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2007-11-07

小沢一郎辞意撤回(その2)民主党は心機一転巻き直しで人心一新・人気回復の大チャンスを自ら放棄した

オザワ劇場中継に忙しかったNHKの中の人からメールが来た。
 自党を「政権担当能力がない」と斬って捨てた小沢を拾い、代表選挙をやらなかった民主には、公党としての資格はない
という厳しい内容だ。
 民主党はピンチをチャンスに変えなきゃダメなんだから、それを打開するには「代表選挙」しかない
というのである。ま、
 密室で代表が辞めるといったり、やっぱり辞めないと決まったりする姿

 民主的な選挙によって選出された国会議員のやるべきことではない
のは確かだ。そもそも
 民主党の「民主」って実は密室ボス交かよ
とみんな理解してしまってるからな。てか
 これだけ迷惑掛けたんだから、自分で出てきてコメントしろよ、小沢一郎
と、ほぼ、みんなが思っている。

で、報道機関の中の人の見方としては
1. たいていのメディアの政治部の人達は人事が何より好きだから、それがたとえ野党の民主党の代表選挙でも、やる、と決まったら、最低1週間はどのメディアも民主一色になる→NHKも当然、大きく取り上げ、カネで買えないNHKのニュース枠の常時専有という夢の1週間が来る(ただし共産党とか社民党だとそこまでやらないと思われる)
2. 年金の長妻、論客の馬淵と若い人材がいるんだから、このあたりの斬新な顔を集めて選挙をやるなら、国民も「民主はやっぱり本気だ」と民主人気がぐっと上がるし、今回の醜態による失地回復は相当見込める→一度ついた悪評は、「自らの手で代表を決める」という「民主的手段」で払拭する
3. 旧態依然と思われている自民党は、実は総裁選を行う過程で、各候補が磨かれ、小泉純一郎が「化けた」ような「代表選のケミストリー」が起きるのだが、それを拒否している民主党は、自民党より遙かに古い体質で、人材育成の点でもアウト
4. 「オザワる」は「アベする」よりもNGであるのに、「頭の鈍い、信用できない人物が野党党首であり続ける」のは、民主党にとってはもちろんだが、国民にとっても、百害あって一利なし
とのことだ。

わはははは。報道機関の中の人は辛辣だな。
そりゃ、こんだけ振り回されて、しかも
 それが茶番だと途中から誰もが分かっていたんだけど、報道しなければならない状態
だったから、怒りが向かうのは当然だ。
で、この怒りは
 今後の民主党に関する報道
についても恐らく向けられるだろう。これからは、民主党に有利な報道のされ方は減り、厳しい見方が増えるだろうね。NHKの政治部はどうするか知らないけど、おそらくは、しばらく民主に厳しい論調だろうな。

「密室の中で代表慰留」したことで、
 総裁選なき時代の自民党より古い民主党の信用できない体質
を、白日の下にさらし、メディアの政治部の中の人達をすっかり敵に回しているのに、民主党、選挙に勝てますか?

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