改造内閣は「泥船内閣」か(その2) 今回も派閥の推薦は受けずと安倍ちゃん
これがフカシじゃなかったら、
内閣改造前に安倍ちゃんの首が飛ぶ
かも知れない。
朝日より。
「今回も派閥推薦受けぬ」 内閣改造で安倍首相
2007年08月03日12時53分安倍首相は3日昼、内閣改造・党役員人事にあたって派閥から推薦を受け付けない手法を今後も続けるかどうかについて「今回も、その方針で臨んでいきたいと考えている」と明言した。首相は昨秋の組閣で派閥推薦を受けなかったが、基本的な人事手法は譲らないという姿勢を示したものだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
また、首相は「政治とカネ」をめぐる入閣候補者の適性調査について、「政治家それぞれが今回の国民の一票に託した思いをよく受け止めていくことが大切だ。当然、我々もそうした思いを受け止めていく」と語った。
昨夜の報道ステーションで、昨日の朝日の報道
2007-08-02 開票前に森元首相・青木参院会長・中川幹事長が渡した引導を安倍ちゃん一蹴? 改造内閣は「泥船内閣」か
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/post_a18b.html
に関して、秘密会談の内容をマスコミにリークしたのは
森元首相
と言っていて、おやおや、と思ってたのだが、改造内閣についての発言を聞くと、本当に
森元首相が漏らした
んだな。安倍ちゃんの出身派閥である町村派内でえらいことになってますな。
改造内閣についての
自民党長老からの進言を安倍ちゃんが一蹴
したので、
9/1にずれ込んでいる改造内閣発足前
に、安倍ちゃんに言うことを聞かせるか、言うことを聞けないなら、その前にハシゴを外すかする、ってことなんじゃないのか。
さて、自民党はこのまま行くのか、それとも自民党を割って民主党と組む連中が出てくるのか。
森元首相の次の発言が結構効いてくるのかも。
朝日より。
「自民と民主、考え方に違いはない」森氏、タイ首相に
2007年08月02日20時23分森元首相は2日、訪問先のバンコクでタイのスラユット首相と会談し、参院選で与党が大敗し、過半数割れした日本の今後の政局について「自民党と民主党で、国の大きな方向性の考え方について大きな違いはない」と説明した。また、「日本の外交方針に今後大きな違いが出てくることはない。日本国内で株価が若干下がっているが、これもすぐに立ち直ると思う」と語った。「自民と民主、考え方に違いはない」森氏、タイ首相に
2007年08月02日20時23分
しかし、安倍ちゃんの
無能ぶり
をここまで国民の目の前で晒させるって、すごい政治手腕だな。当の安倍ちゃんが全然気がついてないってところが、また凄いのではあるけど。
ここまでは
安倍ちゃんの判断は普通の人より一週間以上遅い
というのが、国民周知の事実になっているのだが、次は
安倍ちゃんは首相の器か
という議論が出てくるんだろうな。
そうそう。赤城前農水相に
あなたは若いのだから
と辞任を促した安倍ちゃんのセリフ、
らしくないな
と思ってたら、自分が青木参院会長に言われた言葉をそのまま
ぱくった
だけなのね。
朝日より。
「参院選は政権選択ではない」投票日夕に続投告げた首相
2007年08月03日08時01分
(略)
「首相はまだ若い(から再起できる)。この状況を乗り切って、政権を持たせるのは難しいのではないか」(青木氏)
(以下略)
いや〜、安倍ちゃん、
自分が言われて腹が立った言葉をそのまま赤城前農水相にぶつけた
わけね。人柄がわかりますな。
おまけ。
安倍ちゃんのお言葉。
8/2付安倍内閣メールマガジンより全文転載。配信された直後に読んで、目の前がくらくらした。
本気でこんなことを思ってるらしいから、安倍ちゃんは年貢の納め時ですがね。安倍ちゃんの立場では使えないはずの日本語が頻出。突っ込みどころは赤で。
[こんにちは、安倍晋三です]
● 覚悟を決めて
こんにちは、安倍晋三です。
先日の参議院議員選挙の結果は、極めて厳しいものでした。
年金記録問題を引き起こした政府への怒り。相次ぐ閣僚の不適切な発言や政治資金の問題に対する、いい加減にしろ、との怒り。
こうした国民のみなさんの怒りや不信が、今回の結果につながったことを厳粛に受け止め、こうした厳しい声に真摯にこたえていかねばならないと痛感しています。
私自身の進退も含め、いろいろとご批判があります。しかし、改革への流れをここで止めるわけにはいきません。
教育再生や公務員制度改革、新成長戦略の推進、地域の活性化・再生、地球環境問題の解決に向けたイニシアティブ、アジア外交の再構築、憲法改正に向けた取組み。
先週号のメルマガでお伝えした、私の改革への決意に対して、力強い応援メールをたくさんいただき、御礼を申し上げたいと思いますが、この決意は、今でもまったくゆらいでいません。
改革の中身について、これまで十分に説明できず、政策論争を深めることができなかった点は、率直に認めなければなりませんが、私が進めつつある改革の方向性が、今回の結果によって否定されたとは思えないのです。
今、政治の空白をつくることは許されません。ましてや、政治が混迷したために改革が遅れた、あの90年代の低迷期に後戻りさせるわけにはいかない。今後とも新たな国づくりを進めていくことが、私の使命であり、責任で
あると考えています。
「政府や政治に向けられた不信すら一掃できないようでは、新しい国づくりなんてできないぞ。」これが、今回の結果によって示された、国民の強い声だと受け止めています。
人心を一新します。改革をさらに前進させることができ、国民からも信頼される体制へと、内閣の陣容を改めていきます。
政治資金の透明化をさらに高めます。政治家自身がまず襟を正し、あらぬ疑惑をもたれることのないよう、オープンな仕組みをつくらねばなりません。
そして、今回の選挙で示されたもう一つの声、すなわち、改革の痛みを感じている地方の声にも、改革の果実をさらに地方の実感へとつなげる努力を尽くすことで、こたえていかねばならないと思っています。
まさに、今回の厳しい審判を、信頼される政治、真に改革を進める体制づくりを行うきっかけにしなければならないとの思いを強くしています。
私は、ここで逃げることなく、自らが先頭に立ち、国民の厳しい声に正面からこたえていく覚悟です。そして、ゼロから出直す気持ちで、新しい国づくりに向けた信念を貫いていきたいと思います。(晋)
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