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2007-07-20

新潟県中越沖地震 柏崎刈羽原発 1号機の消火系配管損傷 地下に1670tの放射性物質入り水溜まる→今も水漏れ続く

原発本体は耐震性を留意してるかも知れないが
 消火用水の配管
なんて、そこまでできてないだろう。配管が破損すれば、水が漏れる。水が漏れた箇所に放射性物質があれば、当然水は放射能を帯びる。
で、今度は
 原発地下に放射性物質を含む水1670tが貯まっていた
という話。
スポニチより。


柏崎原発 地下に放射能帯びた大量水

 新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発に発生したトラブルが10件増えて計63件になったと19日、発表された。東電によると、使用済み燃料プール内で水中作業台が、使用済み燃料を入れたラック上に落ちているのが4号機と7号機で見つかった。この作業台は重さ約200キロ、長さ3〜5メートル、奥行き0・7メートル。これが地震で落下した例はこれまでなかった。プール水の分析の結果、燃料は傷ついていないとみられるという。また、1号機の原子炉建屋で消火系配管が損傷し、地下5階に約1670トンの水がたまっていたが、この水が放射能を帯びていることが新たに判明した。
[ 2007年07月20日付 紙面記事 ]

水1l=1kgだから、1670立方メートルの水が溜まってる訳ね。

東電がPDFで出しているアナウンスには確かに記述されている。
新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所のプラント状況 (7月19日午後5時現在)(PDF 95.6KB)
より。


1号機 消火系配管が損傷し、原子炉複合建屋地下5階(最地下階、管理区域)に約40cmの深さで水が溜まっていることを確認。(状況を確認中) 
漏洩量約1670立方メートル。再漏洩を確認、放射能あり(7月17日お知らせ済み、19日訂正)

あと、この文書を見ると、消火施設なんかが結構ボロボロ。
地震直後に3号機の変圧器が火を噴いていたが、他の原子炉の変圧器もなにがしかの被害を受けている。

続き。(14:42)
1号機地下の水漏れは止まっていないと、今日東電が発表した。
毎日より。


柏崎刈羽原発:地下5階、水漏れ続く 消火用水の配管壊れ

 東京電力は20日、柏崎刈羽原発1号機(新潟県柏崎市)の地下5階で、現在も水漏れが続いているとみられることを明らかにした。中越沖地震で消火用水の配管が壊れたためで、深さ約40センチ、量は約1700トンに達している。17日には一度止まっていたが、19日に再びしたたり落ちる程度の水が漏れ出した
 水からは放射性物質が検出されているが、この床はもともと微量の放射能で汚染されており東電は「床の汚染が水に混じったのではないか」としている。東電は、水が所外に出るおそれはないとして他の復旧作業を優先し、当面はそのまま床にためておくという。【高木昭午】

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