« ネパール航空 機体の不具合で空の神に生け贄の山羊を捧げる | トップページ | 「マスコミたらい回し」とは?(その103)なぜか忘れ去られる「フリーライダー(福祉タダ乗り)」論 »

2007-09-08

現説 藤原宮大極殿院南門(飛鳥藤原第148次)@9/8 13:30- 奈文研

今日は13:30から藤原宮跡で
 藤原宮大極殿院南門の現説
だ。
場所はこちら。
http://www.nabunken.go.jp/record/setsumei/img/2007/20070908/f20070908.jpg

最近、現説に来るのはいいけど、マナー違反のヒトが多いらしく、こんな警告付き。


発掘調査現地説明会

飛鳥藤原第148次(藤原宮大極殿院南門)の現地説明会を開催いたします

【日 時】 2007年9月8日(土)
説明は午後1時30分〜 1回行います ※小雨 決行
【場 所】 奈良県橿原市高殿町
「飛鳥藤原第148次(藤原宮大極殿院南門)」発掘調査現場
【交 通】 近鉄大阪線「耳成」駅下車南へ徒歩25分
【報告者】 都城発掘調査部 研究員 高田 貫太
都城発掘調査部 研究員 箱崎 和久
※ 駐車場は、ありませんので車でのご来場は、ご遠慮下さい。
なお、現地説明会場へは地図の矢印の道順でお越し下さる ようお願いします。
現場周辺の畦道や水田を通ることはご遠慮下さい。

畦や水田は私有地だからな。結構、畦や耕作地を踏み荒らしてるヒトがいたりして驚く。(所謂「銀塩orデジタル一眼オヤジ」集団だったりするから、もっとびっくり。写真さえ撮れれば、いいのかと。)

今回出てきた大極殿院南門跡は、かなり大きいので話題になっている。
読売より。


奈良・藤原宮跡 大極殿院「南門」基壇・階段跡が出土

大極殿院南門にあった階段の一部と見られる石材(6日、奈良県橿原市の藤原宮跡で)=吉野拓也撮影
http://osaka.yomiuri.co.jp/inishie/news/img/is70907a.jpg

 奈良県橿原市の藤原宮(694〜710年)跡で、天皇の即位など国家的儀式を行った大極殿院の正門「南門」の基壇跡と、南北に取りつけられた幅約25メートルの階段跡が出土、奈良文化財研究所が6日、発表した。門、階段とも最大級で、続日本紀に律令国家成立を国内外に示したと記された大宝元年(701年)の元日朝賀が行われた舞台だった。同研究所は「新しい国づくりの出発を荘厳に演出したのだろう」としている。

 土壇が残る大極殿の南50メートルを調査。南門の礎石と柱を据えていた基壇(東西39・1メートル、南北14メートル)と南北にそれぞれ階段跡(東西24・7メートル、南北1・2メートル)の遺構が出土した。過去の調査で見つかった11枚の石材が、階段の1段目に当たることも判明した。門は東西約35メートル、南北約10メートルの平屋構造と推定され、階段幅は平城宮第1次大極殿院の正門より約10メートル長い。基壇の下は、地面を約1メートル掘り込み、土と砂を交互に入れて層状に棒で突き固める「版築(はんちく)」の技法で地盤を強化していた。

 続日本紀には、文武天皇(683〜707)が役人からあいさつを受けた元日朝賀で、南門近くに、朱雀や白虎の四神などを表した7本の幢幡旗(どうばんざお)を立て、新羅の使者らが参列したという記述がある。現地説明会は8日午後1時30分。

 鈴木嘉吉・元奈良国立文化財研究所長(建築史)の話「天皇中心の律令政治のスタートに当たって、天皇の威厳を示す儀式にふさわしい大きな門と階段だ」

元日朝賀
 元日に天皇が貴族や役人らから、年始のあいさつを受ける儀式。皇太子以下の臣下が南門に向かって朝堂院に並び、天皇は大極殿の高御座(たかみくら)に着く。律令制下の重要な儀式だが、平安時代中期以後は行われなくなった。


(2007年09月07日 読売新聞)

うちからだと実に不便な桜井線乗り換えで、耳成下車が吉かな。
幸い、今のところはお天気が保っている。
デジカメの電源はチャージしたばかりなので、頑張っていってこよっと。
帰りは、おふさ観音方向に行くか、素直に耳成駅に戻るか、悩むところだ。昨日、徹夜明けで一本研究会発表をしてきたところなので、体力の残り具合で決めよう。

|

« ネパール航空 機体の不具合で空の神に生け贄の山羊を捧げる | トップページ | 「マスコミたらい回し」とは?(その103)なぜか忘れ去られる「フリーライダー(福祉タダ乗り)」論 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 現説 藤原宮大極殿院南門(飛鳥藤原第148次)@9/8 13:30- 奈文研:

« ネパール航空 機体の不具合で空の神に生け贄の山羊を捧げる | トップページ | 「マスコミたらい回し」とは?(その103)なぜか忘れ去られる「フリーライダー(福祉タダ乗り)」論 »