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2007-06-15

「マスコミたらい回し」とは? (その67) 共同通信による「横浜焦土作戦」更に進む 横浜栄区でついに分娩施設ゼロ 年間500件のお産を取っていた横浜栄共済病院が4月以降新規分娩受付中止

 2007-06-08 「マスコミたらい回し」とは? (その66) 共同通信による「横浜焦土作戦」成功 横浜市内から、産科医次々と立ち去り現場は疲弊
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/06/66_c267.html
の続き

とうとう
 横浜市栄区からお産のできる施設がなくなった
という。
6/13付神奈川新聞より。


横浜栄区のお産施設ゼロに/横浜市内初2007/06/13

 横浜市栄区内で唯一、出産を扱う横浜栄共済病院(同区桂町、病床数・四百五十五床)が、産婦人科の医師不足により四月から新規の受け付けをしていないことが十二日、分かった。診療中の妊婦については九月いっぱいまで出産を扱うが、十月以降は扱わない予定という。

 同病院によると、二〇〇六年度に三人だった常勤の同科医師のうち一人が大学へ戻り、〇七年度は二人態勢に。「現状では安心して出産できる環境にはない」(同病院)として、新患の受け付けを取りやめたという。

 現在、同区内には産科・産婦人科を掲げる病院(二十床以上)は一カ所、診療所(十九床以下)は三カ所あるが、出産を扱っているのは同病院だけ。同病院での〇六年度の出産取り扱いは四百六十七件で、ここ数年は年間五百件前後で推移している。

 同病院は一九三九年に大船海軍共済組合病院として発足し、現在は内科など十八診療科を持つ総合病院として地域医療の中核的な役割を担っている。四〇年九月から出産を扱い、「休診」したことはないという。

 同病院は「継続して出産を扱えないのは非常に残念。地域の皆さんのため、出産を続けられるようにしたい」と話しており、現在、医師の公募を行う一方、関係機関に掛け合い医師の確保に奔走しているという。

 市医療政策課によると、四月現在、出産を取り扱う医療機関がない区はゼロ。九月までに同病院で医師確保のめどが立たなければ、市内で唯一お産を扱う医療機関のない区になる

共同通信による、
 横浜の産科医焦土作戦は栄区で産科絶滅に成功
ですか。
しかし、
 年間500件のお産を扱う病院が休止
となると、
 栄区のお産難民が他区へ流出
するわけで、周辺の区では
 産科ドミノ倒しが進行
する可能性が高い。隣接する
 戸塚区・港南区・磯子区・金沢区
はもちろんのこと、
 鎌倉市
にも、お産難民流出か? でも、金沢区も分娩制限やってる医療機関が多いはずだ。他区でもその傾向は変わらないはず。
神奈川県全体で行くと、西側からどんどん産科が崩壊してきているので、横浜市の西側の栄区がダメになっても、西側の医療機関に助けを求められない。

共同通信の
 横浜の産科医焦土作戦
は、
 多くのお産難民
を産むだけでなく、まさかの時に、受け入れ医療機関がなくて
 周産期での母子死亡率を上げる
だろう。
 堀病院民事提訴の前に、遺族である共同通信記者の要請で起きた「刑事立件を視野に入れた堀病院の捜査」
が、
 神奈川県内の多くの妊産婦と赤ちゃんの生命を脅かす
事態になっていることを、一体共同通信はどう考えているのか。
共同通信記者氏は4/28のシンポジウムで次のように発言している。


堀病院事件その2〜経過について
(略)
僕は別に単なる内診だけじゃなくて、この分娩監視に問題があるというふうに思って、神奈川県警に相談しに行った、わけです。でさらに、横浜地検、というところに、書類送検されていくわけですね。

共同通信は、今後も
 堀病院・大淀病院事例を積極的に取り上げる
ことで
 首都圏の内、神奈川県の産科を崩壊させ、更に首都圏中心部にまで産科ドミノ倒しを進行させる
つもりなのだろうか。

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コメント

今月の産婦人科医会報です。

神奈川県内の産科医療機関における分娩取り扱い数調査結果と将来予測(第2回調査)の概要
http://www.jaog.or.jp/JAPANESE/jigyo/TAISAKU/kaihou/H19/H19-06.htm

投稿: 僻地の産科医 | 2007-06-15 21:05

岐阜県もひどいです。下は、引用です。

岐阜県東濃地方の産科医療の状況
ある産婦人科医のひとりごと 2007/06/16
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2007/06/post_d6f6_4.html
地元新聞のインターネット上の記事を読むと、岐阜県の東濃5市(多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市)の産科医療もかなり厳しい状況にあることがわかります。この地方では、多治見市以外の4市で産科施設が急激に減少しつつあり、その結果として、多治見市では「お産利用者の4分の3は市外から押し寄せパンク状態」となっているそうです。

東濃5市の2007年4月1日現在の人口は、多治見市:114,707人、土岐市:61,547人、瑞浪市:41,461人、恵那市:55,167人、中津川市:83,231人で、この5市の人口を合計すると356,113人となります。この地域は、JR中央西線の沿線に位置し、名古屋市のベッドタウンで、(行政的には岐阜県に属していますが、岐阜市との結びつきは比較的希薄で、)経済的にも、文化的にも、地形的にも、名古屋圏に属しています。

投稿: 僻地の産科医 | 2007-06-16 23:01

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