「マスコミたらい回し」とは?(その72) 大淀病院産婦死亡事例民事裁判始まる→国内外の医師blogでは大淀病院の産科の先生への支援の輪が広がる
今日、大淀病院産婦死亡事例の民事裁判が始まる。
まず、亡くなられた産婦の方のご冥福を心からお祈りしたい。
さて、医学的に見て、予後の良くない、極めて稀で不幸な事例について、裁判所がどのような判断を下すか、注目していきたい。
また、剖検のない今回の死亡事例について、裁判所がどう扱うだろうか。
証拠として、
生前のビデオテープなどが採用されるかどうか
も、気になる。先日、関西で深夜放映されたABCのドキュメンタリーでは、陣痛時の様子などが映し出されていた。
また、搬送先の国循の担当医の証言も必要になってくるだろう。
僻地の産科医先生が、出産時の脳出血に関する医学的な論文を紹介してくださっている。
産科医療のこれから 脳神経外科疾患合併妊娠の予後 奈良大淀事件の初公判です。
http://blog.m3.com/OB_Gyne/20070625/1
この論文を見ても、やはり子癇と脳出血の区別が難しく、脳出血を起こした場合の予後はよくない。
果たして、今回の場合、もし最終的に搬送された国循のすぐそばで発症した場合も、救命できたかどうか。かなり厳しいように思われる。
続き。(9:50)
今日始まる民事裁判を前に、全国の医師がblogで、この問題を扱っている。中には海外におられる先生もいる。
SkyTeam先生の「東京日和@元勤務医の日々」
奈良県大淀町立病院の事件について
Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」
2007-06-25 奈良事件訴訟始まる
座位先生の「座位の夢想」
大淀の産婦人科医師を報道被害から守ろう
peak1893先生の「五里夢中於札幌菊水」
日本の周産期医療のために
slummy先生の「やんばる病理医ブログ」
悲劇を繰り返さないために
(追記 12:17)
がみ先生の「ポンコツ研究日記」
大淀病院事件の初公判
(追記おわり)
(追記 12:32)
春野ことり先生の「天国へのビザ」
私も大淀病院産婦人科医を支援します
なんちゃって救急医先生の「日々是よろずER診療」
私は、大淀病院産科医師を支持します
なな先生の「ななのつぶやき」
産科医療の行く末を案ず
いなか小児科医先生の「いなか小児科医」
大淀病院産婦人科医を支援します。
Atsullow-s caffee先生の「さあ 立ち上がろうー『美しい日本』にふさわしい外科医とは」
私たちだって真実が知りたい!
Bamboo先生の「医療報道を斬る」
大淀病院産婦人科医師を支持します
Tai-chan先生の「マイアミの青い空」
産科支援体制は大丈夫?
(追記おわり)
(追記 18:10)
pysician先生の「へなちょこ内科医の日記」
奈良の件初公判
「ある町医者」先生の「或町医者の診察日記」
私は、大淀病院産科医師を支持します
「くらいふたーん」先生の「サッカーと地域医療の部屋」
奈良 大淀病院事件について
guri先生の「産科医療を考える」
私達は、医師として、大淀病院の産科医師を支持します
taddy442000先生の「うろうろドクター」
産科医療を守ろう!
yukitake先生の「Yukitake's Garde Blog」
大淀病院産婦人科医を支援します
akagama先生の「がんばれあかがま」
奈良県大淀町立病院事件被告の先生を支持します
droppo先生の「ドロッポのひとりごと」
大淀病院 民事裁判
ririnko0406先生の「僻地で医療を考える」
私は大淀病院産婦人科医師を支持します
(追記おわり)
(追記 22:20)
道標主人先生のblog別館「大淀病院 Guideboard」
大淀事件
(追記おわり)
(追記 22:38)
med先生の「勤務医 開業つれづれ日記」
「我々は大淀病院産科医師を支持します」 奈良妊婦死亡事件 第1回口頭弁論
(追記おわり)
(追記 22:45)
アンフェタミン先生の「眠らない医者の人生探求劇場」
奈良大淀町立病院事件公判に関して
(追記おわり)
(追記 23:00)
Dr.I先生の「健康、病気なし、医者いらず」
奈良、大淀病院の産科医を支援します。
(追記おわり)
(追記 23:15)
のりのり先生の「のりのり海苔」
私も大淀病院産科医師を支持します
Dr. Pooh先生の「Dr. Poohの日記」
「真実」の究明5
(追記おわり)
これらの先生方は、医師としての立場から、大淀病院で長く産科を一人医長として担当されてきた先生を支持されている。また、blogを書いてない先生方から、コメント欄に、多くの支持が寄せられつつあるところだ。
わたしは、患者としての立場から、国や県の劣悪な医療行政にもかかわらず、地域の産科医療に30年の長きにわたって貢献され、奈良県南部の最後の砦として大淀病院の産科を今年3月まで守ってこられ、現在も婦人科の診療を続けておられる大淀病院の先生を支持する。
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コメント
私も、大淀病院の先生を支持します。
細かいことですが、「公判」は刑事訴訟に使われることばで、民事訴訟で「公判」というと違和感があります。民事訴訟において「公判手続」にあたるのは「口頭弁論」です。おそらく今日の期日は口頭弁論かと(弁論準備手続というのがあるときもありますが…)。
投稿: kina | 2007-06-25 10:50
kinaさん、ご指摘ありがとうございます。
訂正しました。
投稿: iori3 | 2007-06-25 12:13
こんにちは、いつも医療の諸問題に関心と洞察をお持ちくださいまして、有り難うございます。
私も協力していきたいと思います。
この件につきましては、別宅にて取り上げています。
http://guideboard.blog.com/1877291/
TB ができませんので URL を記させて頂きました。
投稿: 道標主人 | 2007-06-25 22:14
私も大淀病院の元産科医の先生を支援します。
投稿: Dr. I | 2007-06-25 22:54