忍び寄る鳥インフルエンザ バリ島で高病原性鳥インフルエンザH5N1型に感染、二人目の死者
8月12日に一人が亡くなったバリ島で、また鳥インフルエンザによる死者が発生、今回は
観光地にも近い場所からの死者
で、感染拡大が懸念されている。
一人目の死者については、以下の通りだ。産経より。ちょうどお盆の最中だったのであまり注目されなかった。
バリ島で初の鳥インフル感染死 29歳母と5歳女児
8月14日1時45分配信 産経新聞【シンガポール=藤本欣也】インドネシア保健省は13日、バリ島西部に住む女性(29)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡したと発表した。観光地として知られるバリ島で鳥インフルエンザによる死者が出たのは初めてで、感染拡大への懸念が高まっている。
ジャカルタからの報道によると、居住地の近くで感染した鶏が見つかっており、女性の娘(5)も同様の症状で死亡しているという。同国の死者は計82人となり、世界最多を続けている。
この後、8/14にはジャワ島で死者が出ている。共同より。
鳥インフルエンザ死者83人に インドネシア
08/16 20:58インドネシア保健省は16日、ジャワ島西部バンテン州の女性(17)が鳥インフルエンザで死亡したと発表した。同国の累計死者は世界最多で、83人となった。
女性は13日に入院、14日死亡した。感染経路は分かっていない。
政府の予算不足などで抜本的対策とされる鶏の処分が進まず、感染死者数が増加中。死者の大半は首都ジャカルタなどジャワ島西部で出ている。
(共同)
そして、インドネシアでは84人目、バリ島では2人目の死者が8/21に出た。
読売より。
バリ島の鳥インフルエンザ、2人目の死者で拡大懸念【ジャカルタ=佐藤浅伸】インドネシア保健省は22日、バリ島南部に住む女性(28)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡したと発表した。
バリ島で人への感染が確認されたのは、12日に死亡した主婦(29)に続いて2人目。被害拡大の懸念が広がっている。イスラム過激派による2度の爆弾テロ事件(2002年と05年)から立ち直り、観光客が戻り始めた矢先だけに、島民の衝撃は大きい。
今回感染死した女性は、タバナン県バトゥガイン・ブラバン村で鶏の販売をしていた。14日から高熱など肺炎に似た症状が続き、21日に死亡した。人への初感染が確認されたジュンブラナ県は島西部の遠隔地だったが、今回は最大都市デンパサールの北西約20キロで、タナ・ロット寺院など観光スポットにも近い。インドネシアの死者はこれで計84人、感染者は105人となり、いずれも世界最多を更新し続けている。
バリ州政府は、初の感染死者となった主婦の自宅から1キロ以内の家禽(かきん)計6000羽以上を大量処分したほか、消毒作業などの対策を全島で実施。さらに島外からの家禽持ち込みを禁止するなど、被害の拡大阻止に全力を挙げている。
ただ、島内各地で鳥インフルエンザウイルスに感染した家禽の死骸(しがい)が見つかっているほか、新たに感染が疑われる患者も出ており、どこまで封じ込められるかは不明だ。
(2007年8月22日20時36分 読売新聞)
バリ島のH5N1型感染はかなり深刻じゃないのかな。
あそこは封じ込めをしようとしてもかなり難しいかも知れない。遅い夏休みをバリ島で取る予定の人は、野生の鳥にも家禽にも注意していただきたい。
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