長久手立てこもり事件 SAT隊員一名殉職 警官と犯人の家族が負傷
昨日、NHKが流したと言われる映像。(画像をクリックすると拡大します)画像は拾いモノ。キャプションの付け方からいうと、ローカルニュースか?
ご丁寧に立てこもり犯に夜陰に乗じて配備された警官を教えてやっている。
ワンセグでテレビが見られる今、たとえ立てこもっている家の電気を落としても、映像は受信できる。
ヘリもバンバン飛んでいる。警官の配置が丸わかりだ。
(今日は時間がないので、後日、当日のマスコミヘリの捜査妨害についてはまとめる予定)
レポーターはアホなのか、犯人から見えない場所に何が配置されているか、うれしそうに公共の電波でバラしまくる。
こんな中でSATの隊員が左鎖骨に銃弾を受け亡くなった。合掌。
そのシーンも、実況していた局があった。(YouTubeに映像がアップされていた)
防弾チョッキの防弾機能のない部分に弾が当たって亡くなるという不幸な出来事だった。
その防弾チョッキが、
命を守ることの重要性に気がつかない官僚の差配で、質の悪いものに切り替わっている
ことを流体力学の中のヒトの日記「気むずか日記」から知った。
現在SATに支給されている防弾チョッキはどこの製品だか不明だが。
適宜、抜粋する。
4月26日(木) / 「町田市立てこもり事件」のヤバい内幕 (^o^) まあまあだんだんと、「納入業者」から「個人的な繋がり」だけへと時は移り、口にするのを自粛・遠慮していた事柄も徐々に話せるようになってきた。
なにを隠そうあの「特殊班(Special Investigation Team)」の身体を守っている防弾ベストは、このボクの設計して納入したものである。
(略)
そこから完成し、『全日空機函館ハイジャック事件』『経団連立てこもり事件』、『朝日新聞社右翼総帥立てこもり自殺事件』『広島バスジャック』『麹町暴力団銃撃戦』などなどのシーンでは登場のSITが、カメラ前では隠密のうちに行動を遂げたり、また出動シーンを明らかにして警視庁広報も”極秘部隊の取り扱い方”に変化をもたらしてきた。
それら事件では、出動した全ユニットすべての隊員が、ウチの【作品】で身を守っており壮観そのものだった。それらも納入してからかれこれ、もう10年が経過するだけにさすがにボクのものは減って1/5程度だったか。
それにしても小社の製品をパクった現行品をたっぷり電波媒体で眺めさせてもらったが、「アレアレ」というような致命的設計ミスをしており、現場隊員の要望がまた二の次になって「突入部隊員への危機管理」がないがしろになっているデザインが目立った。ボクの設計はあくまで、現場隊員との対話や訓練に立ち合うことをベースに起こりうる致命的事態を想定してそれに耐えうるもの…とした原則に基づいて作った。
同時に厚生省麻薬Gメンの皆さんへの「私服用インナータイプ」も納入したが、同じように現在の『敵側の態様』を訊き、現場本位に作ったものだ。だが、後日『警視庁でも揃えたいから』とSIT納入後にありがたいお言葉があり、納期をヤイのヤイのと急かしたうえ、それを癒着のあった業者に頼まれウチの品とそっくりのベスト(おまけにはるかに高額)を作らせて納入させた警察庁の担当「キャリア官僚のI」というおタクが今後何か不測の事態が起きても責任を持ってくれる覚悟でパクりの走狗をつとめたようだ。
それがきっかけで捜査員に死亡事故でも起こったらこのキャリア人生は終る。体験したイキサツは全暴露して差し上げよう。(その後も官給品を納めている業者ではこうした反乱はできない)
オウム事件をきっかけに、日本の警察は危機感を持った。それは都内に銃身を持ち込んだ信者の供述などから、自動小銃の強力なものを彼らは山梨の秘密工場で密造していたからだった(パクられたのが北青山にあった『アド街』『どっち料理…』の制作会社のマンション駐車場だったのには笑った)。
ボクの作る製品は、基本的に『日本警察は相手が撃ってきて、「はじめて応射ができる」ため、先に撃たれても大丈夫な、最強のものに』との強度が厳命された。
というより、新聞主導の『事なかれ民主警察』のキレイ事で犠牲となっている隊員の悲鳴からの懇願でもあった。日本のそれまでの防弾チョッキを納入していた各「官給品メーカー」どもは、「完全な税金ドロボウ」で、今だから云うがボクの設計したものが登場するまでというもの、『トカレフで撃たれたら一巻の終わり』だったのである、実際に犠牲になった気の毒な警官さえ出ていた。
防弾のための肝心の「ケブラー繊維層」が、「経費節約のため」背中側が省略され挿入されず(「だから納入価格も半分になったと」当時の警察庁コッパ役人は胸を張ったそうだ)、正面からの銃弾しか役を成さない。これはアメリカの警官に笑い話として話をした時に、彼らは笑いを失い、真顔で『それで抗議などは出ていないのか』と度肝を抜かれた様子だった、つまりそれほどに世界の常識ハズレであることを物語る。
町田の現場映像でも、何人もの交番警官がそんな時代の遺物を引っ張り出して着用していた。
流れ弾が当たったら、「凶悪な犯人」だけが指弾されるのも不公平な気がする(笑)。これこそまさに《片肺状態》。弾丸の飛んでくる方向がどうか一定でありますようにってか(笑)。
