白い恋人賞味期限改竄(その3) 10年前から賞味期限延長 社長も知っていた→加筆あり
どんどん
後出しじゃんけん
になりますね、石屋製菓。問題がたいしたことでなかったとしても
最初の記者会見で全部問題点を明らかに出来なかった
というのは、更なるイメージダウンを招くのは
雪印・不二家・ミートホープで学習済み
じゃなかったのか。
朝日より。
「白い恋人」10年前から賞味期限延長 社長も承知
2007年08月16日13時25分北海道の観光土産として知られるチョコレート菓子「白い恋人」に賞味期限改ざんなどが見つかった問題で、製造・販売する石屋製菓(本社・札幌市)の石水勲社長は16日、記者会見し、10年ほど前から賞味期限を社内規定より延長する行為があったことを認めた。また、衛生管理態勢が整うまで、期限を設けずに工場の操業を停止するとし、「白い恋人」を含む同社のすべての商品を回収する意向も公表した。
石水社長は、「白い恋人」の賞味期限について、96年ごろから繁忙期や在庫が膨らんだ際には規定の「4カ月」ではなく、5〜6カ月に延ばすことも」あった、と明かした。石水社長もこれを知っていたという。
同社は16日から本社工場の操業を自主的に休止し、生産ラインの点検を始めていた。休止期間は当初は4日間としていたが、安全が確認されるまで当面続けることにした。
同社の製品は「白い恋人」が主力商品で約8割を占め、首都圏などで人気があるのはもっぱら「白い恋人」。土産品店や百貨店での商品撤去の動きが加速したが、これまでは希望する小売店を対象に「白い恋人」だけを回収していた。
同社の従業員はパートを含め約480人。工場の生産ラインが止まってもパートを含む従業員の雇用は確保する、とした。
同社には16日、返品の品々が本社に次々に送られてきた。また、この日から本社工場に隣接する同社のテーマパーク「白い恋人パーク」を臨時休業とした。
さてと。
まず
雇用確保
とわざわざ言ってるのは、
これまでの雇用に関するトラブル
と無関係ではないだろう。まあ、ここまで
信用が地に墜ちた観光用土産菓子
を今後生産再開したとしても、置いてくれる店があるのかは正直疑問。
白い恋人は、はっきり言って、イメージだけで売ってたわけで、そうしたあやふやな付加価値は、
食の安全
にみんなが気を配るようになった現在、ちょっとした不祥事であっても
会社の対処法がまずければ、雲散霧消する
ってことに、今まで気がついてない方が恐ろしい。
この調子で毎日記者会見を開いていると、ミートホープ並の事態になりそうだ。
続き。(16:30)
道新がもう少し詳しい。
期限改ざん常態化 社長も事実把握 「白い恋人」96年から 石屋製菓(08/16 14:15)石屋製菓(札幌市西区宮の沢)の石水勲社長は十六日、札幌市内で記者会見し、「白い恋人」の賞味期限を一−二カ月延ばす改ざん行為を一九九六年から十年以上、行っていたことを明らかにした。石水社長自身もこの改ざん事実を知っていた。「白い恋人」の賞味期限改ざんが会社ぐるみで、常態化していたことが分かった。
札幌市保健所はこうした行為について、十五日の立ち入り検査で「不適切だ」と指導した。十四日に三十周年記念商品の一部で改ざんが発覚した際に、石水社長は「改ざんは三十周年限定商品の四千三百二十八箱だけ。ほかの白い恋人には存在しない」と断言。虚偽の説明をしていたことになり、経営責任が問われることは必至だ。
北海道を代表する菓子メーカーの不祥事は「事実隠匿」から「虚偽説明」、「改ざん常態化」と一気に拡大した。
会見によると、同社は社内規定で「白い恋人」の賞味期限を「四カ月」と設定していたが、一九九六年に商品保存が効く特殊な包装フィルムを導入してから「商品は一年間、最低でも六カ月は持つ」と認識。「白い恋人」の在庫が発生するたびに、パッケージの賞味期限の刻印を一−二カ月延長する改ざん行為を繰り返していた。
賞味期限改ざん商品は、全出荷量の二、三割に及ぶという。
石水社長は「私も(延長していたことを)知っていた。大変申し訳ない。創業の精神に立ち返りたい」と、あらためて陳謝した。
また、同社長は同日、本社工場の製造ラインを無期限で停止し、店頭の全商品を回収する方針を明らかにした。同社は十五日の会見で、製造ラインの停止は「十六日から十九日まで」と説明していた。
おやおや。
ま〜、
そんなに売れてそうにないのに、土産物屋には「白い恋人」陳列棚が必ずある
って、変だもんね。
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