新潟県中越沖地震 柏崎市 個人からの救援物資は受け取りません→新潟県も個人からの救援物資を辞退
善意はいいのだが
仕分けに人手を取られて、本末転倒になってしまう
という批判のある
個人からの救援物資
を、柏崎市は受け取らないと決めた。
人手が潤沢にあるわけではないのだから、
被災者のためにまず人手を
というのが原則だろう。
災害支援をするなら、物資ではなくお金で
という動きが、今後は広がるだろう。
毎日より。
中越沖地震:個人からの救援物資は受け取らず…柏崎市中越沖地震で柏崎市災害対策本部は17日、個人からの救援物資は受け取らない方針を明らかにした。04年10月の中越地震で殺到して職員が対応に追われた経験から決めた。会田洋市長が同日朝の災対本部会議で「心温まる救援の申し出だが、保存の問題もある。ご理解いただきたい」と述べた。市教育総務課は「既に会社や団体から相当の物資をいただいており、量的に足りる見通しのため」と説明している。
個人からの救援物資を巡っては、中越地震のほか、鳥取県西部地震(00年)でも職員らが仕分けに忙殺され復興に支障をきたした。このため、新潟県長岡市、鳥取県が地域防災計画で物資を受け入れない方針を決めている。また、今年3月の能登半島地震で被災した石川県は、個人からの救援物資を原則として内容と量を届け出る事前登録制とし、必要とされるものだけを受け入れることを決めている。【伊藤直孝】毎日新聞 2007年7月17日 10時12分
ちょうど、食中毒の起きやすい季節の上に、被害の大きい柏崎市や刈羽村ではまだ水道が復旧していない。
食糧支援を表明している企業は、衛生管理に十分注意してほしい。手を洗ったり、トイレを使うのには、水が必要なのだ。避難所で集団食中毒発生などということだけは起きないことを切に祈る。
続き。(13:04)
新潟県も
個人からの救援物資を辞退する
という。
毎日より。
個人の救援物資、新潟県が辞退…現場に混乱きたす恐れ新潟県災害対策本部は17日、当分の間、一般個人からの救援物資受け入れを辞退すると発表した。
小口での救援物資を受け入れる態勢が整わず、現場に混乱をきたす恐れがあるためとしている。企業や自治体からのまとまった量の救援物資は受け入れる方針。同本部によると、被災地では現在、毛布やブルーシート、薬用品などが不足しているという。問い合わせは、同本部救援物資班(025・285・9435)へ。
(2007年7月17日11時57分 読売新聞)
ということなので、企業や自治体などでは
毛布・ブルーシート・薬用品
を新潟県に支援してあげてください。
個人の方は
災害支援はお金で
お願いします。
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コメント
これは英断でしょうね。いつぞやの地震のときは個人がどさくさにまぎれて廃品を送りつけていましたからね~
災害時に本当に必要なものは災害救助の経験のある団体(自衛隊、自治体など)が募金で購入という形が現実的でしょう。
投稿: 通りがかりの呼吸器内科医 | 2007-07-17 12:01