中国製品不使用"China Free"
さすが、モルモン教本部のあるユタ州の会社だ。自社の健康食品の原料に
中国製品不使用
をうたい
China Free
のシールを製品に貼って販売しているのだ。
NHKより。(画像はクリックすると拡大します)
米“中国産”への不安広がるアメリカでは、中国から輸入された食品やおもちゃなどに有害な物質などが含まれ、リコールや自主回収となるケースが相次いで、消費者の間に不安が広がっており、なかには、中国産の原材料を使わないことを売り物にした製品まで登場しています。("China Free"のシールが貼られた製品)
西部ユタ州の健康食品メーカーは、先週、「中国から輸入された原材料はいっさいなく、安全だ」という意味を込めて、「チャイナ・フリー」と表示したビタミン剤やペットの犬のための栄養剤の販売を始めました。("チャイナ・フリー" 中国産の原材料使用せず)アメリカで売られているビタミン剤のほとんどは中国から輸入されていますが、この会社では、原材料をすべてアメリカ産の果物などで賄っていることを売り物にしています。("原材料はすべて米国産")
その分、価格は20%から30%割高ですが、中国産の食品に不安を強めているアメリカの消費者の間で、人気は上々だということです。(健康食品メーカー社長 「チャイナ・フリーは"汚染された中国製品が流入"という連日の報道への解決策だ」)
アメリカでは、中国から輸入された歯磨き粉から有害物質が検出されたほか、養殖ウナギなどの魚介類からはアメリカで使用が禁止されている抗菌剤が見つかりました。(米 消費者 46% "中国産食品や原料 大変不安だ")
今月行われた世論調査では、アメリカの消費者の46%が中国産の食品や原料について、「たいへん不安だ」と答えています。(「安全管理が不十分で危険のおそれがあるのでドッグフードも食品も中国産買いたくない」)(「中国製品は極力買わないようにしている 例えば靴とか 実際には難しいですが」)
中国製品への依存を高めているアメリカですが、市民の不安は「チャイナ・フリー」を求める新たな動きが生まれるまでに深刻になっています。
(中国政府 "問題物質"を使用禁止に)(中国政府 ロビイスト(政治的圧力をかける代理人)雇い米政府などに働きかけ)
7月15日 15時35分
この
China Freeマークを貼って製品を販売している健康食品会社
は
Food for Health International
だ。
しかし、NHKのニュースに出てくるアメリカ人が
見事に白人ばっかり
というところが笑える。アジア系とかヒスパニック系とか黒人とかに聞いてみろよ、NHK。
アメリカって
極端から極端へ
行く国だ。今回は
中国産原料を使用したペットフードでペットが死亡
という、
アメリカ人のライフスタイルを直撃する被害
が出ているだけに、
中国産原料や中国製品に対する悪感情
というのは、かなり抜きがたい。ロビイストを雇って、好転するような、簡単な事態ではない。
日本以上に「ペットに対する親バカ」が蔓延しているアメリカ
で、
口のきけないペットに毒を盛った
わけだから、
それを許した中国政府と、毒を盛った業者は、火あぶりにしてもいい
くらいに思っているアメリカ市民は少なくないだろう。だいたい
ペットを褒める
のは、おつきあいの基本だからなあ。
ペットは家族の一員
なのである。
たぶん、この「毒入りペットフード」事件の与えた影響の深刻さは、中国政府には未来永劫理解できないだろうと思う。この感情が強烈だから、中国製品排斥の
China Free
シールが貼られても、割とみんな静観してるのだ。かつて
日本製品排斥
が起き、
Buy America
が叫ばれたけれども、その時とは打って変わって、みんなそれほどヒステリックでもなく、愛国主義的でないのは、一つには
ペットがやられた
からだ。それと
白人がのさばっているユタ州
での1企業の話であって、全米に"China Free"シールを貼る動き波及しているというわけでもない。もしこれが
白人は半分以下のカリフォルニア州での話
だったら、すごいけど。
日本で
中国産原料不使用
というシールを貼れるか?というと、これだけ中国産原料や中国製品が生活に浸透している現在では、ほぼ不可能に近いのではないかと思う。
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