新潟県中越沖地震 柏崎刈羽原発6号機以外でも「放射性物質入り水」が飛び散っている模様
想定された揺れよりも、
遙かに大きな揺れに見舞われた1号機・5号機が無事
で、
ちょっとだけ大きな揺れに見舞われた6号機だけ「放射性物質入り水が漏れた」
というのはヘンだと思っていたら、
やっぱり他でも同じように「こぼれている」
らしい。いまNHKニュースで流れた。
ソースは後ほど。
とりあえず、毎日新聞より。
中越沖地震:微量の放射能漏れ海水中へ 柏崎刈羽原発で東京電力柏崎刈羽原発(1〜7号機、新潟県柏崎市、刈羽村)では、稼働中だった2、3、4、7号機が自動的に緊急停止した。地震発生直後の午前10時15分ごろには、3号機のタービン建屋に隣接した変圧器から火が出ているのを、同社員が発見。約1時間後に駆けつけた消防署が化学消火剤で消したが、約2時間にわたり黒煙を上げ続けた。また、同社は6号機から微量の放射能を含んだ水約1.2トンが、海水中に放出されたと発表した。
同社と経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発から中越沖地震の震央までの距離は約9キロ。国内では最も原発の近くで発生した大地震とみられる。
同社によると、燃えた変圧器は、原発で発電した電気の一部を発電所内で使用するために電圧を下げる機器。出火原因は不明だが、同社は、変圧器内の油が地震の揺れで漏れ、引火した可能性も含めて調査している。
一方、海水中に放出されたのは6号機の使用済み核燃料プールの水とみられる。地震の影響でプールの水が原子炉建屋内の周囲にあふれ、排水に混じったらしい。放射能の量は約6万ベクレルで、ラドン温泉の温泉水6リットル程度が含む放射能と同程度。法令の基準以下で人体に影響はないという。
同社は、他の6基でも建屋内のプール周辺での水漏れを確認した。外部への放射能漏れがないか調べているという。【中村牧生、高木昭午】
毎日新聞 2007年7月16日 22時45分
というわけで、現在
外に漏れてないか調べているところ
だ。
柏崎刈羽原発の安全性を喧伝するために、安倍ちゃんが現地に行って、逆に
放射性物質入りの水が漏れてたのを、東電が長時間発表しなかった
という展開になっている訳で、
やはり東電は隠蔽体質か
と疑惑を持たれちゃったのが痛い。
相変わらず、柏崎市役所と新潟県知事には、連絡が遅かったらしいしな、東電。
朝日より。
放射能漏れ、地元への連絡2時間以上 柏崎刈羽原発
2007年07月16日23時49分「放射能漏れ」の一報が柏崎市役所に入ったのは16日午後8時半ごろ。東京電力は同日午後6時20分ごろには放射能漏れを確認していたとされ、地元に連絡が入るまで2時間以上かかった。午後0時50分に最初に水漏れを確認してからは8時間近くもたっていた。
新潟県庁では、午後10時20分から泉田裕彦知事が急きょ会見。「そもそも午前中、原発から煙がでている状況で、放射能が中で封じ込められずに、海中に出されたことは、非常に遺憾だ。県技術委員会の評価を聞いてからできるだけ早く対応を決めたい」と語った。
経済産業省では午後10時前から、甘利経産相が出席して非常対策本部の会議を開き、柏崎刈羽原発で放射性物質を含んだ水が漏れていた件も報告された。その後、記者会見した同省原子力安全・保安院の幹部は放射能漏れについて、「調査中なので、いましばらく時間がほしい」と繰り返した。
「『東京電力からは漏れた量は微量』と報告を受けているが、我々としてもしっかり事実を確認してから話したい」と述べた。
(以下略)
以前
新宿原発計画
というのがあった。
そんなに原発が安全だというなら、東京都民の使う電気は都心で作れよ
という話だった。もちろん、実現していないのは周知の通りだ。
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