のグラビアページに掲載
されている。この見開き2ページのグラビアページには
消えてしまった「パクリキャラ」満載
なので、どうぞ立ち読みを。「機関車トーマス」とか「とっとこハム太郎」などの
似てねーパクリ
も出てくる。週刊文春取材班が石景山遊楽園に取材に行ったのは5/4だそうで、その時には
パクリキャラをどんどん隠蔽し始めていた
そうな。
NHKもニュースで報じた。
北京のそっくり遊園地を撤去知的財産権の保護が手ぬるいと指摘される中国で、ディズニーのキャラクターそっくりの像などを展示していた北京にある遊園地がこれらの像をすべて取り壊し、中国のイメージダウンを避けたい北京市政府が撤去させたものとみられています。
この遊園地は、北京市にある国営の「石景山遊楽園」です。この遊園地には、ディズニーのキャラクターの白雪姫やシンデレラと7人のこびとに似た像などが展示されていたり、ディズニーのキャラクターそっくりの絵が描かれたメリーゴーラウンドがあり、地元ではディズニーランドをまねたのではないかという指摘が上がっていました。これに対して、遊園地側は独自のキャラクターだと反論していましたが、11日までにこれらのそっくりの像がすべて取り壊されました。これについて、11日付けの中国の報道は、地元・北京市政府が現地を調査したうえで「緊急的な処理」をしたと伝えており、市政府が撤去させたものとみられています。北京市政府の今回の対応は、中国の知的財産権の侵害に対する批判が強まっている中で、アメリカと中国の経済担当閣僚による協議が今月下旬に迫っていることに加え、来年の北京オリンピックを前に、中国のイメージダウンを避けたいという判断があったものとみられます。
5月11日 23時26分
イメージダウンもなにも、みんな
パクリ天国中国
って、知ってますがな。
さらにおまけ。
懐かしいぞ。「守ろう著作権」FLASH。
http://yogatori.com/movies/guitarist/nezumi.swf
もひとつ。2005年10月に鄭州市内で見かけた
ミッキーペンキ(米奇漆)の広告
については、以下に。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/10/post_dffb.html
この時点では
ミッキーの顔がすげ替えられた状態
なのだが、以前はどうだったのだろう。
写真だけ再掲する。(画像をクリックすると拡大します)
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