産科崩壊 「緊急搬送されてきた産科未受診の妊娠30週の早産」を受け入れたら、「堕ろせ」と罵倒され、治療費を踏み倒された上に、子どもを捨てて逃げました→加筆あり
マスコミが絶対に報道しない話。
産科医絶滅史43巻〜クーパーを使うこと自体違法〜スレッドより。
255 :卵の名無しさん:2007/09/06(木) 11:05:23 ID:NkIJmq1j0
妊娠しているかもしれないという女性の下腹痛の救急搬送依頼を受けたら・・・子宮口はほぼ全開、超音波の推定体重から妊娠30週程度。
周産期センターに連絡を取るも搬送する時間なんかもう無い。
とりあえず、新生児の搬送依頼をして分娩に立ち会うことに。
事情を付き添いの知人男性(たぶん腹の児の父親。特定職種で
流行のだぶだぶの紫色のズボンをはいており猛烈に酒臭い)
に説明をすると「子供はいらないからおろしてくれ。」と。
そんなことはもうできないと説明すると「なんだテメー。」と
興奮して椅子や壁とキックボクシングをはじめた。
相手をしている暇はないので、妊婦に分娩になることを説明すると
ふてくされたように横を向き目も合わせない。
そのまま分娩となり(飛び込みDQNは何故か安産が多い)、
新生児を蘇生して知人男性の「誰の許可を得てテメーは・・・」との
お言葉を頂きながら新生児を搬送。
妊婦はお支払いもなく翌日ドロン。児を引き取るつもりも能力もなく
児は施設へ。周産期センターの医師からはやんわりを嫌みを言われ
「何で俺が・・」と思いつつも今後のお付き合いを考えただただ謝る。
本当に妊婦をたらい回しなんてする人の気持ちがしれませんね。
妊娠30週といえば、
八ヶ月半だから早産
である。母子ともに危険だ。
運ばれてきた妊婦さんの付き添い男性に
堕ろせ
といわれた上に、早産の子どもは仮死状態で生まれ、必死に蘇生したのに、両親はそのまま逃げてしまった、という悲しすぎる話。しかもこの場合産科だけでない、
NICUにも支援
してもらっているのだ。たぶん、この赤ちゃんの救命で、もう一人別の赤ちゃんが他の医療機関にはじき出されているかも知れない。
255先生には同情の声が集まっている。
262 :卵の名無しさん:2007/09/06(木) 11:52:47 ID:u17u/wq90
>>255危険な橋を渡って、母、子ともに助けてあげたにもかかわらず
その母親、父親からは感謝されず、あげくの果てには、産み逃げですか?
はあ。。。
その上、子供を置き去り。。。以前なんかの記事で見ましたが、8人の強産テロのうち、6人は産み逃げ
1人は、子供置き去りだそうです。このような人たちのために、休日、夜間、命を削りながら働かれている先生方。。。
つらいですね264 :卵の名無しさん:2007/09/06(木) 12:02:43 ID:bcPmqAU+0
>>255
それでも産科を続けているんですか
これでも
医は仁術というのを忘れたか
とか、暴言を吐きますか、マスコミ。
このような
飛び込み分娩
のことを
強産
と名付けたヒトがいた。
600 :卵の名無しさん:2007/09/08(土) 09:32:46 ID:CWQfqRVH0
>>255妊婦はお支払いもなく翌日ドロン。児を引き取るつもりも能力もなく
児は施設へ。周産期センターの医師からはやんわりを嫌みを言われ
「何で俺が・・」と思いつつも今後のお付き合いを考えただただ謝る。
‘@またまたカメレスすまそ
こういった事態がかならずおこるだろう、で、強訴にちなんで強産、って予防
ってこのスレではなしたのが一年前
意外とはやかったというか????感慨無量か???
あれから一年経ちましたね。
日本の産科医療は、医療従事者は疲弊し、トラブルを起こす患者さんは増え、ますます
産科絶滅への負のスパイラル
に入っていますね。で、マスコミが
たらい回し報道で、絶滅の速度を速めている
ってことでしょうか。
おまけ。(18:30)
「医は仁術」はどこへ
と、医師を非難する、とてもステキな
紀伊民報の9/6付社説
を載せておく。
9月6日(木) 「『医は仁術』はどこへ」救急車で運ばれる妊婦の転送先が決まらず、死産した奈良県の事例は、内容が明らかになるにつれて何か背中に冷たいものが走るような気がする。
▽救急搬送という、人の生命にかかわるような事態に、受け入れを断るような病院がいくつもあったということは、常識では考えられないことだ。札幌市でも昨年1年間で、妊婦ら女性5人が救急搬送中に、病院から受け入れを拒否されていたことが分かった(本紙5日付)。この5人は、かかりつけ医がいなかったからだそうだ。
▽たとえかかりつけ医がいなくても、病人を治療するのが医師ではないか。日本の医道は、病院の建物が立派になり医師の人数が増えただけで、算術(もうけることを考える)は発達しても、仁術(じんじゅつ=損得を度外視し、奉仕的に治療する)は発達していないとみた。
▽死産問題に関して、舛添厚生労働相は「奈良県では昨年にも同様の事故があったのに検証もしておらず、これでは救える命も救えない」と厳しく指摘している。「救える命も救えない」という指摘は奈良県にとって、ある意味では屈辱的だ。奈良県は厳しい宿題を与えられたのである。
▽和歌山県でも、お産のできる病院は減っている。そうした現状を踏まえ、医療関係者や地域の首長は、この出来事を「他山の石」として受け止め、いろいろな場合を想定して、具体的な対策を考えておいてもらいたい。(香)
こうした
「大本営発表」の精神論
を脊髄反射のように書き散らす、紀伊民報の「香」氏には、
インパール作戦時の第十五軍司令・牟田口廉也中将の訓示
を捧げる。(高木俊朗『抗命』より)
諸君、佐藤烈兵団長は、軍命に背きコヒマ方面の戦線を放棄した。
食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった。
これが皇軍か。
皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。
兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。
弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。
銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。
腕もなくなったら足で蹴れ。
足もやられたら口で噛みついて行け。
日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。
日本は神州である。神々が守って下さる。
なお、この有名な訓示を、Yosyan先生は
産経新聞の社説
に捧げられており、コメント欄で774先生が、それをパロディにしたものを披瀝なさっている。
新小児科医のつぶやき 2007-09-02 マスコミよ これでもヒマか 夏の夜
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070902
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コメント
こんなのがあったんで貼っておきます
“妊婦たらい回し問題” 「妊娠しても受診しない女性、確信犯だ」の声も…費用未払いで「産み逃げ」も
http://blog.livedoor.jp/news2chplus/archives/50987057.html
投稿: sakimi | 2007-09-08 11:58