「マスコミたらい回し」とは?(その91)毎日新聞奈良支局に以前勤務の元田禎記者 奈良県南部の産科を絶滅させたことには触れず「妊婦をめぐる救急体制の不備を問い続け」たと強弁
大淀病院産婦死亡事例報道では、毎日新聞奈良支局の第一報では誤報を垂れ流し、
大淀病院にメディアスクラム
がかかった結果
大淀病院の産科は今年3月に閉鎖、奈良県南部の産科は絶滅
した。
この事態に対して、今に至るまで毎日新聞は口をぬぐっており、責任を取ろうとはしない。
昨年のこの
大淀病院産婦死亡事例のメディアスクラムに荷担していた元奈良支局所属の記者
が、大阪でこんな
手前勝手な記事
を書き飛ばしている。是非名前を覚えよう。
元田禎記者
である。
きょうの哀:大阪府高槻市の国道で29日、妊婦を搬送中の救急車と軽乗用車が…大阪府高槻市の国道で29日、妊婦を搬送中の救急車と軽乗用車が衝突し、胎児が死亡した事故。1時間半も受け入れ先が決まらず、同市の病院へ運ばれる途中でした。「被害者は40キロ以上も離れた奈良県橿原市の人」と聞き、夕刊担当の私は「また奈良が」と落胆しました。奈良支局にいた昨年8月、同県五條市の妊婦が、転送先が見つからず死亡。私たちは妊婦をめぐる救急体制の不備を問い続け、当時の厚労相も国会で体制確立を約束しただけに、今回の事例を「不幸な出来事」で済ませるわけにはいきません。(地方部・元田禎)
毎日新聞 2007年8月30日 大阪朝刊
そりゃそうだろうな、毎日新聞奈良支局。
奈良県南部産科の最後の砦・大淀病院産科を閉鎖に追い込み、奈良の産科医療をここまで惨憺たるモノにした
のは
毎日新聞奈良支局と大阪本社
だからな。
今回の事例を「不幸な出来事」で済ませるわけにはいきません
と思っているのは、われわれ
現在奈良に住み、家族や友人知人が妊娠の可能性のある人間
だけでなく
奈良県の産科崩壊によって、「お産難民」になっている近畿圏のすべての妊産婦とその家族、友人知人
だからな。
自分たちのペンが何をしたか、まったく反省もせず、むしろ「功績があったと誇らしげに書き散らす」厚顔無恥振り
は、永遠に電子媒体が記憶してくれるだろう。
ちなみに拙blogには海外の日本研究専攻のある大学からも常時アクセスがあるから、奇特なヒトが
日本メディアが産科医療を破壊した資料
として、記事をアーカイブしてくれているかも知れない。
| 固定リンク
« 「マスコミたらい回し」とは?(その90)奈良高槻妊婦搬送問題 フジ「とくダネ!」 「たらい回し」と放映中→奈良県産科の砦・奈良県立医大産科を潰す気か? | トップページ | 「マスコミたらい回し」とは?(その92)奈良県立医大産婦人科教室小林浩教授単独インタビュー「受け入れは断っていません」@MBS/TBS→一部訂正あり »
コメント
M新聞は奈良の南部の産婦人科を壊滅させたのは十目のみるところ、十指の指すところ、明らかであります。M新聞は奈良南部に産婦人科の病院を建てて県民に寄付すべきであります。その責任があります。
投稿: たんぽぽ | 2007-09-21 14:11