取りあえず「胸だけを守れば良かろう」といった中途半端で、イカニモな「机上の空論」モノ。生命ほどデジタル的なものはない。
心の臓が停まれば終わりである。
防弾チョッキもそう、《貫通したらTシャツと何ら変わらない》わけである。ケブラーなんてシロモノを「夢の繊維」だなんて、まだ言っているのは日本人くらいなもの。
長々と米軍御用達つづけ、明けても暮れても防弾チョッキの主要素材として伝統的に米兵の身をを守ってきたが、それもヴェトナム戦争の初期段階でこれが捕獲・研究され、東側によってその繊維の弱点は研究され尽くしてきた。その上で「トカレフ」や自動小銃の「AK47(や74)」用の標準仕様弾丸が生まれてきた。
銃こそは旧式だが、《ケブラーを貫徹するための設計》の銃弾である事に日本の警察や防衛庁が気付いたのはつい最近の事、他でもない身内から犠牲者を出してから気付いたのである。
こんなシロモノを警官に支給して顧みなかったその結果が、日本国自民党ご自慢の『国際貢献第一回』の場でさっそく起きた。
カンボジアの(ポルポト派制圧後の)民主選挙立会いに派遣した警官のPKO部隊が移動中、彼らの車輌に向け発射されたロケット砲弾が近くで炸裂し、その空き缶のような程度の『破片が背中に食い込んで』高田警部補が絶命し犠牲となった。
これはまぎれもなく”役人・政治家による人災”以外の何ものでもない犬死とボクは呼ぶ。さらに、神奈川県綾瀬市では私服警官に向け手配中のヤクザがトカレフを放ったら、胸のチョッキを貫通してマル暴担当が一人死に、その背後にいた刑事もひん死の重傷を負った。
その二人目もチョッキを着ていて、その貫通した同じ一発の弾が、もう「ひとり分」ぶち貫いて、胸の中に食い込み、ようやく停止した。ボクはこの刑事らの遺族らに民事賠償訴訟提訴をお勧めしたい。
アメリカであったら初めから裁判になどならないだろう。
間髪入れず、何億という莫大な慰謝料を、今まで「トウフのような防弾チョッキ」のおかげで死傷なさった警察官遺族諸侯らに、即決で支払われなければならないほど、明確に責任は問われ、ひどい手抜き予算編成の手落ちがあったと自治大臣のクビさえ飛ぶことだろう。こんなのは間違いなく、テメエは絶対に修羅場へは行かず、ヒトにやらせる立場のキャリア組の失態に起因した役人による過失というまさしく「人災」以外の何ものでもない。
あの戦争で、《特攻》の旗振りした連中がみな実際には戦場へ行かずに「大和魂」だの、「一億火の玉」だと精神論ばかり立派なことヌカして若い人たちの尻を叩き戦地へ送り出すのに専念したのと何ら体質は変わってはいない。ボクの持つ防弾新素材のノウハウにいち早く着目し、ウチにいきなり訪ねてきたのは警視庁捜査一課の特殊班という、現場最前線のコマンドたちだった。
ボクは『おいでになると思ってました』と挨拶のすぐ後にそう云った。
さっそく商売抜きでの「ヒト助け」が始まり、テスト、改良また再テストを経て納入までに約二年を要した。
その間、池袋でのヤクザのケンカで車に乗ったK会の幹部が別の車に無理やり停車させられ、後部座席に座ったままトカレフで超至近距離から8発くらいぶち込まれたものの、重傷で済んだ。
それはボクの作った一般用を購入したものを幹部はウチから購入していたのである。
それはポマードで頭を撫で付けているのが名物だった元首相が秘かに入手し、身に着けていたものと同じ製品だった。
それだけの強度を秘めながら「男性週刊誌1冊」分の厚みだから、襲撃者らは「防弾チョッキなど着ていない」と判断し、胸に弾丸を集中させることになる。
その高速下の襲撃事件で、それらの凶弾をすべてウチの製品は6発をしっかり阻止し、停めていた。もっとも「幹部が重傷」というのは、チョッキが防備していない部位=太ももをも2発、撃たれていたからであった(未だに感謝の挨拶がないというのは近頃の仁侠道もすたれたものだ 笑)。
(以下略)
果たして今回殉職したSAT隊員の防弾チョッキは、本当に「不幸で稀な弾の当たり方」で弾を防げなかったのか、それとも「チョッキ自体の設計ミスによる人災」だったのか。非常に気になる。
おまけ。
掲示板の書き込みだからネタかもしれないが、ホントだったらエライ話。
【立てこもり】 拳銃男が民家で発砲、1人死亡・3人負傷 妻を人質に 愛知・長久手町 ★13スレッドより。
24 :Ψ :2007/05/18(金) 08:25:07 ID:l90TinawO
旦那の連れの親父が犯人なんだけど(連れは撃たれた長男)今思えば金回り異常によかったし車もすぐ変えてたしいつもハッパもシャブももってたしそーゆう繋がりは感じてた。親父は多分シャブ常習で親子喧嘩からテンパって立て籠りに発展したんじゃないの?
24さんのダンナさんの交友関係がちょっと心配。
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コメント
撃たれた長男は4年前に窃盗で逮捕されて事件の2日前に出所した模様です。
中日新聞の記事ではぼかしていますが、
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007051802017153.html
長男の氏名でググると、護送車から逃走したニュースがヒットします。
投稿: Shigeru | 2007-05-18 23:55