著作権侵害遊園地・中国「石景山遊楽園」の企画運営に関わったのは「エキスポランド」山田三郎社長が会長を務める泉陽興業株式会社→加筆あり
週末
北京の石景山遊楽園の「パチモノ天国」ぶり
が、あちこちのテレビ局で流された。
パチモノのディズニーキャラやドラえもん、キティなどが堂々とお仕事している著作権侵害遊園地
だ。
たとえばこの記事。
【中国】人気の石景山遊楽園−いつかどこかで見たような
5月2日19時36分配信 サーチナ・中国情報局北京市郊外で今、人気の観光スポットが「石景山遊楽園(遊園地)」だ。5月1日に始まるゴールデンウイーク直前の4月26日にも新規に大型の乗り物を導入し、子連れ客やデートを楽しむ若者も多い。
ところでメインの建物だが、「いつかどこかで見たような」雰囲気。よく見ると、「お城」の下の絵にあるように、使っているキャラクターも、世界的に人気のあるものの「そっくりさん」が多いという。ちなみに、同園は公式サイトで、「ディズニーの雰囲気を備えたジョーンズの冒険」「ヨーロッパ調の幽霊の邸宅」などと目玉アトラクションを誇らしげに紹介。
折りしも、中国は知的財産権の保護で問題の多い国とされ、米国通商代表部も自国企業に多大な損害が出ているとしてWTO(世界貿易機関)への提訴を決めたほどだ。今後、「石景山遊楽園」の経営方針が問題視される可能性もありそうだ。(編集担当:如月隼人)
で、この
WTOに提訴されても文句は言えない「石景山遊楽園」の企画運営などに携わったのが5/5に悲惨なジェットコースター事故を起こした「エキスポランド」に「風神雷神II」を実際におさめたとされる「泉陽興業」で、その会長は「エキスポランド」の社長と同じ山田三郎氏
だという。
エキスポランドのジェットコースター事故で亡くなられた方に合掌。怪我をされた方、現場の惨状を目にされてショックを受けられた方の速やかなご回復を心から祈る。
さて、「泉陽興業」の会社概要から。
泉陽興業株式会社 会社概要
設 立:昭和33年11月
資 本 金:1億円
代表取締役会長:山田三郎
代表取締役社長:山田勇作
従 業 員:265名
で、泉陽グループの「レジャー事業」は以下のように紹介されている。
国家的プロジェクトでの信頼と実績■日本万国博覧会記念公園内エキスポランド
株式会社エキスポランドは日本万国博覧会記念公園の一環として、当社を中心とし1970年日本万国博アミューズメントゾーンの企画・建設・運営に参画した関係企業の資本参加を得て、日本万国博覧会記念協会のご指導のもとに設立され、民活1号会社として成功裡に運営されております。当社の社長が設立当初から株式会社エキスポランドの社長を務めており、開園以降今日に至るまで無事故で7千数百万人のお客様をお迎えし、現在も繁栄しているその信用と実績は社会的に大きく認められております。■国営常陸海浜公園内常陸サンライズパーク
国営常陸海浜公園のプレジャーガーデンを運営する株式会社常陸サンライズパークは、泉陽グループを中心に公園緑地管理財団、茨城県開発公社、東日本旅客鉄道や地元著名企業の参加のもと第3セクター方式により設立されており、1991年オープン以降広大な自然を背景に国民の楽しみと潤いの場として現在も繁栄し大変好評をいただいております。国際博、地方博への参画
泉陽は1970年に開催されました日本万国博覧会のレジャーゾーン「エキスポランド」の企画から運営にいたるまでトータルに参画したのをはじめ、、沖縄海洋博覧会、国際科学技術博覧会、国際花と緑の博覧会など国内で開催された全ての国際博覧会のレジャー部門に参画するとともにパビリオンや会場内輸送施設など様々な分野においても大きく参画してまいりました。国際科学技術博覧会においてはアミューズメントゾーン「星丸ランド」や会場内観覧輸送施設「ビスタライナー」の営業参加、パビリオン「テクノコスモス館」の出展参加をはじめ、国際花と緑の博覧会においてもアミューズメントゾーン「マジカルクロス」や会場内観覧輸送施設「フラワーキャビン」の営業参加、大輪会パビリオン「水のファンタジアム」の出展参加など博覧会の成功に大きく貢献しました。泉陽はこうした国家的プロジェクトへの参画を通じて地域の活性化や社会生活の向上など社会的使命をはたすべく努力をつづけております。
泉陽はこれまで全国各地において開催されました地方博覧会においても積極的に参画し、数多くの博覧会の成功に貢献してまいりました。なかでも1989年に開催されました横浜博覧会YES'89においては当時世界最大の観覧車「コスモクロック21」の営業参加並びにプレイランド「子供共和国」の企画・建設・運営を弊社一社にて引き受けたのをはじめ、世界デザイン博覧会においても会場内観覧輸送施設「ビスタライナー」や3会場のプレイランドへの弊社単独による参画をはじめとして、これまでに全国40ケ所の地方博に参画し、その斬新な企画力と安全に徹した運営実績は高い評価を頂いております。賑わいのある街づくりに貢献
■世界最大級の大観覧車(天保山)
