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2007-08-15

ガ島通信藤代氏(元新聞記者)、官僚に噛みつく

元徳島新聞記者のガ島通信の藤代氏が、
2007-08-13 官僚天国ニッポン、事務次官はクビに出来ないのか
で、
 小池百合子防衛相の事務次官人事問題
について、官僚側を攻撃する記事を書いて、bewaadさんと論争?になりかかっている。
ガ島通信の記事に対するbewaadさんの反論記事。
08/14/2007 (4:39 am)何でもかんでも官僚のせいにするのは勘弁してください。
08/15/2007 (4:14 am)続・何でもかんでも官僚のせいにするのは勘弁してください。
さらにbranchさんの以下の記事が参考になる。
続・航海日記 2007年8月の8/5以降の記事

ま〜、今後の展開だけど、藤代氏は変な方向に議論を振る傾向があるので、たぶん、このまま黙りになるか、まったく明後日の方向に話を持って行ってしまうかかな? 少なくともbewaadさんと同じ土俵では議論しないだろう。てか、元からそういう感じのヒトだと思う。

事の成り行きは、上記記事をじっくりお読みください。blog間の論争の構図としては
 元新聞記者 vs . 官僚
なのだが、藤代氏は、官僚制はともかく悪とか思ってそうで恐い。まったくの野次馬としては
 新聞記者の常套手段である「暗黙知」を利用した論法 vs. 法律などの典拠を明記した官僚の論法
の応酬をつぶさに見られるのが興味深い。(なんだかんだ言っても、こういう記事を書くときの藤代氏は「記者」の筆法から脱してない)

事務次官クラスの官僚のクビのすげ替えが、小池防衛相の目論見のような単純な手筈で進むのかどうか、不思議なのだが、コトはメディアと世論の耳目の集まるところとなり、
 小池百合子留任はないかも
になりそうで面白い。わたしのような素人から見ると、話としては
 田中真紀子外相更迭
の時と似てるのかしらね?あのときは
 痛み分け
になったけど。野次馬からすれば、
 空気の読めない小池百合子は辞めたければ辞めれば?
なので、留任になろうが、別な人物が防衛相になろうが、構わない。とりあえず
 安倍政権の迷走ぶり
が、改造内閣の防衛相・事務次官人事でも明らかになるわけで、その意味では
 話題を提供してくれて、小池百合子に感謝
である。

branchさんの睨むとおり
 日経の「風見鶏」の守屋次官批判が契機
なのだとしたら、小池百合子もな〜。
branchさんはこの守屋次官については、以前から注目されていて、昨年10月には、以下の記事で言及されている。


2006年10月9日(祝).
 官邸の信任と言えば、既に異例の在任4年目に入ったのが防衛次官の守屋武昌 (46年)だ。防衛庁は不祥事のあおりで前後の年次に人材が見当たらないせいも あるが、沖縄の普天間基地の移設など在日米軍問題を官邸と一体で取り仕切り、 小泉の信任が続投を後押しした。

 いやー、これは信任どうこうということもあろうけれども、定年延長までして 居座るというのは異常でしょ。人材がいないといっても、不祥事だけではなくて 反守屋天皇派を粛正して省外に飛ばした結kk (以下、安全上の理由により削除されました。)

「防衛庁」時代の利権絡みで、特捜が入っちゃうとかいう話になると、脛に傷だらけの次官では困るって説もあったけど、さて、どうなるのやら。防衛省も、簡単に情報漏らしちゃったりする割には伏魔殿だからな。

おまけ。(14:30)
本日付の日経社説。笑えます。


社説2 積年のウミ出た防衛省内紛(8/15)

 この瞬間にミサイルが日本の領域に飛んできたら防衛省は、どんな対応ができるのだろう。それが心配になる内紛である。次官人事をめぐって小池百合子防衛相に守屋武昌次官が抵抗する光景は、防衛省が自衛隊という実力部隊を抱える組織である事実を考えると、問題が多い。

 守屋氏に退任を求め、後任に警察庁出身の西川徹矢官房長をあてたいとする小池氏の行動には、手続き面で問題があった。が、中央省庁の人事権は原則的に大臣に属するのも事実である。守屋氏の抵抗は防衛省に特有の問題を想起させる。

 事務当局の最高首脳が政治家に抵抗するのを見た自衛官たちは、政治家による軍の統制という意味でのシビリアンコントロールのあり方に疑問を持ちかねない。大臣・次官という序列の軽視は、上官命令を内容によっては無視できるとする空気を自衛隊内部に醸成しかねない。

 守屋氏の抵抗の背景に政治家の存在があるかどうかは明確ではない。仮にあるとすれば、自衛官たちに一部の政治家と結んで要求を実現する道もあると教える。戦前の軍部がとった危険な手法に近い。

 7月に刊行された防衛白書で久間章生前防衛相は、防衛省への移行を機に政策官庁に生まれ変わるとする決意を述べた。私たちはその際「古い体質の内局幹部を一掃する若返り人事の断行が直ちに重要となる」と指摘した。在任4年を超えた守屋氏の退任はそれに沿う決定である。

 抵抗の中身が自身の退任ではなく後任の人選をめぐる内容であれば、一定の正当性はある。イージス艦情報が漏れた事例を踏まえ防衛省の秘密保全のあり方を強化するために警察庁出身の西川氏を起用するとの説明にどの程度の説得力があるかも明確ではないが、後任人事に問題があるとすれば、後任を育てなかった自身にこそ、一義的な責任がある。

 今回の内紛には内閣改造を前にした塩崎恭久官房長官と小池氏との政治家同士の思惑も絡む。官邸の人事検討会議がそれに絡めて議論されている。各省大臣が官僚の言うがままにならないように制度化された会議が結果的に官僚の抵抗の手段に使われるとすれば、制度設計者が考えなかった皮肉である。

日経の指摘通りであれば
 塩崎官房長官も小池防衛相も亡国の徒
ですな。8月15日になにをやってるんだか。
まだモメてるし。
日経より。


塩崎・小池両氏、防衛次官人事で食い違い

 政府内で混乱している防衛省の次官人事をめぐり、小池百合子防衛相と塩崎恭久官房長官の見解の食い違いが15日の閣議後の記者会見で改めて表面化した。
 防衛相は守屋武昌防衛次官の退任と後任に西川徹矢官房長を昇格させる人事について「私はなんら順序を間違えていない。意思決定は明確にしておかねばならない」と変更する考えがないことを強調官房長官「次官人事は閣議決定事項であり、所定の手続きに沿って適切に決めなければならない」と述べ、首相官邸の正副官房長官4人による人事検討会議で判断する意向を示した。
 首相官邸はこの次官人事を決める人事検討会議を27日予定の内閣改造後に先送りする考えだ。これに関連して、防衛相は「私は早いほうが良いと思っている」と強い不満を表明。官房長官は「人事検討会議には次官が(人事の)書類を上げてくるプロセスがあるが、まだ正式なものは上がってきていない」と述べ、決定に時間がかかるとの見方を示した。(13:24)

こんな閣内のもめ事を放置している安倍ちゃんは一体何をしてるんだか。

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