産前産後に資格の勉強? 朝日新聞女性記者は出産・子育てをキャリアアップのダシにするつもりだったのか?(その2)この記事をいま赤ちゃんである子どもが将来読んだらどう思うだろう?
2007-07-22 産前産後に資格の勉強? 朝日新聞女性記者は出産・子育てをキャリアアップのダシにするつもりだったのか?
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/07/post_88f9.html
にいろいろなご意見を頂いている。
この朝日の記事を読んで、とてもイヤだった理由が一つある。
それは
いまは赤ちゃんでも、この「とにかく寝ない」といわれるお子さんは、将来この記事にアクセスできてしまう
ということなのだ。
朝日に限らず、主要紙に掲載された記事は全文保存され、データベース化されたモノを全国の図書館は購入している。
今はたしかに、うんと小さいから、親の書いた記事は読めないだろう。
でも10年後は?早い子どもなら小学2、3年生くらいから、大人と同じように新聞を読み始めるだろう。
記事には記者の名前は出ていない。
しかし、何かの拍子に、このお子さんが、自分のことを書かれた記事を目にする可能性はある。
その時、果たして、お子さんは傷つかずにいるだろうか。そのことを心配する。
子どもの親を思う気持ちというのは、実にまっすぐだ。
この記事を、将来、お子さんが見た時に、どんな感情を呼び起こすか、いまは分からない。
ただ、もし親子関係がうまくいってなかったとしたら、たぶん、子どもにとっては辛い記事になるだろう。
もし、親子関係がうまくいっていたとしても、それを完全な笑い話に出来るくらいの関係が構築できているかどうか。
試されているのは親の度量なのである。
両親共に朝日新聞記者なら、かなりの収入があるから、子どもをよそに預けられるだけの経済的余裕があるだろう。
子どもと一緒にいられる時間は、これからの方が少なくなる。
子どもを見ない時間の方が長くなった時に、子どもは親の書いた記事を見られるくらいには育っている。
その時、自分の書いたモノが自分の子どもに与える影響をちゃんと考えて書いた記事なのか、というのがずっと引っかかっている。
仕事のためにはプライバシーを切り売りしても構わない、子どもが多少傷ついてもしょうがない、というのであれば別だが。
親が一言
あんたは小さいとき、ほんとに手のかかる子で困った
と言うだけでも、傷つく子どもはいる。ましてや、世界中の誰もがアクセスでき、ほぼ永久に保存される記事にこうした話柄を書きつづってしまえる態度には、正直、辟易するのだ。しかも
母乳育児
をさりげなく書いているのを見ると
ダブルスタンダードなんじゃないか
と思ってしまうのだ。
誰か他に、このお子さんをサポートしてくれる大人、逃げ場になってくれる大人がいれば、問題はないのだろうけれども、ただ、転勤の多い記者生活につきあわされるお子さんには、果たして常にそうした味方がそばにいてくれるだろうか。
このお子さんが健やかに育ってくれることを祈る。
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コメント
追加のコメントをいただいてありがとうございます。親子関係は毎日の積み重ねですので、たぶん、この記事一本で親子関係がひっくり返ることはなさそうな気がします。子どもを育てるにあたって母親の自己犠牲感が強いかどうか。日々不満の強い母親に育てられれば、「あなたには困らされた」という言葉があってもなくても、子どもにとっては自分の存在がすでに否定され、自信がなく傷ついています。「私は仕事も辞めて自分の生活をすべて育児に捧げた」という母親のエネルギーはどんなに息苦しいことでしょうか。一方、苦労は多くとも満足度の高い母親に、「あのときは大変だった」といくら言われても、ちっとも傷つきません。愚痴はまじるがおおむね満足、のように私はこの記事を読みましたが。
ダブルスタンダードは図星かもしれません。どうにかして職務をまっとうしなければという自分と、子どもに良くしてやりたいと望む自分はいつも共存しています。
投稿: 働く母 | 2007-07-29 13:21
横レスですが、働く母さんのコメントは
一方的だな~と思う、働く母を持った子供もいますよ。
>苦労は多くとも満足度の高い母親に、「あのときは大変だっ
>た」といくら言われても、ちっとも傷つきません
こう断言できる理由を知りたいものです。
親子の形は一つではないと思います。
息苦しいとは思っても、
>私は仕事も辞めて自分の生活をすべて育児に捧げた
こういう親の愛情を求める子供だっていると思いますよ。
>愚痴はまじるがおおむね満足
ってこれは子育てに対する母親側の感想ですよね。
子供がどう思っているか、を親の立場から断言することは、
親と子の双方にとって不幸なことではないでしょうか。
投稿: 働く母を持った子 | 2007-07-30 10:36