1998年7月10日、「天保山ハーバービレッジ」に開業しました全高112.5mの大観覧車は泉陽が企画、設計、製作、経営に至るまでトータルに手掛けた世界最大級の大観覧車です。この大観覧車には身障者用のゴンドラが取り付けられている他に、ゴンドラ内では眺望に合わせた大阪ベイエリアのナレーションが放送されています。また薄暮からは世界的にも著明な照明デザイナー石井基子女史の監修によるイルミネーションが点灯します。コンピューター制御で、オレンジ、緑、青の三色で天気予報を出したり、直径100mの大観覧車の円形部分では8つの同心円の点灯具合によって気温を表示するほか、イルミネーションによる華麗な大輪の花火が夜空に高く打ち上げられファンタジックな港の夜を演出しています。ビッグスケールで世界へ
泉陽は中国、台湾、韓国などをはじめ海外においてもこれまでに数多くの大規遊園地を企画・建設し、世界を舞台に活躍しています。とくに中華人民共和国においては上海市「錦江楽園」、広東省「香密湖渡假村遊楽園」、珠海市「珍珠楽園」、北京市「石景山遊楽園」、重慶市「重慶青少年科普文化中心」、南京市「湖濱公園」など数多くの大規遊園地を企画、建設し、また運営指導まで行うなど中国の遊文化の発展に大きく寄与しています。こうした実績をもとに現在ではテーマパークやレジャーを核としたショッピング、グルメとの複合開発など、数多くのビックプロジェクトも手掛けるとともに、遊園施設などの輸出業務に加え、中国からの各種物産、製品の輸入業務にもかかわるなど微力ながらも日中の経済交流にも努めております。
その他韓国ソウルランドやドリームランド、台湾剣湖山世界「摩天廣場」などへの施設納入や運営指導など中国以外の近隣諸国においても本格的な遊園地、テーマパーク、リゾート・レジャー施設の開発を進めるなど海外でも積極的な事業を展開しております。
1970年の万博といえば
国家的事業
である。そこに
山田三郎社長が食い込んだ
ということは、タダのアミューズメント業者じゃないことは明々白々だ。
その後、
あらゆる「国家的博覧会」を始め、「地方博」や「国や自治体の土地で展開される第三セクター事業」などでその都度利権を得ている
のだから、今回の
エキスポランドのジェットコースター事故の闇は深い
と言わざるを得ない。果たしてメディアはそこまで切り込めるだろうか?
で、
エキスポランドを運営する山田社長が会長を務める泉陽興業が「石景山遊楽園の企画運営に携わった」
とあれば、今後の
ミッキーのパチモノを巡るウォルト・ディズニーからの著作権侵害問題の展開
も、目が離せない。今までは
中国の遊園地だからな〜
だったのだが、
泉陽興業が一枚噛んでいる
となると、ディズニーの出方も変わってくるだろう。どっちの方に変わるか興味津々だ。
なんせ
幼稚園児だか保育園児の描いたミッキーマウスの絵にも著作権を主張するという噂のあるディズニー
だからな。
取れるところからはごっそり取る
だろう。
泉陽興業を巡る闇については、以下に詳しいので、是非こちらをご覧ください。キーワードは
巨大な天下り利権
だ。
きち@石根 2007-05-06 08:59:24 エキスポランド事故■メンテにも製造設計管理にも責任のあるエキスポランド
http://ameblo.jp/disclo/entry-10032745360.html
ネットゲリラは潜水艦戦である。潜水艦に前線はない。自分に有利な時と場所で戦闘を開始する。エキスポの山田三郎社長は元政治家秘書の政商 2007.05.06 Sunday 13:02
http://my.shadow-city.jp/?eid=423473
大阪民国NEWS: 2007年05月06日【ケンチャナヨ】エキスポランドを運営する「泉陽興業」とは
http://www.osaka-minkoku.info/news/20070506-1147.htm
なお、「エキスポランドのジェットコースター事故」に関する2ちゃんねるのスレッドでは
執拗に犠牲者を叩く書き込み
が続いており、
「ネット工作員」が掲示板の議論を誘導しようとしているのではないか
という見方が出ている。また、メディアは
犠牲者の中学生の頃の写真を「雁首」写真として使用
し続けており、亡くなられた当時の容貌とは懸隔があるために
これもメディアが「世論誘導を図っているのではないか」
と非難されている。
(追記 5/7 20:32)
朝日が何周か遅れて
石景山遊楽園
を記事に。
中国の遊園地にキティちゃん?
2007年05月07日20時03分中国では7日までが「黄金週間」。にぎわう北京市の遊園地「石景山遊楽園」では、キティちゃんにそっくりなキャラクターがパレードで客に愛敬を振りまいている。
売店にもキティちゃん風の商品が目立つ。AFP通信によると、4月まではディズニーのドナルドダックやミニーマウスに似た着ぐるみも人気を集めたという。
著作権の侵害が目に余るとして米国は4月、世界貿易機関(WTO)に提訴したばかり。同園のホームページには「ディズニーランドは遠い。当園へ」とある。
この朝日の周回遅れっぷりを晒し上げ。
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