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2007-06-13

Winnyのウイルスで1万件を超える警視庁の捜査資料大量流出(その2) 捜査情報が誰でも見られる場所に拡散している

おそらくJUST SYSTEMは、自社の
 一太郎ビューワーのダウンロード数が急激に伸びている
のに、驚いていることだろう。
理由は簡単だ。
 今日、流出が報道された北沢署の巡査長(26)の文書ファイルを読むために、普段一太郎を使ってない連中がこぞってダウンロードしている
からだ。
官公庁の常として、警視庁の標準日本語ワープロは一太郎だそうで、.jtdの拡張子のついた捜査資料などが大量流出した。

WinnyやShareなどP2Pでファイルが拡散しているだけではない。
 親切なヒト
が、ダウンロードしたファイルの一部を展開して、
 誰にでも見られる場所に、アップロードして置いている
のである。世界中の人間がその気になれば、Winnyを知らなくても
 捜査関係のexcelファイルなど
を落とせるのだ。一太郎よりはExcelの方が世界的に使われている本数は遙かに多い。
警視庁の話だと、二、三年前の捜査資料らしいが、それでも、情報としての価値がある「悪い人たち」はたくさんいるだろう。

エロゲやロリ系アニメ、AVなどを金を出して買わず、著作権侵害の違法ファイルを落とすためにWinnyを入れて、
 仁義なきキンタマウイルスに感染、捜査資料を世界中にばらまいた
巡査長の罪は重い。
同様に
 47氏にWinnyのバージョンアップをさせず、いつまでも「仁義なきキンタマウイルス」の被害がなくならない状態を放置させている京都府警
も罪深い。

Winnyによる情報漏洩は、使う側の不注意はもちろんのこと、
 技術的に可能な改良が、公判中であるために一切禁じられている
ことからも止まらないという、ここ数年の繰り返しはどうにもならない。
 使うな
と言っても、今回のように
 現役警察官が、捜査資料を家に持ち出し、なおかつその同じパソコンでWinnyを使う
のだ。
今後は
 Winnyによる情報漏洩を行った公務員には重い処分
を下さないと、いつまでたっても、
 Winnyによる重大な情報の漏洩は終わらない
だろう。自衛隊しかり、警察しかりだ。

今回流出した資料には、危ない世界関係のものが含まれているそうで、
 巡査長と資料を提供した巡査部長の命が危ないのではないか
とマジで心配している人たちがいる。
そうならないことを祈りたい。

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コメント

うぃにーで、とか、再公開、とかよりも

捜査書類が簡単に自宅に持ち帰れたり、受け渡しされていることが問題だと思うのですが、そちらはあまり騒がれずに終わるのでしょうね・・・

投稿: らぃ | 2007-06-14 08:40

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