F1ハンガリーGP アロンソのPP剥奪6位降格、ハミルトンがPPへ
昨日の予選で
最後の最後まで粘って、同僚のハミルトンの最後のタイムアタックを阻止したアロンソ
に、
PP剥奪、6位降格
の処分が下った。時事より。
アロンソのPPはく奪 F1ハンガリーGP予選
2007年08月05日12時42分4日にブダペスト郊外のハンガロリンクで行った自動車レースのF1世界選手権シリーズ第11戦、ハンガリー・グランプリ(GP)の公式予選1位となってポールポジション(PP)を獲得したフェルナンド・アロンソ(スペイン、マクラーレン・メルセデス)が同日、レース審議委員会からPPをはく奪され、5日の決勝は6番手からスタートする処分を受けた。予選2位で同じマクラーレンのルイス・ハミルトン(英国)がPPとなる。(時事)
FIAのプレスリリース。(英文)
http://www.autosport.com/news/report.php/id/61373
ありゃりゃ〜。
ハミルトンも実は大人げないことをしてた、って話で
喧嘩両成敗になった
のかな、と思ってたのだが。
処分が下る前の状況。
F1キンダーガーデンより。
予選結果がひっくり返る? Aug 5, 2007(略)
事の発端は、第3予選の終了間際に、ハミルトンの直前でピットに入ってきたアロンソが、作業終了を示すロリポップが上がったにもかかわらず、数秒間ピットアウトしなかったところから始まる。じりじりして待っていたハミルトンは、アロンソがピットアウトするのを待ってタイヤを交換してピットアウトしたが、チェッカーフラッグが出てしまい、タイムアウトで最終アタックができなかった。
(略)
ところが、この事態はもう少し複雑な前段階があった。
第3予選開始早々、ハミルトンがアロンソの先にコースインした。チームは無線で、ハミルトンに対して5回に渡って「アロンソを先に行かせろ」と伝えたが、ハミルトンがこれを無視しつづけたのだ。
実は、アロンソは、ハミルトンより1周分多く燃料を積んでおり、ハミルトンより多くの燃料をバーンアウトしたかったが、アロンソはそれを“邪魔された”格好、その“お返し”に、後ろでハミルトンが待っているのを知りつつ、ロリポップが上がっても動かなかったのだ。
ハミルトンがチェッカーフラッグによって最終アタックでできないと分かった瞬間に、ロン・デニスがヘッドセットを投げ捨てた。さらに、アロンソのトレーナーのファブリツィオ・ボラのヘッドセットをむしりとった場面がモニターに映った。一見、デニスの“ハミルトン贔屓”の八つ当たりにも見えたが、そうではなかった。
ロン・デニスは、ハミルトンのアタックが成立しなかったことに「なんてこった!」とヘッドセットを投げた。そして、瞬間的に心配が頭をよぎった。二人のドライバーがいざかいを起こすことだ。
そこで、アロンソのフィジカル管理とともに身の回りの世話をするボラに、「自分はハミルトンのところに行くから、おまえはアロンソをなだめに行け」と声を掛けた。だが、ボラは気が進まなかった。だからデニスは、「とにかく来い!」とへッドセットをむしりとった。ドライバーたちのところに早足で歩きながら、デニスはボラの肩を抱いて説得するようなしぐさをしたのはそのためだった。
(以下略)
(Masami Yamaguchi/MYS)
ロン・デニスも頭が痛いな。
続き。これが第一報かな。今朝の6時くらい。(英文)
マクラーレンはペナルティとして
ハンガリーGPではコンストラクターズポイントを一切カウントされない
ことも決まった。
Grandprix.comより。
AUGUST 4, 2007 Alonso drops five places, McLaren to lose pointsThe FIA Stewards announced at close to midnight that Fernando Alonso would be penalised five grid positions after a controversial qualifying session for the Hungarian GP. They also ruled that McLaren team had acted in a manner that was "prejudicial to the interests of the competition and to the interests of motor sport generally (Article 151c of the International Sporting Code) and that as a result the team will not be able to score any Constructors' Championship points on Sunday. The team obviously has the right to appeal that decision.
The stewards: Tony Scott Andrews, Derek Ledger and Lajos Herczeg decided that the punishment was necessary because of the way that McLaren managed the final minutes of the final Q3 qualifying session.
The decision outlined that the team had agreed that Fernando Alonso would leave the pits ahead of Lewis Hamilton in order to benefit from the fuel burn allowance of being able to complete an additional lap. In the event Hamilton left the pits first and McLaren then asked him to drop behind Alonso. Hamilton declined. With just over three minutes to go in the session Hamilton was called into the pits and was then advised to slow a little on his in lap as Alonso was in the pits in front of him. With just over two minutes to go Alonso pitted. He had been told that he would be held for 20secs. The lollipop was then raised. Alonso did not depart but remained where he was for another 10secs. He then left the pits reached the start-finish line in time to start a flying lap and took pole position.
Hamilton, however, was not able to complete his pit stop and get to the start-finish line in time. Alonso was asked why he did not leave the pit and said that he was asking the team if the right tyres had been fitted. This explanation was not accepted and the stewards ruled that Alonso had impeded another driver and gave him a penalty of five grid positions.
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